グダグダの1日 & 『コロナ危機の経済学』10 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<数値目標>
https://www.duolingo.com/learn
ダイヤモンドリーグ ~場所5 +30XP,35727XP 十六分钟。

https://www.youtube.com/watch?v=rqCA-PAqcdE&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=12
HSK4 #12~13 背了二十九分钟单词。一共四十五分钟。
今日は意欲なしで中断。土曜学習決定(涙)

运动;一堂Salsa课(Up時の時点では予定)午前10時18分時点




今日は勉強も読書も気力がないのでゴロゴロしているので早めにblogをアップ。サルサ教室には必ず行く予定。行けば運動するのが対面教室の利点。リモートだとそうはいかない(汗)



『コロナ危機の経済学』10
11章ではあのSIRモデルの話で、よく聞く内容だったが実例に即して考えたことはなかったので非常に勉強になった。以下の文章や図はオリジナルを大幅に変えて、自分に分かりやすく書き直しているので、本来のものとは相当異なる。間違いもあるかもしれないがそれは私の責任。

感染症の伝染はたった2つの数字でモデル化できる。すなわち、
1) 一人の患者が何人の未感染者に感染できるか?
2) 感染者は治癒後、免疫を得て未感染者のプールから退場する。

つまり最初の集団、日本だと1億2千万人のコロナ未感染者がスタート時点で、1)が決まれば、ある決まった時点(但し免疫が有効な時間)での新規感染者の数が決まる。

勿論、元々、コロナに感染しにくい集団がいたり、ワクチンが普及したり、あるいは逆に免疫が付きにくい感染の場合はこの限りではないが、それは何もわからない段階では、議論しても無駄なこと。まずはこれでモデル化する。

これらは加減乗除だけなのでパソコンがあればEXCELで簡単に計算できる。そのイメージが図3、4に乗っているが非常に分かりやすい。p191

 

 

これを基に様々な国で異なった感染対策が取られた。まずコロナはエボラのような致死的な感染症ではないので、感染ゼロだけが取りうる方策ではない。致死率100%だったらゼロコロナしかない。

但し国によりゼロコロナ対策をとった国もある。例えば中国、台湾、ニュージーランドだ。この本では不思議なことに中国は挙げていない。p192  著者、関沢洋一氏がどのような政治意識を持つか知らないがちょっとこれはダブルスタンダード。ちなみに同氏は経済産業研究所上席研究員。p187

それは兎も角、話を戻すると、取りうる方策は3つ。去年の5月の時点ではR=2.5程度とされていた。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6164/trackback

1)ゼロコロナ=抑圧戦略、R0=極小 中国方式。

2)緩和(個人的には「放置」とした方が分かりやすい)戦略でこれは最初スウェーデンが取った方策で、高齢者を除く国民の多くに集団免疫をとらせる方策。 R0=大

それと2)+ 1)の3)ジグザグ戦略、抑圧(ハンマー)と緩和を繰り返す方法で現在の日本が取った方法。右上の図。この戦略はある時点での感染者数が医療崩壊を起こさないように調整する点がポイント。

1)は人的活動を抑えることになるので経済損失が大きいがウイルスは生物ではないので人の活動で運命が決まる。それゆえ、殆ど感染者を低いレベルで抑えることが可能。但しこれは現状のように世界中でコロナが蔓延した場合「出口戦略」が非常に難しい。何故なら外国は全て汚染国だから。今まさに中国が直面している問題。感染爆発とそのピークを抑えることができるが感染リスクはコロナが存在する限り続くので緩めた段階で2)と同様になる。 

3)ジグザグ戦略は殆ど全ての国が現在取っている方法で、この場合の天井値を決めるのは医療体制。どれだけの重症者を許容できるかだし、緩和のタイミングを決めるのが非常に難しい点だ。

緩和のタイミングは感染者の数を正確に決めることにかかっているのは、この数式を見るだけで高校生でも分かるはずだが、日本政府は情けないことに、これに失敗している。なぜなら

感染者(不顕性感染者を含む)を測定する唯一の方法であるPCR検査体制が未熟のままだから。何故、このような当たり前の論理が分からないのだろう?

ジグザグ戦略、の戦略を取ることを決めたのなら感染者の数を正確に測定することが必須なのにそれが分かっていない。官僚と政治家が数学の素養がないと考えるのは間違いか? でも専門家の意見を聞いているはずだが?? いややはりアリバイ工作に過ぎないから、やはりこうなのだろう。