『私たちの闘い』
https://www.nhk.jp/p/bs1sp/ts/YMKV7LM62W/episode/te/2Q3K6W23GV/
あるイタリア人の語った言葉が印象的。コロナの後に我々はどうなるだろうかとの問いに対し。『始まりだ。昔と同じでは意味がない』と答えた。実に同感だが、しかしどうだろう?
ペスト禍の時も、スペイン風邪の時もそう思ったはず。でも、結局グローバル化はとどまることはなかった。今後もそれを繰り返すだろう。それならば、我々に出来ることは、
<また疫病がきっとやってくる>
と身構え、準備を怠らないでいることだろう。
それにしても、「タダの風邪だ」と主張していた虎ノ門ニュースのあの御仁は今、どんな弁解をしているのだろう? 間違いは誰でもある。問題は反省しないこと、口をつぐんでいること。そうした人は信頼できない。因みに彼はこれが最初ではない。
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『バナナの世界史』3
ユナイテッド・フルーツのブランド名が「チキータ ―」でスタンダート・フルーツと市場を当時二分していた。p157 現在はその他にデルモンテも参入しているみたいだ。ちなみにユナイテッド・フルーツはグアテマラの耕作地の大半(70%)を所有していたとか。p165、 p169
そこでグアテマラの改革派大統領が耕作地を国有化しようとした。ただし代償を払って。ユナイテッド・フルーツは休耕地にして地価を非常に低く見積もりかつ、それに基づき固定資産税をはらっていたので、その低い固定資産税に基づき国有化=接収を行おうとしたのだが、当然米国の反対、というよりもCIA主導の反革命=PBサクセス作戦、これはイランの反革命によりシャーを国王に復権させた反革命がその雛形とされたとか。p176
このようにバナナ市場の巨人は中南米の政権転覆に何度も関わったみたいだ。知らなかった。大昔「バナナ共和国」という言葉。もしかしたらそうしたことも含めての意味だったのかもしれない。当時は何も知らなかったので面白い言い回しだとしか思わなかった。p163、p167
そのグアテマラの反革命をその地で目撃した元医学生がいた。その元医学生の名前はチェ・ゲバラ。 p179 その半生は『モーターサイクル・ダイヤリー』に詳しい。
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彼こそは、
『自分達の抱える問題と、世界の他の場所で彼らと同じような立場にある人々が抱えている問題の間に共通点があることを認め、それを自らの問題として行動した人物』だと考えている。
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