目標や夢を実現できるかどうかで大切なポイントは、自分にはできると信じることができるかどうかです。
思い描いた夢や目標は、信念を持って努力すれば、実現できる可能性が高まります。
問題は、どうすれば信念を持って努力することができるか、です。
たとえば、会社員のAさんは、ある難関資格試験に合格したいという目標を持っていたとします。
しかし、それまでのAさんは特に勉強が得意というわけでもなく、また社会人ですから受験勉強にあてられる時間も限られています。
ですから、Aさんは資格試験にチャレンジしたいという希望は持っているものの、自分に合格できるという自信が持てず、一歩前に進めない状態にあったとします。
そのような場合、Aさんが自信を持つためには、今まで勉強が得意でなく、また社会人で時間が限られた状態でも、その資格試験に合格できる方法があり、実際に同じような境遇から合格した人の実績があるという情報を「知る」ことが重要になります。
一番良いのは、自分と同じ学校出身の先輩が、同じように仕事をしながらその試験に合格したという実績がある場合などです。
Aさんとしては、自分と同じ学校出身の先輩ということで、とても身近に感じます。
あの先輩が合格できたのだから、ひょっとしたら自分も、と思うかも知れません。
さらに、その先輩に会って合格のための勉強や時間管理のノウハウを聞くことができます。
そのような情報を「知る」過程で、Aさんは、自分と同じような境遇でも合格している人がいることを知り、正しいやり方で勉強すれば、自分も合格することは決して不可能ではないという自信をつけることができます。
そのように、目標の実現のために必要な情報を「知る」ことで、自分を信じて努力する、すなわち自信が芽生えると考えられます。
それでは、仮にAさんがそうした情報を「知る」機会がまったくなかったとしたらどうなるのでしょうか?
Aさんには自信が芽生える機会がなく、Aさんとしては諦めるしかないのでしょうか?
そうではありません。
どうすれば合格できるかという情報を「知る」前に、自分は合格できると「信じて」進むという方法があります。
信念を持って必死で努力している過程で、合格するためのノウハウや方法を「知る」ということは十分に可能だからです。
根拠のない自信というものも重要です。
具体的な方法論や情報はよく知らなかったとしても、自分はできると信じていれば、自ずと必要な情報は自分のアンテナに引っかかってくるものだからです。
つまり、「知る」が先でなければならないとは限らず、「信じる」が先ということも十分あり得ると思います。
問題は、どうすれば根拠のない自信を持つことができるか、ということです。
考えてみれば、勉強が得意という実績もなく、勉強時間が十分に取れないというハンディの中で、自分には合格できると強く信じることは、そう簡単なことではありません。
このときに重要なのが、なぜその目標を達成したいのか、なぜその資格試験に合格したいのか、という強い思いです。
この合格したときの、自分のベネフィットというものが強くイメージされているととても強いと思います。
具体的に、合格すればいくらくらい収入アップにつながるとか、会社を辞めて独立できるとか、社会貢献できるとか、合格した先の夢をどれだけイメージできるかです。
その上で、「人は、実現不可能な夢を思い描くことはない」と言われています。
たとえば、私はボクシングが好きですが、今さらプロボクサーになりたいとか、世界チャンピオンになりたいなどという夢を思い描くことはありません。
人間の脳というのはよくできたもので、どんなに好きなことでも、客観的におよそ不可能な夢は思い描かないようにできているのです。
逆に言えば、本気で思い描いた夢や、本気で実現したいと願う目標は、そもそも客観的にも実現できる可能性があるということです。
これは、自分にはできる、自分は合格できると信じる大きな根拠になります。
私も、司法試験の受験時代は、この言葉にどれだけ救われたかわかりません。
「根拠のない自信」と書きましたが、客観的に実現の可能性があるのですから、根拠がないわけではありません。
そして、自分の進む道に強く信念を持つことができたとき、人間の脳は、その夢や目標を達成するためのあらゆる情報を必死で収集しようという働きが強まります。
その結果、目標達成により大きく進んでいくことができるのです。
まさに、「信ずれば成る」というわけです。
というわけで、今日のポイントは,
ということです。
その目標、実現できるのかどうか、色々と理屈で考えることも大切とは思いますが、いくら考えても結論が出ないことも多いでしょう。
ある程度考えたら、もうあとは自分を信じて突き進む、これしかないと思います!


