義母とキャロルコンサート | ★どうにかなるさ★ イギリス生活と認知症の義母

★どうにかなるさ★ イギリス生活と認知症の義母

イギリス在住のアラフィフ主婦。
在英10年越え、イギリス人夫、二人の子供とイギリス片田舎で生活中。

近くに住む80代の認知症の義母との日々のつぶやくブログ。
日々の事を明るく笑い飛ばしたい。

クリスマスが近づいた頃、子供の学校で毎年恒例のキャロルコンサートが開かれた。

 

学校に併設している教会で行われ、仕事で来られない夫の代わりに義母が来た。

コンサート当日、私はPTAの手伝いがあり席取りができないので、早めに来た義母に私の分を確保するように頼んだ。

 

PTAの手伝いが終わり、義母の所に行くと私の座るスペースはなかった。

義母は私の方を見てキョトンとしている。長椅子においていた義母のバッグを動かし「ここに座る?」というが、そんな5センチもないスペースにどうやって座れというのだ。

 

案の定、義母は私の座る席の事を忘れてしまったようだった。

近くに座っていた人が顔見知りで、気を利かせて席を詰めてくれたのでなんとか座ったが、義母が忘れていたことがショックだった。

 

義母の記憶が衰えていることは重々わかっているのに、このような記憶の欠如を目の当たりにすると、やはりショックだった。