そういえば誰も見たことのない獸木野生の執筆風景。
赤裸々なペン入れ作業ムービーで一挙公開してみよう!
獸木が漫画家なのも知らん!という人はオフィシャルHPをチェックしてね。
獸木野生オフィシャルHP・BIGCAT Studio:
http://www.magiccity.ne.jp/~bigcat/index2.html
ムービーに行く前に、漫画家の仕事がどえらい大変らしいのは漫画読まない人でもなんとなく知ってると思うけど、まあとにかく絵の量がすごいんだよね。
獸木はもとより、もともと絵が得意で上手な漫画家さんでさえ、ずっと描いてると絵が荒れることがままあるくらいだが、これはあまりに同じ作業を長い間続けるため、何が何だかよくわかんなくなってきて起こる現象のような気がする。画家さんとかにはあまりない現象のような気がするし、それだけ描く量が法外なわけだ、
アシスタントさんをお願いしたり、CGを導入したり、みんな色々手を打って、いかに手を抜くか試行錯誤してはみるけど、自分が描く量が膨大で、作業が永遠に続くことに大差はなく、結局大して効果はない。
獸木的には「好きなことだから好きなだけ時間をかけ、好きなだけ描き込めばいい」と構えて逆に絵に贅沢に凝ったりして楽しむことで、果てしない年月もテンションを下げず充実して描き続けることができている(と思う)。
じゃあそんなコワ〜イ漫画家の作業をちょっと見てみよう!
もちろん漫画家によって手順が違うけど、獸木の場合は大体まず外側の一番太い線をマーカーで入れるところから始まる。この作業は何も考えず、素早く手当たり次第その日のノルマ数ページの中の人物の線を手当たり次第描き込む。
このムービーは実際の速度で公開してるよ。このURLから見てね:
https://www.youtube.com/watch?v=RgjrmSWxTeI
そして外側の一番太い線をマーカーで入れた後、顔面の中心、大きな線、さらに細かい線で入れることが多いが、はっきりした決まりはない。一人の人物を一気に描くこともあまりなく、その日のノルマ数ページの中の人物や物の線をランダム一部分ずつ描き込んで仕上げることが多い。
現在はリーディンググラスをかけても目が霞んでよく見えないので、細い線はヨガっぽい呼吸をしながらカンで線を引く場所の見当をつけて描く。
早送りムービーで:
https://www.youtube.com/watch?v=sK1rEqUvsXI
獸木の最近の視力事情は以下ブログで:
・心の目で描け!
https://ameblo.jp/bigcatstudio/entry-12254195762.html
・ストーリーが降りて来る場所(から絵もダウンロードできないか?)
https://ameblo.jp/bigcatstudio/entry-12256443110.html
でもって一番最初の太い線ムービーの後、細い線も入れたペン入れ原稿がコレ。
この後スキャンしてCG作業に移行する。
ついでにこれは背景の石畳を描き込んでいるところ。
これも実際の速度:
https://www.youtube.com/watch?v=ID4zzLbi2us
PALMはこうやってぢみ〜に作られているんだね
お疲れ〜
根性残ってたらカラー原稿のメイキングもあるぜよ。
メイキング/コミックスカバー・PALM40「TASK」5巻:
https://ameblo.jp/bigcatstudio/entry-12334586583.html