2024年の話
義母はコロナ禍のちょっと前から補聴器を着け始めた。
聞こえていない事に気づいたのは叔母で、義母は低い音は聞き取れるが、高いキーの音は聞きづらいとのこと。男性の声は聞き取りやすいが、女性の声は聞こえづらいらしい。つまり、私の声は聞こえづらいらしい。
自宅で1対1で話す場合はまだいいのだが、レストランなどではほとんど聞こえていない感じがする。公共の場だと騒音・雑音が多いのでしょうがないのかなーと思う。
義母が毎週通っている高齢者のイベントで会うお友達が、補聴器をしているにも関わらず騒音・雑音があって音がよく聞こえているそうで、義母もその人に紹介された補聴器に買い替えたいと言い出した。
調べてみると、義母が使っている補聴器は既に5年使っており、その間に義母の聴力も変わっているだろうからと補聴器のお店に行くことになった。義母は適当に「はい、はい」と言ってしまう癖があるので、夫が同行した。
義母が通う補聴器屋さんに行くと、いつも担当してくれる店長さんがいた。
その方が夫に色々詳しく説明してくれたそうだ。この5年で聴力がかなり弱くなっている事、そのため、紹介された補聴器を使ってもあまり大きな効果は期待できない事。そして、義母が認知症ではないかと2年前ぐらいから気づいていたと(その店長のお母さんも認知症で症状が似ているそう)。
とりあえず、2週間お試し期間ということで新しい補聴器を試すことにした。
義母に聞くと「前よりいい気がする」と言うが、私たちには全く効果のほどは感じられない。それでも、義母はよいというのでそのまま購入することにした。
ちなみに、その最新補聴器は5000ポンド(約100万円)。
