『真珠湾からバクダッドへ』4 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

少し放出します。


<安倍は嫌いだが>
安倍政権が進める対韓強硬策には同意する。これまで植民地支配(正確には併合)という歴史的負い目がある日本としては無理難題にもある程度耐える必要があると考えていたが、どうやらそうした態度は現韓国政権を良い方向に向かわせることなく、何処までも反日の道に突き進むことを後押しすることが判ったから。

ここに至っては最後まで主張と徹すことでしか、未来は開けないような気がする。別に戦争するわけでも、国交断裂するわけでもない。ただ主張を貫き徹すだけのこと。安倍は嫌いだがそれとこれとは別。

これが「恨の国」「大統領を殺す国」に対する最良の態度。



「グラン・トリノ」
https://hylotelephiumsieboldii.hatenablog.com/entry/20121225/p1

月曜夜のNHK-BSプレミアム。そこそこいい映画、NHKにお金払ってもいいかな?と思う。



『真珠湾からバクダッドへ』4
当初からブッシュ政権の目標が世界規模の軍事作戦であったことがわかる。アフガニスタンのアルカイダを攻撃してもテロリストをパキスタンや、ソマリア、イエメン、スーダンに移動させるだけだとする。だから何処までもテロリストを追いかけるということだろう。ただし著者はここでイラクを挙げていない。p421 何故だろう? イラク戦争はその一環だとの説明が米政権からイラク戦争中盛んに述べられていたと思うが?  さすがに回顧録を書く時点ではそれを言うのは難しいと思ったのか??

人のことは言えない、「アフガンでの戦争は仕方ないが、イラクは余計だった」というのが私の一貫した主張だと考えていたが、
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/720/trackback
当時の自分の言動を検索してみると迷っていたこともわかる。そんことは先日も述べた通り。曰く、

『私としてもアルカイダを匿ったタリバン政権の支配するアフガンでの戦と、イラク戦は分けて考えたい。しかしそれが可能なのか? …よく判らない』 としている。

記録というのは便利でもあると同時に振り返る時反省も迫るものでもある。得てして人は自分に都合の悪い過去は忘れてしまうもの。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/304/trackback

タリバンは当初、『オマル師はこのテロ行為を非難している』と述べたとか。勿論、著者は『これは事実からかけ離れている』と一刀両断する。p423 これはタリバンが嘘の報道をしたのか、それとも事実の一部(タリバンはテロの計画を知らなかった)を物語っているのか?よく分からない。今ではタリバンとアルカイダとの共謀は当然の事実となっている一方、当初9-11のテロを支持したサダム・フセインとアルカイダとの共謀は現在なかったことになっているからだ。

著者は米国の対応を振り返り、『もっとうまいやり方があったかもしれないと』反省している。特にイスラム教と敵対しているのではない事を明確にするべきだったと。p424 一方で同盟国サウジに圧力をかけるべきだったとも。p425 この国、サウド家のアラビアはアメリカの同盟国であると同時に、不思議なことに、イスラーム原理主義の支援国家でもある。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/765/trackback

ここでもアラブ諸国の不誠実さを語る場面がある。それはこうした諸国がパレスチナ問題をイスラエルのせいだと言いつつもパレスチナ支援をしていないという事実だ。難民を受け入れているアラブ諸国は1つもない。p449 これはこうした国が実は部族独裁国家だからということだろう。