『東京夢華録』2 | Hiroshiのブログ

Hiroshiのブログ

今後不定期投稿となります

 

今日は祭日をいいことに休日モードで読書三昧。リタイヤした者に祭日もないものだが(笑)いずれにせよ、ジャン・ピエール・ドレージュ著の『シルクロード』を読み上げる。途中、何処かで読んだような気がしてblogを検索したら案の定、4年前に一度読んでいた。但し、前回と異なり色々注目することが出てきた。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4226/trackback

これは手前味噌だが、これまでに色々別の本で学んだことと沢山関係する事柄があったから。二度読みも時に無駄ではない。昨日の砂糖に関する疑問も一部解決した。

結論だけ述べれば北宋の都、開封で砂糖が普通に普及している理由はサトウキビから砂糖を精製する方法がインドから既に伝わっていたからということと(多分広州で栽培?)、それ以上に海のシルクロードで大量の砂糖が杭州に陸揚げされていたからだろう。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5895/trackback



<関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅>
2016年の再放送、 日めくり版「イタリア 3日」を観る。
テロ事件(パリ同時多発テロ事件2015.11.13)以来、警戒が厳しくなるイタリア。
https://www4.nhk.or.jp/sekiguchi-tabi/x/2019-09-16/10/26880/2377003/

とはいえ、2017年には少し警備も緩くなったのだろう。以前のPisa入国管理のところでは冒頭に 『イタリア入国審査がとてもいい加減だ』 と記録している。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4883/trackback



『中国スマホ決済、止まらぬ進化』
の記事。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49854520V10C19A9MM8000/

様々な可能性がある、その地殻変動を感じたのが2年前だ!
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/4779/trackback

『個人情報の保護を重んじる日米などの先進国とは異なり、薄気味悪さをしのぐ利便性や経済面のメリットがあれば受け入れるというのが中国を包む空気だ』

などと何時までも寝ぼけたような<イデオロギー的偏見>を言っているようでは世界に乗り遅れる。日本でも個人情報は国家と官支配の銀行に握られている。アリババやテンセントは私企業だ。

 

追加:あのGAFAによる個人情報管理を貴方は気がつかないのか? webを使っていたら分かるだろう?!

 



『東京夢華録』2
『士民でも貴族と婚礼する場合は、やはり輿に乗るが… なんでも貸借りできる』p157 葬式も同様で『値段が決まっていて手数がかからない』。p158 宴会も同様で「四司人」と総称される人たちが手配し、『手間がかからない』。p160

こうしたことに対し専門の請負人がこの時代から存在することにも驚きだ。

ここで箸を使う習慣がこの時代から定着したことが描かれている。その前までは匙が使われていたとか。p164 これについて、『中国食の文化誌』によれば、餐勾(cangou)=サジが7,000年前から見出され、餐叉(cancha)=フォークが4,000年前。箸(zhu)が3,000年だとか。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5410/trackback

また1987年に陜西省長安県で発掘された唐代の墓室壁画では、はっきりと箸が横向きで描かれている。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5516/trackback

同音からくる縁起かつぎ;枣(zao)=早(zao)に通じるので安産を祈る行事に使われ、p197~8。ねぎ(葱=聪:cong)、ニンニク(蒜=算:suan)p199 出産後の赤ん坊への祝い物。


先走りして「あとがき」を読むと、この翻訳は戦後すぐ昭和23年精神的虚脱感が尾を引いていた時期に京大の研究所を中心にやられたとか。当時は慢性的な給与遅配もあったとか。p355 ひとまず翻訳が終了した後も長く出版されず、しかも大学紛争で一時原稿全部が紛失する事件も起こったとか、驚きだ。p356 幸い8年後に原稿は見つかり1983年に岩波書店から初版が出て、1995年に改めてこん東洋文庫に収める経過をとったらしい。p358 この本もある意味、数奇な運命を辿ったということみたいだ。