<期待の新型コロナ飲み薬>
梵さんのblogでモルヌピラビル、Molnupiravirが取り上げられていた。
https://ameblo.jp/fang289196664/entry-12702751977.html
Wikiによればインフル用に開発された《実験的》抗ウイルス薬だとか。これは治療薬で健康な人に接種されるワクチンと違い(接種時点では感染によるリスクはゼロ)、既に感染した人(その時点で発病による高いリスクが存在する)に使用されるので、明らかなリスク計算が可能。承認は早いはず。
梵さん情報では値段が高い(現時点で5日間の治療で 8万円!)とのことだが、構造は極めて簡単。化学合成は容易なはず。高価なのは特許とかの関係だと思うが、これは特例処置が確かあったと思う。
いつも使う、日本語版KEGGにはまだ登録されていないが、Genome Data BaseのKEGGには登録されている。またPubChemにも表示される。見るからに核酸誘導体でRNA合成阻害剤。興味のある方は下記データーベースで遊んでください。いろいろリンクやツールがあります。例えば3Dで構造が色々な角度から回しながら眺められます。
https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/145996610
https://www.kegg.jp/entry/D11943+-ja
https://www.ebi.ac.uk/chembl/compound_report_card/CHEMBL4650320/
因みに、CAS# が、2349386-89-4なのか2492423-29-5かデーターベースで違う。どちらかが間違いなのではないか? CAS番号は重要情報なので早急に訂正されることを望む。
<地元コミュニティーの進化?>
昨日公民館にコピー機が納入されてその立ち会いで1時間ほど区長さんと雑談。
今度の新しい区長さんは若く、現役ということもあり進んでいる。先に回覧板のデジタル配布について私の方から提案していたが、早速公的名称でG-mailを準備したと事。メールアドレスがあればクラウド上に資料を置けるので、早速回覧板のデジタル配布が可能になる。高齢化が進んでいるこの地区では、しばらくはハードコピーでの配布は必要だが、そのうち誰しもがスマホに移行するだろうから、やがて紙での配布は不要となる、その1歩。
役場にウェブサイトの開設を去年個人的に相談したが、役場はやりたがらない。仕事を減らすことしか頭にないようだ。
今度の区長さんは公民館にwifiを設置する事まで計画中だとか。直接の動機は公民館でスマホ教室とかを開催する必要に迫られての事らしいが、それがあればさらに様々な利用が可能になる。組長になった3年前は、予想も出来ないような進み方だが、それだけ社会がドンドン先に進んでいるという証拠だろう。
私の公民館長任期中に公民館のクラウド予約とリモート解錠を進めたが、今度の区長さんの時代に回覧板のデジタル配布と公民館の無料Wifi化が進めば、いろいろなことが可能になる。あとは地区住民の知恵の出しどころ。
『自由の命運』17
ここでサリカ法典については著者らもローマ法典とは似ていなかったというが、それは私も同じ理解だ。そもそも差別的だし、復讐も認めていたし、(ローマ市民間の)公平と国家による秩序を第一とするローマ法とは雲泥の違いだ。それでも著者らはこのサリカ法典を、
『ローマの国家構造とフランクの規範および政治制度との融合にむけた、さらなる一歩だった』p268 という。
う~ん、ちょっと色眼鏡的と感じてしまう。大御所に対して無礼、傲慢の限りですが(汗)
更にイギリスのウィリアム征服王がヘイスティングスでイギリス軍のハロルドを破りイングランドを征服したことを記念する、「バイユーのタペストリー」に描かれる内容を紹介する中で。おっ! ここで「バイユーのタペストリー」が出てくるとは!!
彼、ウィリアム征服王がイギリスのエドワードの法典の再確認、即ち
『征服王がくる前から存在した足枷を再確認することにもなった』という。p279
いやはや、どうも西欧至上主義が鼻につきます!
但し、以下の点は同意できる。即ち、ウィリアム征服王の治世になると、昔の復讐法が変えられ、
『人に支払われる罰金が国家に支払われるものに替わる』という点。p280
つまり親族やクランから政府の権利に移したという点。つまり<リバイアサンへの権利>としたこと。ここであのマルク・ブロックが出てくる!!
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/72/trackback
なんだか著者らを経済学者というよりは歴史学者とした方がいいような気がする。