中国の灰色のサイ & 『中世ヨーロッパ』2 | Hiroshiのブログ

Hiroshiのブログ

今後不定期投稿となります

<数値目標>
https://www.duolingo.com/learn
ダイヤモンドリーグ +234XP,45495XP,一个小时二十二分钟。

https://www.youtube.com/watch?v=-aNrg-q3u7w&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=9
HSK3~4 #7~9 背了四十四分钟的单词。

https://www.youtube.com/watch?v=cH_inzpdqlo
李姉妹ch,十分钟。一共两个小时十六分钟。

金曜の取り返し分。



<昨日の話題の追加情報>
昨日アメリカ人の西欧中世研究家の本を読んだことがないとしたが、あの『死者と生きる中世』を書いた、パトリック・ギアリは大学院までの教育をアメリカの実証的環境のなかで受けたとして、自分の分野でも同じような欧米間の研究スタイルの違い、視点の違いを話題にしたことを思い出した。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/76/trackback

但し、記憶にある限り、アメリカ人の西欧中世研究家の本を読んだのは、これだけなので、これについてはいずれにせよ今後の課題。

…それにしても不思議なこと! 夜中に目が覚めてこのことを思い出した。多分夢の中で気がついたのではないかと思っている。忘れないうちにということで、真夜中に起き出してメモしたのが深夜の3時(爆)




<公民館のお仕事>
無事蛍光灯の付け替えは成功。何しろ一般家庭の天井と違い、公民館の天井はかなりの高さがあるのでそれなりの準備が必要。初日焦って危険な状態で取り替え作業をしたがあればマズイ。安全第一。

それにしても何故、保存されていた蛍光灯(開封済み)では点灯しなかったのか? まさか切れた蛍光灯菅をそのまま保存していたとは考え難いが、意外とそうかもしれない。

トイレのノブは固定できるかと思ったが、例え破損部分を接着剤で固定しても長くは持たないだろう、やはりここは完全に取り替えるべき。問題はそうした交換の経験がないこと。構造を見る限り難しそうではないが、経験がないと心理的ハードルが高い。しかし、いい経験なので「真珠の涙」さんのアドバイスを参考に、一度自分でトライしてみたい。何でも経験が重要。

急ぐことではないので区長さんから「来週の役員会で経験者がないか皆さんに聞いてみては?」とのことだったのでそれに従うことにした。もし経験者がいれば自分でやるにしても安心だ。



<中国住宅事情>
男子汉さんのところで最近の中国の住宅事情が話題になっていた。それでコメントすると共にちょっと今の時点での自分の理解を纏めて、記録に残してみた。
https://ameblo.jp/nanzuhan/entry-12709587099.html

「建て替え」問題が今後の最大の課題ではないかと個人的には考えている。今建築中の住宅や新規購入の問題以上に、既に膨大な数の住宅が建っていて、しかも沢山の人が現に住んでいるのだからこちらの方が将来的には大問題のはず。

以前男子汉さんのところで話題にしたことだが、2007年の物権法で住宅は70年、工業用地や公益施設50年、商業用地40年が使用権の期限。
https://blue.ap.teacup.com/salsa2001/4323.html#comment

あの時、男子汉さんによれば、80年代に建てられた建物が多数あるので、そろそろ建て替えの時期に来ているとの話だったが、その時点では「建て替え」の際の様々な法的問題は具体的には決まっていないように理解した。あれからどうなったのだろうか? それに中国の住宅は日本のそれに比べ質が非常に悪い。
http://ameblo.jp/nanzuhan/entry-12102960869.html

「建て替え」になれば、自宅保有者は建前上「使用権」だけなので、建て替え費用はデベロッパー負担なのか? 確か借家の場合も修理は房东さんもち。これがビル全体となれば全国で巨額なものとなる。今の状況だとますますデベロッパーを破産に追い込むようなことになりそうだ。それとも国が全て面倒をみる??

これは明らかに中国の「灰色のサイ」となるはず。すなわち、「見逃されやすいが、気づいていても解決の難しい問題」。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6634/trackback




『中世ヨーロッパ』2
著者はイントロの最後で『中世は、私たちの現状の自己理解の鏡像』としている。p016 実にその通り。

著者は西ゴート族はローマにさしたる打撃を与えなかったし、彼らが立ち去るとすぐにローマは復興したとし、p033 実際西ゴートは6日目に早々に退却している。また、ヴァンダル族も15日しかローマを占拠しなかったらしい! p038

しかし聖ヒエロニムスなどのローマ略奪に関する書簡は大きな影響を与えた。また近代のギボンの『ローマ帝国衰亡史』の影響も大きく「暗黒時代」の到来をキリスト教に求めた史家だとする。p037

確かに5~8世紀に都市が縮小し、交易が衰退したのは事実としながらも、11世紀~15世紀は人口が増大し、交易が盛んになった時代だとする。p042 

先にも述べたように、90年代にこの分野の本を読むようになった私にとっては常識の範疇。それを人は「ロマネスク・ルネッサンス」と言っている。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/23/trackback


第二章では「中世の人々は地球を平らだと思っていた」という章だが、これはどうだろう? 確かに天動説はかなり長い間、多分有力な説だったが、それでも地球が丸いことはかなり知られていたはず。それは水平線でも、天体観測からも当時の科学の水準でわかっていたことではないか? 

しかし著者は現代人は中世人が地球という点についても誤解していたという。そして色々な中世の哲学者や科学者の著作を通じて、その中にはあのトーマス・アクィナスも含まれるが、すでに地球が球形であることが議論されていることを示す。p075 

例えばアクィナスはあの『神学大全』で天文学者と自然学者は地球が丸という結論を前者は数学で、後者は物質そのもので証明する」と述べているらしい。p084

更には11世紀から12世紀にかけての、バースのアデラードのように球体の地球に貫通する穴を掘れば石はどうなるかを議論する著書『自然に関する諸問題』を引用する。勿論、その中では引力の記載はないし、天動説に基づき、投下された石が、地球の中心で停止するとまで述べている。p078



う~ん、ここらも「昔の常識」なしで、90年代以降の「新しい西欧中世史」から入ったものからすると意外性はない。


<データーベースとして>
ローマ帝国の人口の30~40%は奴隷。p022