自然災害と人的災害 & 『コロナ危機の経済学』6 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<今朝のハザードマップ>
今朝は朝から大雨のニュースが連続して流れる。九州全体に被害が出ているみたいだ。しかも雨はこれから更に1週間程度続くようす。

いつもの団地下の井野川沿いの散歩路は「崖崩れ:紫色斜線部分」と「浸水:青線」の発生予測が出されている。図は8時半の段階。今後、さらに数日大雨が続くとされているのでさらにリスクは高まるはず。町内の一部、この部分を含む地域の住民には避難指示が既に出ている。コロナ禍の中での避難は大変だろう。水害が自然災害とするならコロナは人的災害。この二重の災害に備えないといけない。
https://weather.yahoo.co.jp/weather/levelmap/?lat=33.55944247672403&lon=130.51791846422066&z=16.311024996667662

 

 



昨日の夕方は当然のことながらいつも川沿いの散歩路にたむろする野良猫たちは1匹も見なかった。彼らなりに避難しているのだろうが、ご飯は貰えているのか? 一方、自宅に遊びに来る太った元雄猫は雨宿りできる裏庭の洗濯干し場で寝ていた(笑)




『コロナ危機の経済学』6
7章は「新型コロナウイルスと食料安全保障」。著者は山下一仁氏。おそらく長い事、出勤時間帯に運転しながら聞いていた『ビジネス展望』のメンバーと同一人物だと思う。農業については殆ど無知だったので非常に勉強になったし、いつも同意見というわけではなかったが、信頼出来る人だと感じた。それが何より重要。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3954/trackback

穀物の価格は過去100年間長期低下傾向にある。1912年からほぼ1/3。その理由は人口の増加を上回る生産量の増加。例えば1961~2016年まで人口は2.4倍の増加だが、米・小麦は3.4倍に増えたという。p129

最大の穀物輸出国である米国は1973年に輸出制限をしたところブラジルなどが市場を奪い、輸出農家は苦境に陥った。其れゆえ、二度と輸出制限はしないだろうという。p131  ただし、インドのような農業技術レベルの低い国では生産が安定せず、輸出国になったり輸入国になったりするとか。インドのような場合は高騰した食料を買える経済力がなく飢餓に陥る可能があるのでその限りではない。p133 其れゆえ、一番重要なことは <途上国における貧困、食料生産技術の向上が重要> だとする。p134

バイオエタノールの開発は穀物価格(トウモロコシ)と原油価格が連動する。トウモロコシの用途の3~4割がエタノール向けらしい。p134 これほど大きくなったとは知らなかった!

いずれにせよ、バイオエタノールは環境問題というよりは米国の戦略的な動き。「トルティージャの警告」として昔、話題にしたことがある。
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