最近よくお邪魔するbloggerさんのところの飼い犬Pが虹の橋を渡ったとか。
https://ameblo.jp/tukiko-40/entry-12527611719.html
突然、昔のペギーやミー達(同じ名前を継承した飼い猫たち)のことを思い出し胸が熱くなった。
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歳とったからか情けないね。 ま、そのうちまた会えるさ。そしたら賑やかになる、楽しみだ。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=280&v=hDZyMOY6KrM
「あの世」を発見した宗教家は凄いね、これでこの世をから悲しみを少しだけ減らしてくれた。
『世界をダメにした10の経済学』9
ソフトにβ版というのがある。これは無料でユーザーに使ってもらいバグを除去し正式版(有料)を完成させるというもの。ところが、そうした検証を行わない最近金融テクノロジーが世界規模で市場に出ているらしい。p307
結論として著者は2008年のリーマンショックは資本主義の持つ宿命ではなく、手軽に住宅を供給しようとした政治家と規制当局に責任があるという逆の立場をとる。p308
果たしてそうだろうか? 手軽に住宅を提供するという目標は悪いことではない。問題はそれを無茶苦茶な方法で行った投資銀行や、いい加減なリスク査定を行った格付け機関になると考えるが? こうした著者の考えには同意できない。
著者はリーマンショック後の回復に中国の存在を全く述べていない。中国は膨大な資金を投入して世界恐慌へ落ち込むのを防ぐのに功績があったと私は考えるのだが? どうだろう? 最後に著者はこうしたバブルと危機は防ぐのは難しいと考えているようだ。そしてその原因を『間違った経済政策(安価な住宅提供)と技術革新による一時的不確実性増大』に原因を求めているようだ。p320
最後の邪悪な理論として中央銀行の役割を挙げる。そしてここでアベノミクスが取り上げられる。曰く、
『(失われた)20年にわたって生ぬるい手しか打ってこなかった日銀を安倍が拡張的金融政策で動かした』と評価する。p345 ただし、その効果は『まだわからない』と最後に締めくくる。p346
労働コストの上昇に問題を著者は見る。1999年からユーロ危機までドイツは10%、ギリシャとアイルランドは40%、スペインとイタリアで30%、フランス、ベルギー、ポルトガルで20%の上昇。アメリカは変化なしだが、それでも雇用はアジアとラテンアメリカに奪われたと。p357 こうした労働コストの上昇は競争力の低下を引き起こしヨーロッパの失業の原因となっているとする。つまり、過剰な税金、規制に加え無責任な賃金要求によるものだと。p358 この著者の意見には反発が当然あるだろうが、真実の一面は有ると感じる。
重要なことが書かれていた。それは、現在我々が手にしている経済政策や経済成長のデーターはたかだか100年程度。しかもその1/4の期間は世界大戦とその復興の時期。それでもケインズの使った10年よりは長いと。p360 そう! 本来、経験科学であるはずの経済学には実にわずかしか経験がないということだ。
最後に何故、人は時代遅れの理論や信念に(ここでは邪悪な経済理論)しがみつくのか?という問いに対し、答えは「人的資本」にあると断言する。p362 つまり、『専門家は恥をかきたくないために、失う評判のない人よりも、なかなか意見を変えない』からだと。これには笑ってしまう。しかし『それは自然科学ではないな』と一人胸を張って言えた。
自然科学では、仮説は現実に当たれば<当面>使える。しかし当たらなければ、捨てればいいというのが基本。 こうした点にも社会科学はハードサイエンスではないなと感じるのも無理ないことか?
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<データーベースとして>
ポトマック河畔に政府(コロンビア特別区)を置いたのはトーマス・ジェファーソンが「金融」と「政治」を分ける狙いがあったとか。彼は政治腐敗を心配していたからだとか。p324