地元の雨による被害 & 『コロナ危機の経済学』7 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<コロナ下の再訪>
土曜夜はいつもの「小さな村の物語」イタリアを見る。10年ぶりにコロナ下の村を再訪する。
https://www.bs4.jp/italy/articles/g2qmf6qgb6amtka9.html

最後に動物たちと一緒に山小屋で過ごす老女の言葉がいい。

『10年後にまたここで会いましょう。75歳になっているけど、今みたいに犬に囲まれタバコを持って待っているわ』




<雨の被害>
土曜と日曜は自治会の仕事であちこち出向く。この地区は台地上にあるので水害の心配はないが崖崩れの危険性が高い。自治体からのお知らせと、住民からの通報で大規模な崖崩れと石垣からの水漏れの報告がある。前者は既に自治体が動き通行止めにして工事が開始されている。後者は公民館前の石垣から漏水。

 

図3

目立たないほど僅かな漏水だが5メートルほどある石垣の内側に雨水が溜まっている証拠。石垣の崩壊に繋がる可能性があるので役場に連絡が必要。日曜日に再度訪れると既に漏水はなくなっていたので石垣の内部の水は既に全部流れたのだろう。但しまた月曜日から長雨が予定されているので注意が必要。

それとついでに以前から気になっていた調整池にも足を延ばすと予想どおり大量の水が溜まっている。この池は10メートルもあるコンクリートの壁で支えられているが、万一崩壊したら大変なことになる。翌日行くと水はほぼ完全になくなっていた。住民でこれほど危険な場所があるというのを知らない人も多いと思う。

 

図3 最後の写真は役場のFacebookから。この壁の後ろに雨季には巨大な池が出来ることを知る人がどれだけいるだろう?




『コロナ危機の経済学』7
著者は日本の農政について厳しい批判を上げる。曰く、

『国内の農業、農政は食料安全保障に貢献してきたのだろうか?(いや、それはない)』p135

その理由は米価を巨額な補助金による減反政策で据え置き、食料自給率を低下させている。

現在の額は知らないが2013年段階で、1兆8千億円の稲作産業に対し、1兆円の税金が使われ、これで米価が高止まりされていることをもっと国民は知るべき。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/3359/trackback

そしてそれを許しているのがが農協とそれに繋がる族議員。利権議員の象徴でまさに田舎政治屋。

ここで1つ新たな事実を知る。80年代のカルフォルニア米を知るものにとっては米価が当時、日本のそれの半分以下だと記憶してしたが、実はこれは現在かなり差が縮まり、同じ質の米がほぼ9割程度。

著者はもし減反をやめれば価格が米価格が半額程度の7千円くらいになるので差額の四千円程度儲かるという。しかも、こうした輸出が起こると国内供給が減るのでやがて国内価格も上がるだろうという。p137 

どれだけ。こうしたストーリーに信憑性があるかどうかはわからないが、こうした話はこれまで聞いたことがない。もし異論があれば盛んに公開の場で議論してもらいたいもの。