『NY Timesの数学』3 | Hiroshiのブログ

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朝から先月やり残した雨水溝のチェック。ついでに植木の剪定・雑草除去、下水道のチェックも行う。後者は予想通り問題なし、問題は雨水溝。植木の根が雨水管の中まで相当蔓延っていて一部除去のみ、取り敢えず根をできる限り切断して枯らせる算段を取る。これで疲労困憊、勉強は後日に延期(汗)

昨日は『エリュトゥーラ海案内記』を読み上げるが、その勢いで今日は『核心の中国』を一気に読む。共に非常に面白い。

『エリュトゥーラ海案内記』は1世紀頃、おそらくAD60~70年頃にエジプト在住のギリシャ人により書かれたというが、実に驚くべき記録だ。この商人か船主かわからないがこのギリシャ人は、自ら航海したのは紅海からセイロンまでだが、本文から明らかにされているように、この交易路はアフリカ東海岸(もしかするとアフリカ西海岸も)まで、インド半島の東海岸沿いにインドシナ半島(そして、間違いなく中国)まで伸びていることが判る。

どうしても現代の歴史学は西洋中心だが、古代は太平洋も大西洋も未開の海、古代海洋世界の交易は南シナ海―インド洋世界中心に行われていて、地中海世界はその辺域に伸びただけに過ぎないという見方もできる。今日の一帯一路が頭によぎる。その延長で『核心の中国』を続けて読む(汗)。



『NY Timesの数学』3
「リスクをモデル化する際に、見落とされた人的要因」のところではリーマンショックが語られる。クレジット・デフォルト・スワップが本来リスク分散を目的にしていたのに、この市場が規制されておらず、不明確で取引リスクが溢れていたとする。p144

このことは先の『世界をダメにした10の経済学』で語られた、『手軽に住宅を供給しようとした政治家と規制当局に責任がある』としたことと重なるが、問題は先の著者が言うように、それが政治家や政府当局に責任があるか、あるいはいい加減な投資銀行や格付け機関に責任にあるかで意見が分かれるだろう。個人的には後者だと考える。
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『ウォール街のアナリストが使っていたリスクモデルは、不動産価格が10~20%下がるとサブプライム不動産は市場が危険にさらされると正確に予測していたが、その確率をとても低いものにしていた』と著者は言う。p145

この文章は少し奇妙だと思う、正確に予測すべきは確率の方だろう?

この理由に『ウォール街のアナリストたちは、アメリカの名目上の住宅価格は何十年も下落していないと言う… しがみついていた』p146  

これは今まで言われてきたことと同じ。「愚者は経験学び、賢者は歴史に学ぶ」というが、大規模な変化が起こる歴史的瞬間には経験則は役に立たない。
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