『政治経済の生態学』2 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<数値目標>
https://www.duolingo.com/learn
エメラルドリーグ + 30XP,21160 X,十九分钟。

https://www.youtube.com/watch?v=rqCA-PAqcdE&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=12
HSK4,#11~12 背了四十六分钟单词。一共一个小时五分钟。

运动;一个Salsa课



今日も勉強意欲が今ひとつ、外気も暖かく快適なので半分屋外で読書三昧、web三昧。但し、読みかけの本は内容が難しくそれほど読めず。気分転換したり、気楽な本を並行して読んだりする時間の方が何倍も多かった。年取ると脳がついていけず、新しい分野(政治・社会制度)への理解は大変です(涙)

 

『政治経済の生態学』2
戦後の政治学の流行として、「科学的手法を使えば… 社会・政治活動を規定する法則を発見し… (このような手法)から生じる問題は人間社会が物理的世界と同じ法則や原理で機能するとみなしている点である」という。p9 

そのように理解している。だから最近は行動経済学や行動政治学が大事だと感じているが?? 著者はこれに問題点を感じているようだが??

さらに著者は現在進行中の世界経済の大きな変化(グローバル化)に対応する国家を地球温暖化にたとえ、同じ温暖化が類縁の生物に与える影響はその生物種が住む環境により様々な変化を引き起こすことを示唆する。つまり生息地を拡大するリスもいれば、絶滅するリスもいると言いたいようだ。p12

これはわかるような気がする。自分なりに具体的に考えると、グローバル化は、間違いなく中国を含め発展途上国にとって国力の増大、そしてそこに住む人々の生活を豊かにした。勿論、先進国にとっても、とりわけグローバル企業にとっては間違いなく利益になったが、一方で先進国の低技能労働者から仕事を奪い経済格差を生み出したということだろう。

第1章に「進化と適応の物語」としての政治経済学が語られる。内容が高度でなかなかついていけない部分もあるのだが、非常に重要なことが書かれていることは感じる。特にこうした研究手法の限界や問題点が書かれているように理解した。そこで著者が云うのは、この方法は、

『将来予測よりも… ありのままの世界を形作る力や力学を解明すること』

だということ。だから自然科学的手法になれた人たちからは多くの異論が出るだろうとしていることだ。p15 

ならば、特にここに注意して読んでいきたい。

著者の立場は以下の通りである。p16
1)歴史は一直線ではない>同意できる
2)偶然が重要>これも同意できる
3)よく理解できない内容
4)変数は相互に依存する>同意できる

著者自身が述べているように、こうしたアプローチは進化理論と非常に類似している。「進化」は一度も専門としたことはなかったが、遺伝学(正確にはDNA学)を専門とした立場から多少とも聞きかじりの部分はあり、その観点からも同意できる点は多い。そして彼が挙げた3つの国をこれに従い、最初に簡単に紹介する。p21

日本=伝統と西洋的制度のハイブリッド進化
米国=巨大な大陸に上陸した西洋的制度の異所的進化
スウェーデン=共生的互恵関係による共生進化