こんにちわ、フィリップ・メイソンです。
今回はCOBRAが神智学の直系ではない理由についてお伝えいたします。
大きく分けて理由は5つあります
①情報がハイラーキー由来ではない
神智学の直系は、いずれもブラヴァツキーの「シークレット・ドクトリン」の内容を継承し、その時代に合った新たな表現とその時代に合わせてより新しい情報が開示されます。COBRAが運用するスピリチュアル体系は1930年にガイバラードが提唱した「I AM運動」のモノであり、神智学のモノではありません。
ガイバラードが広めた「I AM運動」とはサンジェルマン伯爵(ラコッツィ大師)により教わった「アセンデットマスターの教え」とされています。
ラコッツィ大師は確かにハイラーキーの一人ではありますが、肝心の「IAM運動」の「アセンデットマスターの教え」の中には、神智学のエッセンスがありません。つまり、太陽系の七つの界層を軸にして理論は展開されておらず、現に人々は「IAM運動」が広まった事により、魂の進化段階の定義と目的を見失っています。
なので、ガイバラードが会った「サンジェルマン伯爵」が本物ではない可能性が高く、その教えを今でもI AM プレゼンスとして集団瞑想の際に広めているCOBRAは神智学の直系だとは非常に考えにくい。(ちなみに神智学徒は「IAM運動」を神智学の中に数える事もありません。)
②過去の継承者の情報を提示しない
確かにCOBRAは神智学にもかなり精通している事は認めます。しかし、彼は頑なに彼が扱っている情報がブラヴァツキーの神智学であると分かるように提示はしません。神智学の基礎である「太陽系の七つの界層」ですらも別の名前に変えて提示をします。
神智学の直系は、しっかりどの情報がどのハイラーキーによって誰を通してどの時代に何のために下ろしたのかを明確に説明します。また、自分が繋がっているハイラーキーの名前も明確に提示をします。
ちなみに、PFCのサイトで「ハイラーキー」というワードで検索をしてもヒットされる記事が一つも出てきませんでした。
③「シークレット・ドクトリン」を否定している
そして、COBRAはジュワルクール大師の言葉を下ろしたアリス・ベイリーの情報は「一部正しい」「識別眼を使ってください」と言っています。彼はあろうことか、神智学の根源であるシークレット・ドクトリンを理論的に体系化したジュワルクール大師の啓示体系に対し「間違いがある」「しっかり情報を見極めなさい」と言っています。
それはCOBRAの方がアリス・ベイリーより進化段階が上だからなのでは?という意見もあるかと思いますが、進化段階が3以上でサナット・クマラよりイニシエーションを受けられた者は地球ハイラーキーの「弟子」として、地球ハイラーキーの仕事の手伝いをします。
彼の情報はプレアデス人由来と自称していますが、地球人レベルの人間が地球への奉仕(ライトワーク)をする為に地球より外の存在と繋がる事はありません。
彼の繋がった先がハイラーキーではなく宇宙人である辺り、「アストラル界」の「グラマー(幻惑)」によって歪められた情報である可能性が高いと考えられます。
よって、彼の魂の進化段階がアリスベイリーよりも上という事はないと、私は考えます。
(グラマーに惑わされるのは進化段階3 以下)
④「シークレット・ドクトリン」の情報を書き換えている
地球を統治しているのは地球ハイラーキーと金星人なのですが、COBRA情報では「金星人」は「プレアデス人」に書き換えています。(例えばアイゼンハワー大統領と会合をしたのは「金星人・ヴァリアントソー」です)
これは神智学的にありえない事であり、理由は二つあります。
一つは前回の記事でお伝えしました通り、太陽系内の惑星にも進化サイクルがあり、地球に金星人が来たのは、金星が地球より一つ進化サイクルが進んでいるというのが理由です。ここに太陽系の外からわざわざプレアデス人が来る事はありません。
また、地球の問題は地球ハイラーキーが対処します。地球ハイラーキーは地球人の中から魂の進化段階5を通過した覚者(これが本当のアセンデットマスターの定義です)であり、もし地球に問題があって地球ハイラーキーが対処できない時は、太陽系内のハイラーキーがサポートに来てくれます。太陽系内の問題をわざわざ太陽系内の外の存在が解決しにやってくる事はありません。
万が一太陽系ハイラーキーが対処できない時は、特別に「要請」を出してちゃんと呼び寄せます。それをするためには「人類」「ハイラーキー」「シャンバラ」が同時期に同じ祈りを「2週間継続して」行い、エネルギーを整列させ、太陽系より外のハイラーキーである「大聖(アバター)」を召喚します。
それをする為にはしかるべき手順と手法によって成し遂げられます。しかるべき手順と手法というのは「太陽系の七つの界層」によって定められた各領域の定義を理解した上で行われる祈りや瞑想の事です。
⑤集団瞑想のやり方が間違っている
集団瞑想は神智学の観点で見た時に「白魔術」です。魔術の定義とは「集合的無意識への干渉によって現象を変容させる技術」であり、アストラル界の想念エネルギー(「幻惑(グラマー)」)を鎮めずに行われるのが「黒魔術」、アストラル界のエネルギーを鎮めて、明確にメンタル界のエネルギーをエーテル界に伝導させるのが「白魔術」です。
COBRAが用いる集合瞑想はI AM プレゼンスという神智学とは無関係の派閥のモノであり、その集団瞑想のやり方の中にはグラマー(幻惑)への対策がありません。マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの超越瞑想はしっかり超越状態によって行われる集団瞑想であり、超越状態とは「心を静め、徐々に神経活動を抑え、意識を深みに導くことで、開放された気づきの状態、最高の境地、純粋意識」の状態の事を指します。
また、1975年にベンジャミン・クレームによって広められた「伝導瞑想」もハイラーキーの介入によってアストラル界の想念エネルギーへの対策がなされています。
COBRAは集団瞑想をする際に、アストラル界のグラマーへの対策を講じた事はなく、超越状態の説明をせずに超越瞑想を推奨し、神智学直系の「伝導瞑想」への解釈も間違っています。(伝導瞑想の目的は地球のエネルギーグリッドの強化ではありません)
また、集団瞑想の目標である144000人は、1987年の時点でホゼ・アグエイアスのハーモニック・コンバージェンスによって既に達成されている事もCOBRAはお伝えしていません。
他にも色々ありますが、簡単に例を挙げるだけでも
神智学とCOBRAの情報にはこれだけの食い違いがあります。
一番気掛かりなのが、神智学直系のアリス・ベイリーの本を差し置いて、ガイバラードの本を強く推奨している部分です。
また、アリスベイリーの情報はすでに古く、今はアセンション(つまり魂の進化段階3に到達する事)にはほかに方法が増えていると述べていますが、
魂の進化の法則は「原理原則」の部分であり、ずっとこれまで地球も太陽系も銀河もその法則に従って全ての生命が進化を繰り返してきました。
地球を統治する金星人サナット・クマラの進化段階は「9」、その上に行き、太陽系を卒業した時、我々の行先は最初はまずシリウス一択という風に決まっています。
全てが時計の歯車のように連動していて、全てが美しく「1と3と7」の法則でフラクタル構造となっており、気まぐれにファッションのトレンドのように新しく急に変わる事はありません。
ましてやアセンションする方法がそう簡単にアレコレ増える事ができると、そもそもの霊的進化の意味自体がなくなってしまいます。
以上、COBRAは神智学の直系ではないと、私は判断している理由について説明をさせて頂きました。
時期的に確かに、この時代の価値観にあった言葉で、
ベンジャミン・クレームの伝導瞑想をより強化した新たな教えが降りてくるタイミングではありますが、
これまでの神智学の情報を間違って理解し、
神智学ではない流派を推奨し、
あげくシークレット・ドクトリンで述べられた原理原則の情報を「古い」と断言している辺り、
COBRAは神智学の直系である可能性は限りなく少ないでしょう。
本日はここまでです。
先月より毎月の月末に神智学の基礎である「太陽系の七つの界層」と、この神智学は歴史のどのタイミングで消え、歪んだスピリチュアル情報として今の形となったのかをお伝えする「メイソン塾」を開いておりますので、ご興味が御座います方は是非ご参加をお待ちしております。
いつも最後までお読み下さり誠に有難う御座います。
それでは、また。
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