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TRACER900GTとツーリングとキャンプと

新たな相棒となったTRACER900GTで行く
ツーリングやキャンプ、カスタムやメンテナンスの備忘録

 
 あっという間に最終日。今日は乗り継いで帰るだけ。荷物をまとめて朝食を済ませ、チェックアウトまで最後の散策。
 
 結局晴れたのは昨日だけで今日も曇天。1日晴れただけでもほんと良かった。
 

 

 

 11時にチェックアウト。迎えの車が11時15分の約束だが30分になっても来ない。ちょっとドキドキしてきたけど待つしか無いからな。結果11時40分に迎え来た。

 

 

 空港までかっ飛ばして約50分。

 

 

 これでラップランドともお別れです。

 

 

 

 

 ヘルシンキ空港での乗り継ぎ時間は3時間ほど。ここはお店もたくさんあって時間潰すのには困らない。買い物には全く興味がないので簡易ベッドで足を延ばして休憩。

 

 離陸して1時間ほどで機内食。

 


 13時間ほどで成田到着。あっという間の3泊6日でした。

 

 

 

 

    総括

 

 ・旅費は航空券とホテルで約28万円程。時期的にホテルが高く1泊200€かかった。航空券は安い時期だったのかな?帰ってきて調べてみたら航空券だけで40万前後してるので2.3月は高いみたい。次行くならやはり1月の安い時期か。

 

 ・フィンランド滞在中は全てカード決済。お守り代わりに持っていた現金は使うことなくそのままだった。ヘルシンキ市内でマーケットとかによれば多少使うのかも?

 

 ・マイナス20℃ほどの気温はさほど構える必要なし。いつもの冬キャン装備くらいで充分。持って行った防寒具はほとんど使わず。これはホテルの立地も大きい。今回泊まったホテルイナリはすぐ裏が湖畔でそこでオーロラハントできるのですぐに部屋に戻れるというのはとても楽だった。まぁ2時間くらいは普段の装備でいけるということが分かった。

 

 ・ヘルシンキ空港での乗り継ぎはとても楽だった。往復ともスルーバゲージだったし厳しいと噂の入国審査も全然だった。

 

 ・物価はやはり高め。現在1€160円前後だが外食するとビール1杯10€前後、缶ビールも4€前後。ちなみに缶やペットボトルの飲料はデポジットが含まれていて返却するといくらか戻ってくる。小銭持っているのも嫌なので寄付してきたけど。

 

 ・フライトは13時間ほどあるが意外と辛くなかった。これは往復ともに隣が空席だったのが幸いした。座席指定するなら後方通路側を確保したほうがいいな。最後尾もいいかも。プレミアムエコノミーは座席大して広くないのであまり価値を感じられなかった。

 

 次回行くことがあればもっと荷物は減らせるだろう。英語勉強したいなぁ。せめてカタコトくらいわかる様になりたい。










 


 4日目、ようやくの晴れ予報。明日には帰りの便なので今日がオーロラハントのラストチャンス。

 午前中はスノーシューへ。







 この村にきて初めて陽の光を見る。太陽が反射してとても美しい。







 たっぷりと歩いて顔は冷たいけど身体はホカホカ。これでもマイナス10℃なんだけど。





 何だか陽の光が嬉しくてスノーシュー終わってからも散策。この晴天ならば今夜はオーロラ期待できるかも?



 夕方からは部屋呑みしてちょい仮眠。フィンランドのビール何種類も飲んだけどあんまり好きじゃないかな。飲み慣れたサッポロが1番。





 そしてお待ちかねのオーロラハント。バッチリ晴天だけどこんな日に限ってオーロラが弱い。







 何とか肉眼でもギリ見えるくらい。オーロラの強さを示すkp値というのがあって今は100ちょい。昨日は300くらいあったのに雲のせいで見えず。上手くいかないもんだな。500までいくとよく写真で見る様なオーロラ爆発になるみたい。


 一度部屋に戻り時間を置いてから再チャレンジ。kp値が180くらいまで上がったタイミングで外に出ると









 もう肉眼でもハッキリ見えるレベル。周りでも歓声が上がってた。色はほぼグリーンで少しだけ赤みがかかって見えるくらい。多少動きも見えて夢中で写真撮ってた。


 常に形を変えていて強くなったり弱まったり。気が付けば2時間以上見てたかな、最後は雲が出て来てしまい終了〜。


 はるばる北極圏まで来てよかったー





 3日目の朝、昨夜からずっと曇りか雪。今日も一日中天気悪そう。

 朝食はホテルのバイキング。



 サーモンが嬉しい。


 時差ボケとオーロラハントのお陰であまり眠れず疲れが取れない。どうせ昼前まで日も昇らないので部屋でだらだらと過ごす。


 昼には



 中々美味かった。


 そして今日は





 スノーモービルツアーに







 スタートの時に何かモービルの挙動がおかしかったらしくインストラクターがキャタピラ覗き込んで何かやってる。


 "下に氷が挟まっててなんかアレだけどまぁ大丈夫。気を付けて行って来てね"(意訳)みたいな事を言われた。何をどう気を付ければ良いというのか、こちとらビビりだっつーのに。





 スノーモービルって初めて乗ったけど脚のソリが結構雪にとられるのね。最初のうちはハンドルが凄いとられるので無理に抑えようとしたらめっちゃ疲れた。むしろブレるのは気にしないで大雑把に操作するくらいでちょうど良いみたい。


 最高速たかだか45kmくらいだったけど中々面白かった。途中野生のトナカイの群れにも会えたし。


 



 戻って来て少し早めに夕食。





 トナカイ肉のピザ。美味い。


 夕食を終えて部屋で飲み直し。オーロラハントに向けて仮眠しないといかんからな。部屋のサウナで一汗かいてから仮眠。


 22時に目覚まし掛けてオーロラハントへお出かけ。が、雪降ってるし一面雲なので今日もダメだな。部屋に戻って待機、外に出て確認を何度か繰り返したが晴れる気配は全く無し。しょうがないのでまた飲み直して寝るとしよう。


 ぐ、明日は最終日。何とか晴れてくれ〜。




 乗り継ぎ便で2時間弱、イヴァロ空港へ。ついにラップランドへ突入。



 小さな空港でタラップ降りたら銀世界。空港内までは小走りで。





 荷物を受け取って迎えのバスを探す。



 予約していたバスはイルマリスラント社。予約したサイトでは何処で待つとか何にも書いてなくて、飛行機着いてから20分は待つよ、とだけ書かれていたのですぐ見つかるか不安だったけど何とか乗車。



 完全なアイスバーン、そして街灯も一切ない道を100キロオーバーで疾走。


 途中運転手が「ノーザンライトなんちゃらかんちゃら」と言ってたので席から身を乗り出して見てたら車を停めてくれて撮影タイム。





 やったー‼️念願のオーロラを初日からゲット。まだ19時前なのに雲さえ無ければこんな時間でも見られるんだなぁ。


 急だったのでスマホで撮ったけどくっきり。小さなオーロラだけど、実はこの後の天気が思わしく無く下手したら見れずに旅行終わる事も覚悟していたのでとりあえず見れて良かった。


 そしてイナリ湖畔にあるホテルイナリへ到着〜。



 受付すると部屋は裏の建物との事。





 3日間お世話になりますよ、と。







 部屋にはシューズドライヤーやなんとサウナも完備。さすがフィンランド。


 そして冷蔵庫はない代わりに



 この内窓を開けると外気が入るのでここが冷蔵庫代わり。放置すると凍るので要注意。ビール冷やして忘れない様にしないと。





 



 ホテルの向かいがスーパーマーケット。ここで食品とか何でも揃う。まずはビールやら非常食やらを買い込んで。


 フィンランド語のセルフレジ。Google翻訳無かったら何も出来なかっただろうな。まぁ精度はイマイチでペットボトルの水買ったら中身は炭酸水だったりしたけど。水って書いてあったのに。


 ホテルに戻りレセプションに併設されているレストランへ。





 テーブルにはオイルランタンでお出迎え。こんなオサレな場所居づらいなぁ〜(笑。


 ようやくビールにありつく。空きっ腹に効くなー。





 トナカイ肉は外せない。サーモンスープが無くてマッシュルームのスープに。これが美味かったー。


 酒が入ったらもうクラクラで眠気が限界、部屋に戻ってちょい仮眠。2時間ほど寝てオーロラハントへ向かう。



 このホテルを選んだ理由がすぐ裏が湖畔になっていて灯りも少なくオーロラハントに行きやすい事。


 が、予報通り雲が厚くて全く見えない。小1時間待って見たけど全く晴れないので諦めて一旦ホテルへ。


 1時間うとうとしてから再チャレンジ。まだ雲は厚いが少し風が出て動いてはいるんだけどなぁ。



 あの雲の向こう側にオーロラが・・・



 オーロラマップではしっかり出ているのに



 この雲のせいで・・・。


 結局2時過ぎまで粘ったけど何にも見えず。初日は惨敗となってしまった。明日以降も曇りや雪予報が出ているので心配だなぁ。








 真冬のフィンランドへ一人旅。成田からのフィンエアーの直行便で約13時間のフライト。気合いを入れて乗り切らねば。


 有料の座席指定をかけて後方通路側の席を確保。トイレにも行きづらいのはやだかんね。前の方はほぼ満席だが狙い通り後方は空きがちらほら。隣も空席。完璧だな。


 23時過ぎに離陸。離陸から1時間ほどで機内食。ビールが1杯だけサービスで付いてくる。





 離陸前に飲むと気分悪くなってしまうのでここまで酒は我慢していたので寝酒を飲んでしっかり寝ようと思っていたが、夜勤明けから2時間ほどの仮眠だけでずっと起きっぱなしだったので疲れすぎておかわりする事もなくダウン。


 機内ではあまり眠れないだろうなぁと不安だったけどうつらうつら4.5時間は寝れたかな。


 本を読んだり携帯にダウンロードしておいた映画見たりして時間を潰す。機内の映画も少し見たけど字幕が雑すぎて見るに耐えなかった。


 着陸2時間ほど前に2度目の機内食。



 朝なので軽食。でも充分。



 北極上空を通過した証明書を貰った。隣はフィンランドと言えばマリメッコ(らしい)柄の紙ナプキン。



 13時間のフライトをなんとか乗り切ってヘルシンキ着は0415。まだ真っ暗。


 フィンランドはほぼカード決済なので現金は両替していないが念のため空港のATMでユーロを少しだけ引き出しておく。


 まずは空港からヘルシンキ市内へ。ヘルシンキではHSLという交通局がほぼ全ての交通手段を扱っていて同じチケットで電車、バス、トラム、フェリーが乗り放題となる。



 券売機でデイチケット1日分12€を購入。これもカード決済。これで24時間は乗り放題となる。


 空港からヘルシンキ中央駅までは40分程。駅を出たら気温1℃。この辺りは都心部なのであまり寒くはないみたい。


 運悪く小雨がぱらついているが、午後にはまた空港に戻り乗り継ぎしないといけないのでサクッと観光しよう。


 まずはトラムに乗ってみる。デイチケットは最初に使うときだけ機械にタッチして有効化しておけば後は持っておくだけでオーケー。改札とかも無く基本性善説で動いている様。たまに見回りに来てチケット無いと罰金取られるみたい。


 フェリー乗り場へ到着。1番の目当てであるスオメンリンナ要塞へと渡る。





 暗闇の中、15分ほどでスオメンリンナ島へ到着。



 世界遺産にもなっている場所を夜明け前の散策と行こうじゃないか。






 誰もいない中探検しているとなんだか忍び込んで悪い事してる様な気分になるな。少年心がくすぐられる。







 カッコ良すぎる。島自体はさほど広く無く2時間弱で回れた。夜の雰囲気が素晴らしすぎるが出来れば明るい時にもまた来たいなぁ。


 来た時と同じフェリーでまた市内へ。歩き過ぎて疲れたので朝からやってるcafeを探して休憩。



 日本人的にはすげー名前(笑。ごく普通のcafeだよ?ここでコーヒーとフィンランド名物のリハピイラッカを頂く。





 ドーナツ生地の中に挽肉と米を炒めたものが入ってる、ミートパイみたいな感じ。とても美味しい。



 ようやくうっすら明るくなり出してきた。



 やっぱり北欧、トナカイだね。



 ヘルシンキ大聖堂に




 テンペリアウキオ教会。


 流石に北欧、建物とか街並みとかいちいちかっこいい。ホント映画の中みたい。



 ヘルシンキ市内の観光にはトラムがホントに便利。Googleマップで検索するとトラムの番号まで表示されるのでそれに乗るだけ。


 





 少しだけだけど晴れ間も。


 そろそろお昼なのでまた中央駅へ。



 名残惜しいが空港に戻りチェックイン。空港に戻る鉄道で初めてチケットの見回りにきた。一応見回りしてるんだな。





 ベジータが乗って来そうな椅子で休憩。午前中だけで2万歩歩いてるし疲れてるのに時差ボケで眠れない〜。


 長い1日目はまだ終わらない。