昔から

投資トラブル

というものが

後を絶ちません。

 

 

今日は、

投資トラブルの

典型的なパターンや、

こうしたトラブルに

遭わないようにする

ためのポイントを

お話しします(^ ^)

 

 

<毎日更新448日目>

 

<目次>

1.法的措置をとります??

2.投資詐欺のドツボにハマるパターン

3.今日のまとめ

 

  1 法的措置をとります??

 

TKOの木本武宏さんが、

投資トラブルで所属事務所を

退所するというニュースが

物議をかもしています。

 

 

報道によれば、

木本さんは仲の良い知人から

投資話をもちかけられて

自ら出資。

 

 

投資案件はFXや不動産関連で、

木本さんはタレントや

スタッフなどに投資活動を

紹介していたが、

自らは運用に関わって

いないとのことです。

 

 

木本さんは現在、

出資金を預けた知人男性

に対して、

民事・刑事の両方で

法的措置をとるべく

動いている、

とのことでした。

 

 

ここで、

「法的措置をとる」

とは具体的にどのようなことか、

ちょっと深堀してみたいと

思います。

 

 

まず、

この知人男性が投資を

勧誘するにあたり、

儲かるかどうかわからないのに、

「絶対に儲かる」とか

「確実に利益が出る」などと

言って勧誘した場合。

 

 

このような場合は、

断定的判断の提供といって、

消費者契約法という法律で、

出資の契約自体を取り消す

ことができます。

 

 

契約を取り消せば、

預けたお金を返せ、

と請求できることに

なります。

 

 

さらに、

この知人男性が

最初から木本さんを

だますつもりで

投資を勧誘した場合。

 

 

この場合は、

詐欺ということで

同じく契約を

取り消すことができます。

 

 

さらに、

不法行為ということで、

この知人男性に対して

損害賠償を請求できます。

 

 

また、

刑事としては、

詐欺罪で被害申告や告訴

を行い、

刑事事件として立件

してもらうという方法

があります。

 

 

ただし、

いずれにしても、

法的な理屈が立ち、

裁判に勝てたとしても、

この知人男性がすでに

預かったお金を使って

しまっていた場合、

お金を取り返すことは

事実上不可能です。

 

 

裁判で勝って、

判決をもらっても、

相手方が何ら資産を

持っていなければ、

残念ながら

回収はできないのです。

 

 

なので、

「法的措置をとる」

と言っても、

この手の話の場合、

渡したお金を取り戻すことは

非常に困難だと

言わざるを得ません。

 

 

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  2 投資詐欺のドツボにハマるパターン

 

いつの時代になっても、

こうした投資トラブルや

投資詐欺の事件というのは

後を絶ちません。

 

 

中小零細企業の経営者も、

いつこうした投資詐欺の

被害に遭うかも知れず、

気をつけなければ

なりません。

 

 

経営者はお金を

持っていると

思われがちですので、

こうした投資話が

よく持ち込まれたり

します。

 

 

この手の投資話

というのは、

たいていパターンが

決まっていたりします。

 

 

最初はそれほど

大きくない金額

から始まったりします。

 

 

ところが、

試しに少額を投資

したところ、

最初は約束通りの

リターンがきちんと

返ってきます。

 

 

たいがい、

これが深みにハマる

きっかけになります。

 

 

もっと大きな金額

を入れればもっと

儲かるということで、

投資額がどんどん大きく

なっていきます。

 

 

そして、

いつしかリターンの

支払いが滞りがちになる。

 

 

おかしいと思って

出資先に連絡すると、

「ちょっと最近の相場の

状況が厳しくなって」

とかいろいろ理由を

つけてきます。

 

 

しかし、

こちらとしても、

この時点ですでに

大きなお金を

つっこんでいるので、

引っ込みがつきません。

 

 

「今の損失を取り返す

ために、

もう少し出資が必要」

とか言われて、

さらに投資額をつぎこみます。

 

 

そして、

最後は出資先と連絡が

取れなくなるという

パターン。

 

 

さらに深刻なのは、

その過程で

「すばらしい投資があるよ!」

ということで、

自分の友人や知人にも

この投資を勧めて

しまうこと。

 

 

こうなると、

自分が被害者だ、

というだけではすまず、

知らず知らずのうちに

投資詐欺の片棒を

担がされている、

つまり自分も加害者に

なってしまうのです。

 

 

こうしたトラブルに

遭わないように

するためには、

まず自分がよく

わかっていない投資

には手を出さないこと。

 

 

その投資が

どういう仕組みで利益が出て、

具体的にどのようなリスクが

あるのか、

それが理解できていないで、

投資を他人に丸投げ

してしまうのは最悪です。

 

 

それから、

やはり家族や複数の

友人知人などに相談して

意見を聞くこと。

 

 

言い古された

言葉ですが、

世の中、

楽をして儲かる

方法はない!

 

 

これを肝に

命じるべきでしょうね。

 

 

  3 今日のまとめ

 

そこで、

今日のポイントは,

 

自分が理解できない投資に手を出してはダメ!

 

ということです。

 

 

私もこれまで

弁護士として、

投資詐欺に引っかかって

全財産を失った、

人生を狂わされた、

という人をたくさん

見てきました。

 

 

木本さんのような例は

決して特殊な事例ではなく、

誰にでも起こりうる

ことです。

 

 

他人のふり見て

我が振り直す、

気をつけたい

ものですね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【活動ダイジェスト】

昨日は1日在宅勤務でした。

 

オンラインの会議、ブログ執筆、動画の撮影や編集などなどでした。

 

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