『ブラックスワン』2 | Hiroshiのブログ

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このところ新型ウイルス性肺炎関連の書き込みが多く、書きだめが溜まり過ぎたので追加放出。


『ブラックスワン』2
さりげなく著者の祖父が副首相まで務めたことが書かれている。成る程超エリートの家系。p46 それ故、内戦中に政敵から家が爆破されたりもしたのだろう。p95 そうした、ファミリーヒストリー的な経験が彼に「ブラックスワン」という概念を生み出させた元になったとも感じる。日本流に言えば「世の無常」というところだろうか?

また彼は、作家とパン屋、詐欺師と売春婦、投機屋と歯科医の違いを説明する。後者は仕事量が稼ぎに比例関係にある職業だが、前者は「稼ぎを何倍にも何十倍にも拡張できる」商売。p67  ただし、後者のような「拡張できるもの」には用心が必要だとも。p70 しかも、この分野で成功すると才能があるとされるが、逆ではないということ。p73 事実、行動経済学における実験によれば、流行歌手=作家になるかどうかは実力によるものではなさそうだ。人工的にナッジを起こせばヒット曲が生まれるとか。
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ここで体重と所得についての平均値についての言及が有る。よく知られていることだが、前者の体重は平均値の意味があるが、後者は意味ない。例えばその母集団にビルゲイツがいれば意味がなくなる。p77

突然、ここでアル・ガザーリーの話が出てくる。p99 彼は因果関係という観念を論破し、神が唯一の原因であり、因果関係を論じることの無意味さを説いたが、それは神秘主義の発展には貢献したが、逆にイスラーム世界の科学の発展を阻害したと個人的には考えている。つまり、

「因果関係を論じることの無意味さを主張すれば、科学的な営みをすべて否定することになる。神がすべての原因であるとすれば、研究に値するのは啓示だけとなり、わざわざ自然界を観察する意味はなくなる」と考える。
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これが正しい理解かどうか、コメントを頂きたいところ。