Tour de France 1953に心寄せられて | BI・CI・CLASSICAのブログ

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BI CI CLASSICA~ イタリア語で「旧い自転車」を意味する。
旧き良きヴィンテージ・ロードの世界観をイタリア人オーナー
VELATIの思想、言葉を通して伝えていきます。

今度お嫁さんに行くOLMOの写真でも載せようかなと思っていたら。

 

ジジさんが最近ネットサーフィンしていた時に見つけたYouTubeの面白い動画を載せてほしいとな。


ということでちょいとお暇な方は空き時間に見てみてくださいませ。

映像の綺麗さ、音楽の使い方の面白さもさることながら


この時代背景から見えてくる観客の活気の意味や自転車レースがヨーロッパ国にとってどういう役目を果たしていたのか…

 

なんてことを考えて見ていると確かにすんごく面白い。

 

こういった当時のモノクロ映像は瞬間的に心奪われてタイムスリップしてしまいますね。


 

 

製作会社がドイツなのか、ナレーションはドイツ語になっています。

 

色んな有名イタリア人選手がでてくるのに、ジジの大好きなファウストコッピがいていないという残念さに打ちひしがれながらも

 

この前年にジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスを1年の間に両方優勝するという驚異的な勝ち方をしたので

 

この年は体調不良に見舞われて見送った(らしい)という話で納得。

 

途中でカメラを持ったファウストコッピが現れるというサプライズもあるのでお好きな方は探しながら見てみてください( ̄ー ̄)ニヤリ

 

どーでもいい話。

 

今回の映像でバルタリさんがGANNAチームで走ってるんですけど

 

ジジの街乗り自転車がGANNNAなのでそれ見て喜んでました。(笑)

 

その他有名選手で言えばマー二さん、ボベットさん、ゴブレさん、ロビックさんなどなど。

 

そのロビックさんには面白いニックネームがあってですね。

 

その名も

 

【ガラスの頭】(超直訳)

 

どんだけ繊細な頭なんだよって話なんですけど、動画の通り実はこの時代まだカスクすら被っていない時代で

 

みんなガンガンに走る走る走る。

 

そして崖から落ちる。ぶつかる。落車する。

 

まー事故るわけですよ。

 

そんな中でも一際このロビックさんは下りで事故ることが多かったらしくてですね。(笑)

 

わらっちゃいかん!!!

 

でも下りの走りが下手だったのか、そんだけ事故るもんだから下りの時はカスク被ってたんですって。

 

そんなストーリーから生まれたニックネーム

 

【ガラスの頭】

 

つらいニックネームやわ(;'∀')笑

 

 

とかそんな余談も交えながら。

 

ジジさん的感想を少し。

 

1953年は戦争が終わってこれから明るい未来に向かって走り出していた時代。

そんな中で自転車レースは1年に一度の国中が賑わう一大イベントだったわけだけど

観客の熱気から伝わってくるテンションを見ていると「ドラマチックさ」というよりは

「元気さ」や「活気」が感じ取れる。

 

こういう動画をみると、ヨーロッパではただの自転車レースとして行われていたわけではなく

どれほど当時の人にとって心の支えになり、深く浸透していたものなのかがわかってくるね。

 

何と言っても観客は無料だしね。(笑)

 

選手もただ走るだけではなく、これからの明るい未来やみんなの希望を背負って走ってる感じ。

そういう重たくも素晴らしい役割を果たしていたんだなと。この動画を見ると伝わってくるね。

是非みんなにもみてもらいたいですね~

 

 

 

うんうん。確かに、街をあげたお祭り騒ぎなのはすごく伝わってくる。

戦争中はレースを5年ほど休止していたという話もあり、街の人にとっては想像もできないほど待ち焦がれたイベントだったんでしょうね。

 

興味ある方もない方もチラッとみてみる価値ありな動画。
 

たまには言葉もわからない映像ボ~っと見てみるのも面白いかなと思います!

 

ciao!