<枯れ木も山の賑わい>
研究者の「生存確認」のために必要なこと。
大昔、院生の時、敗戦処理としての論文を、当時インパクトファクターが1程度の某日本の学会誌の英文誌*に出すときに恩師が宣った言葉がこれ。
『枯れ木も山の賑わい』
どのような状況であれ、<まだ(研究者として)生きています!> という意思表示。
*現在では何とインパクトファクターは3以上!! 凄く上昇している。これは日本人研究者の努力の成果。
https://academic.oup.com/jb
これは、熊吾郎さんのblogからインスパイヤーされたもの。
https://ameblo.jp/nobodys-got-time/entry-12690876672.html
<中国AI研究、米を逆転 論文の質・量や人材で首位>
今更の記事だが、記録しておこう。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC134R40T10C21A7000000/?unlock=1
こうなることは何年も前から予想されていたこと。当時、
『ぬるま湯の中で「日本は凄い」とか言って自己満足の世界に浸っているうちに、日本は後進国になりつつあるのかもしれない』
など述べていたが、実際に後進国になった。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5015/trackback
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5260/trackback
後進国としての日本。これは何もAIのような雲の上の話だけではない。目下最大の問題であり、身近な問題でもあるコロナ対策についてもの同様!
これも「ちー」さんところの話題に触発されたもの。
https://ameblo.jp/changzi728/entry-12690346625.html
『コロナ危機の経済学』3
第二章の担当著者である慶應の鶴光太郎氏はいう、
『無闇に検査数を増やし軽症の患者が病院に殺到すれば医療崩壊が起こる』044
しかし、そんなことは武漢を見ていれば当然誰でも予想できるもの!、だからアリーナでも体育館でも改装して臨時の軽症者、あるいは不顕性感染者用の隔離施設を作るべきだというのは素人でも思いつくアイデアだし、その為の施設見取り図すら無菌実験動物施設を参考に自作したくらいだ。
それも去年の3月時点の話だ。この人は商学部教授らしいが、少なくとも感染症の知識はないのでは?
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6109/trackback
それは兎も角、著者は今回のコロナ危機であぶり出されたのは、日常的デジタル化の遅れを指摘し、これは「イノベーター(正確にはイノベイションの言葉を使用)のジレンマ」の典型例だという。まさに先日読み上げた本、『イノベーターのジレンマ』のそのもの。何故なら、日本はそれまで情報の伝達に関しては優れた<人力>があったという。それをなかなか捨てられないということ。p056
それはよく判る。わざわざ便利なATMがあるのにナゼ、キャッシュレス? あるいは親切な役場で対応してくれるのにナゼ、電子申請? ということだ。
付け加えると、いつでも公民館長が電話対応してくれて、鍵も手渡してくれていたのにナゼ、クラウド予約、リモート解錠? ということ。
しかし、持続可能性や利便性、即時性を維持するには進歩が必要ということ。「今のままで満足」というのは「明日は不満足」ということ。
第三章では「パンデミックに対応できるセーフティーネット」の話が続く。確かに様々な面で、即時対応ができないこれまでの仕組みがあることは判ったが、それは今の問題ではない。今緊急にしなければならないことは制度の変更よりも目の前のパンデミックの収束、即ち医療体制と困窮者の救援ではないか? そう感じると 「つまらん内容だ!」 と読む気が薄れた。
第四章でも財政の立場から「平時の体制の不備」が語られる。p077 具体的にはマイナンバーの普及や紐付けの話。
でも、
そんなことは大昔から分かっていたこと!。
それに対し、「国民背番号制」などと言って、強固に反対する者たちもここで名指ししておいた。今さら議論する話ではない。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5689/trackback
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5396/trackback
それでも1つ参考になる話として、英国では2013年より雇用主が給与を払うたびに源泉徴収額と合わせて給与情報をオンラインで提出することが義務付けられているとか。これなどは早く日本も導入すべき。p079
これをマイナンバーと紐付けすればパンデミックの際に速やかな給付金の支給などに活用できる。これにまた「自由」や「個人情報」を理由に反対する者たちもいると思うが、彼らは実は「脱税の自由」を求めているだけ。
今日も「怒り心頭」の老人からでした!