Critical point & 『仮想通貨の衝撃』4 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<新型コロナウイルスによる最悪の事態に備えて―アジア通貨危機の経験から 『バンカーの目のつけどころ 気のつけどころ』第162回>
http://www.newsyataimura.com/ozawa-24/

なかなか示唆に富む話だ。ここで述べられる「正常性バイアス」は以前『実践行動経済学』でも出てきた概念。そこでは、「現状維持バイアス」と名付けられていた。即ち、『自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過少評価してしまったりする特性』で日本人は特にこうした傾向が強いとされるとか。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/6023/trackback

実際自分自身のことを考えてみても、3月の中国行きで新型肺炎リスクを感じながらも、1月31日の時点では「3月までには解決するのでは?」と考えていた。航空会社の方からの便キャンセルの通知がなかったら、そのままにしていた可能性が高い。Excelの表をつくり1月21日段階からこの疫病の推移を観察していたにも拘らず増加傾向が緩んできたことから「3月には収まる」と自分にとって都合のいい方に解釈してしまっていた。現在は日本の方が今後、爆発的増加に転じる可能性が高い。

 

日曜はいつもOFF日にしているので、いつもならば街に出て行くのだが、流石に今日から自粛することにした。問題は今後ジムをどうするかだ。今度のウイルスは健康な状態の人でも保毒者としてウイルスを排泄する可能性がある厄介なもの。家に引きこもるのは行き過ぎだろうが、密封状態のスタジオは少し考えた方がいいかもしれない。



『仮想通貨の衝撃』4
仮想通貨の1つとしてデビットカードを上げる。これは政府保証=円あるいはドルに紐付けされている仮想通貨でリアル貨幣は存在しないという、言われてみればその通り。p179

政府の発行する通貨と仮想通貨の間に緊張関係があることが語られる。取引にスピードと経費に差があれば仮想通貨の方に人が流れ、合法的な社会に流された人はそのコストを払わないといけないので国家を衰退させる原動力になるかもしれないという。p187 

以下は私の理解:
だからこそ国家は仮想通貨を排除する、あるいは国家の仮想通貨、正確には中央銀行がそれ自身の仮想通貨をもつという方向になるだろう。

ここで非常に重要なことが書かれていた。それは現在のBitcoinは2050年頃にマイニングされ尽くされる。つまり通貨がそれ以上増えない。それだけ取引が増大する一方で貨幣の量が限界にくれば、デフレになるのはリアル通貨と同じ。p213 だからだろうか、枝分かれがおこるということか? 

ご存知の方がいれば是非コメントお願いしたい。

もう1つの重要な指摘は、「仮想通貨はいまのところ投資や融資には向いていない」ということだ。あくまで便利(迅速・低コスト)な「交換、取引」に主眼を置いている。p223 つまり資金源としては向いていない。しかし著者はやがて資産保有の原資として使うようなことが起こるだろうと。そうなれば、リスクが生じる。そうなるとどうゆうことが起こるか?

著者は『明白な(だが簡単ではないが)解決法は破綻させること』だという。p224 これが仮想通貨=勝手通貨の本質的な点だろう。もともと全ての貨幣は <約束事> つまり、この通貨は価値がありますよ、との暗黙の了解で成立している世界。硬貨にも、まして紙クズ同然の紙幣にも価値はない。中央銀行が発行している貨幣は政府が保証していることで(実は既に兌換紙幣は存在しない)何とか見かけ上の信用を保っているだけだ。政府が破綻すればジンバブエの紙幣のように、あるいはかつての軍票がそうであったように、紙クズ以下の存在になるだけ。