夏日 & 『中国奇想小説集』『唐代伝奇』 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

暑いな~と思ったら何と33度! ここまで気がつかないのは老化のせいか?危険危険。即、クーラーON。

28度でも十分涼しく感じられた。設定は26度だがクーラーのある寝室からパソコン部屋まで扇風機で冷風を送るシステムではこれが限界(笑)でも新たにクーラーを買うつもりはなし。寝る時に寝室が涼しくなっているこのシステムに結構満足している。



<ネコメンタリー>
いいね~
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92405/2405261/index.html?c=housou



<Korea+Exit=Korexit>
先ごろのGSOMIAからの韓国の脱退に関連して、BrexitならぬKorexitが日曜特番で語られていた。

極東の安全保障には日米韓の協力が必要だと考える方。「嫌韓」や「反韓」でもいいが、「断韓」というわけにはいかない、と考えるが、どうだろう?



『中国奇想小説集』
副題:古今異界万華鏡、編訳 井波律子、平凡社、2018年初版。白話、小説の類が流行しだした、六朝時代から清代までの奇想、幻想小説の解説付きの翻訳本。中国旅行中、持ち運びが簡単なこれらの本2冊を持参した。

これらの小説のなかで登場人物が自己紹介で「排行」を大抵いう。これは兄弟の順番だとか。こうした情報が多分、当時は重要だったのだろう。p045

日本でも有名な牡丹灯籠、「牡丹灯記」は『剪灯新话』の巻二に収められているとか。ここで娘が死んでから12年という文章と、p095 解説部分で幽霊が身の上を語る部分で「500年前のいとしい恋人」というところに矛盾がありそうだが? p097
これは幽霊と死んだ娘が別物で幽霊がその娘の体を借りたということか? 説明はなかった。

ところでこの『剪灯新话』も発禁、焼却処分をうけて中国本土では姿を消し、江戸時代に伝わったものが生き残ったとか。p102

西湖を舞台にした有名な『白娘子』の話のなかで臥仏寺(承天寺)の中で道士が商売をしている。p143 明代では仏教と道教はそれほど分けられていたわけではなさそう。

また、この『白娘子』の種本は白話短編小説集の『3言』の1つに収められていたらしいが、これも中国本土では姿を消し、江戸時代に伝わったものが生き残ったとか。p190

『聊斎志異』が世に認められない著者の「孤憤」が根底にあるのに対し、若くして進士に合格するも出世の気持ちはなく、地方官を歴任した後、33歳で宮勤と縁を切り、その後自由気ままに贅沢に過ごした『子不語』(論語に対抗する意味で名付けた)の著者、袁枚(えんばい)は怪異譚を楽しむ気分があるという。p235

『唐代伝奇』の方は取り立ててのことはない。