習志野子育て情報(こども園整備・保育所・幼稚園再編問題/学童その他)

習志野子育て情報(こども園整備・保育所・幼稚園再編問題/学童その他)

習志野市が発表した「こども園整備と市立幼稚園・保育所再編計画」をめぐる問題点・動向、その他国の制度改革や子育て全般についての情報発信のためのサイトです。

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直前の告知で申し訳ありません。

明日、「ならしの子育ち・子育て環境の向上をめざすネットワーク」主催で
宮本市長とのタウンミーティング
が開かれます。

6月2日(日)13:00~14:30
菊田公民館 1階集会室


習志野市はご案内のとおり、保育所や幼稚園の統廃合・民営化計画を進めています。
それに加え、第7中学の廃校、秋津小学校と香澄小学校の統合を含む小中学校の統廃合、公民館の廃館(なんと、現在の7館が2館へ!)を含む、公共施設再生計画を策定中で、たいした市民への告知、また意見を聞くこともなく、この秋には決めてしまおうとしております。

そうしたことも含め、習志野市の子育て環境や教育等について意見を交換できる良い機会です。
ぜひ、現役のお母さんお父さんにも声をかけてご参加ください!住民運動“私”論 実践者からみた自治の思想

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ご無沙汰しております。
長らくブログ更新をお休みし、すいませんでした。
さまざま忙しく、辛いものがあります。
(現在、ある団体のブログとこちらも“統合”を検討しているところです)

習志野市では、公共施設再生として公民館や小学校などの統廃合計画を進めようとしています。
すでに各地で説明会なども行われているので、ご存じの方もいらっしゃると思います(ところが、周知は進んでいません)。

すでに谷津公民館、菊田公民館などの公民館の廃館、機能複合化や統合化といった形での集約、また小学校の統廃合についても、説明会によっては(会場からの質問に答える形で)小学校の統廃合にも具体的な校名もあげて、言及しているようです。

日ごろ親しんでいる公民館や、お子さんの通っている、あるいは卒業した学校が遠からぬ将来、なくなってしまう可能性もあります。

それ以前に、このブログで中心的なテーマとして取り上げてきた「こども園」化による保育所・幼稚園の統廃合そして民営化も、これらの動きのいわば先鞭をつける形で進められてきたことはご存じのことと思います。それが市内の各施設に及ぶというわけです。

しかも、それだけではありません。当初、こども園と保育所・幼稚園統廃合・民営化計画の素案で説明されていた、市内7つの中学校区に1つのこども園、公民館があることにより、それぞれが地域の子育てやまちづくりのネットワークを担う、といった青写真すら、今回すすめられていようとしている公共施設再生計画では、公民館の統廃合をも計画していますので、みずから放棄しようとしているのです!
“文教都市”を自らもって任じてきた習志野市としては、信じられない動きです。

7月には最終案をとりめとめる、ということで、とにかく時間がありません。
このまま、市民を置き去りにした形での計画作りを手をこまねいて見ていていいものでしょうか。
子育てネットワークでは緊急の学習会を開くようですので、以下ご案内いたします。

ならしの子育ちてネットワーク
公共施設再生計画と教育を考えるつどい

社会教育の拠点・公民館を来年から民営化する動きがすすんでいます。公共施設再生計画では、小・中学校、公民館・図書館の統廃合、施設集約・複合化の最終案を7月に決める予定です。保育所・幼稚園の統廃合も計画しています。
市は 「財政難だから統廃合」 と言いますが、学校教育や社会教育・生涯学習はどうあるべきかという議論が置てきぼりになっていないでしょうか。文教住宅都市の今後を左右する計画。 「教育」という角度から、統廃合等の問題を考えてみましょう。

と き: 4月28 日(日)10 時~
ところ:大久保公民館 教室C

※京成大久保駅から南へ徒歩1分


講 師:
長澤成次(ながさわせいじ)さん(千葉大学教授、前・ 習志野市公民館運営審議会委員)
「月刊社会教育」編集長、社会教育推進全国協議会委員長、日本社会教育学会副会長、千葉市社会教育委員などを歴任。主な著書・編著は「現代生涯学習と社会教育の自由 現代生涯学習と社会教育の自由 」(学文社)、「公民館で学ぶⅠ~Ⅲ」(国土社)、「社会教育―教師教育テキストシリーズ」(学文社)など。
三輪定宣(みわさだのぶ)さん(千葉大学名誉教授、帝京短期大学教授)
千葉大学教育部教授、千葉県自治体問題研究所理事長、日本科学者会議大問題委員理事長、教育 の無償化をすすめる奨学金の会会長などを歴任 。主な近著は、「教育学概論 -教師教育テキストシリーズ 」(学文社)、「教育の明日を拓く」(かもがわ出版)など。


入場無料です
補聴器の磁気ループ設置します


ならしの子育ちてネットワーク事務局047 -474 -8070 (原田)
検索をかけて調べていたところ、引っかかった記事のタイトルに面食らいました。
市議会議員の谷岡隆さんのブログです。

袖ヶ浦こども園の建築看板-問答無用のスケジュール

記事を読んで、ますます頭に血が上ってきました。
遅れに遅れていますが、先日の報告会のことをまとめて記事にしようと思い、参加した方に話を聞いているところですが、袖ヶ浦保育所の保護者とは、報告会後も協議を重ねる旨を習志野市は約束し、そのスケジュールについても、追って知らせる、とのことだったそうですが、その報告会から1週間ほどしか経ってないのに、保護者との協議もまだ行っていないのに、建築看板を早々に設置してしまうとは、どういうつもりなのでしょう?

谷岡さんが書かれていますが、

保護者・市民とていねいに話し合う気は、はじめからなかった

ということでしょうか!

そして、とても気になる一文が書かれています。

また、こども園計画に意見を出させないよう、保護者会(父母会)に市側が圧力をかけているという保護者の悩みも伝わってきています。

これは本当なのでしょうか。
谷岡さんにもお話しをうかがいたいところですが、これが本当だとしたら、本当にひどいことです。

保護者のみなさん、ぜひ、声を挙げてください。
負けないで!
7月20日、21日の2日間に2回にわたって行われた「報告会」には、多数の袖ヶ浦保育所の保護者のほか市民の参加があったとのこと。しかも、両日ともに予定時間を大幅に過ぎるまで行われたとのことです。
あいにく、意見交換会も報告会もどうしても都合がつかずに参加できませんでしたが、参加された方からさまざまなお話しが伝わってきております。
当日の模様などの速記などもあるそうなので、それを読んでからじっくり整理していきたいと思いますが、お話を聞く限り、全体として逃げに終始している、との印象を持ちました。

まずは、“協議会”を開いたのか、開かなかったのか?

“協議会”といった性格のものは開かなかったことを認めたものの、今回の基本設計素案ができた段階で行った意見交換会が、それに当たる、という説明。より広く意見を聞くためだとしていますが、これはどう考えてもおかしいですね。
第一、再編第1期計画にしるされている

(仮称)袖ヶ浦こども園の整備にあたっては、再編検討委員会からの最終答申書を踏まえ、定員については地域の環境や子どもの推移を勘案し決定する。今後、地域住民・保護者・市・保育者などの関係者による協議の場を設置し整備するものとする。

と、今回の一連の意見交換会の性格がまったく違うことは明らかですし、だいいち、第1期計画にはスケジュールまでしるされていて、協議会は昨年開かれていなければならなかったというではありませんか?

さらに、杉の子こども園について、こうした意見交換会のようなものを開いてくれ、という要望があったのでそうした、だから今回も協議会ではなく意見交換会にしたのだ、ともいったそうです。

もし、これをご覧になっている元の杉の子幼稚園の保護者の方がいらっしゃいましたら、どう思いますか。
杉の子幼稚園の一部の保護者ではあるそうですが、協議会を開いてほしいと何度も要望し、それを受けて陳情書を市議会に出して採択され、はじめて意見交換会も開かれたそうです。
それも、すでに基本設計が始まってしまっていたため、基本設計の素案を示す形での意見交換会になったというではないですか。

それをもって、今回もその形にならった、というのは欺瞞以外の何物でもないです。
協議会を開かなかった事実をすらきちんと認めず、こうして言い訳、逃げに終始するという姿勢は、今回、当のこども部で起こった職員の不正(昨日の報告会の場で、副市長はじめ職員謝罪したそうですが)以上に、市民の信頼を損ねることに気づかないのでしょうか。

その他、7つのこども園計画こども園設置の場所の選択多すぎる定員(230人)工事期間中の安全・安心確保などなどについても、保護者が納得のいく説明はなされなかったといいます。

袖ヶ浦保育所にお子さんをあずける保護者からは、市長と直接話をしたいと要望があったそうです。今回の報告会前にも、ならしの子育ち・子育てネットワーク事務局から市長との直接対話を求める要望書が提出されていますが、公務の都合とのことで、報告会には副市長が出席することになったとのこと。
その副市長はじめ、職員の説明も逃げに終始するのみならず、市長も逃げているのでしょうか。

逃げずに市長は対話に応ずべきですし、協議会を開かずに、手続きをきちんと踏まずに進めてきたことについて、また、ゼロ歳児からの乳幼児が生活する保育所と同じ敷地内に大規模な建物、しかもひとたび大きな地震が起きれば「必ず」液状化が起こるという(同席した設計士がそういったそうです!)この敷地に、乳幼児施設を建設するという、保護者のみならず、通常の感覚があれば、不安にかられずにはおられないようなこの建設計画について、逃げずに誠実に、保護者の納得のいく説明、納得のいく説明がもしできないのなら、計画の見直しを求めたいと思います。
先の意見交換会で異論・批判が噴出した袖ヶ浦こども園整備計画のですが、本日、予定通りに報告会を開催する模様です。

結局、基本設計は予定通りに“決定”、その報告ということになるようです。
伝聞情報によれば、今回の報告会への市長の参加を求めた要望にも応えず、市長は参加せずに副市長が参加されるとのこと。

ご都合のつく方、是非ご参加を!

袖ヶ浦こども園関連議事録
【開催通知】2012年6月15日
(仮称)袖ケ浦こども園の基本設計に係る意見交換会・報告会の開催について
http://www.city.narashino.chiba.jp/kosodate/hoikugakko/470220120614143258853.html

>報 告 会
第1回 平成24年7月20日(金曜)18時30分から20時
第2回 平成24年7月21日(土曜)14時から15時30分

袖ケ浦保育所 遊戯室


協議会の設置に関しても、あくまでやらないですませようと考えているようです。

今日、明日の報告会の様子を見て、またあらためて問題点を明らかにしたいと思います。
先日、7月9日に行われた意見交換会にも結局参加はかないませんでしたが、参加した知り合いを通じて、もろもろ情報が入ってきています。

会場からの質問、意見があいつぎ、午後8時までの予定が1時間ほど伸びて、9時までやったとのこと。こども園となる予定、そしてこの意見交換会の会場となった袖ヶ浦保育所の保護者の方が数名参加されていて、とても納得されていない様子だったこと……などなど。

結局、習志野市としてはこの意見交換会と、会場から十分に意見交換会について告知もされず、保護者への説明と意見交換も十分でないとの指摘を受けて、袖ヶ浦保育所や袖ヶ浦東、西の両幼稚園の保護者対象の意見交換会を開くことを約束したものの、それらを開催することで、予定通り基本設計を決定し、20日、21日には報告会を開催するのだといいます。

この手続きの乱暴さについて、会場から異論、批判が相次いだといいます。

しかし、時代は進んで、さまざまな方法でこうした意見交換会の様子が見聞きできるようになりました。
先日は、こちらで有志の作成した議事録を転載いたしましたが、意見交換会の動画や音声まで、以下のホームページからのリンクで試聴することができます。

習志野市こども園整備・保育所民営化を考える

まだすべてを試聴できていませんが、ここでも、そのなかからとくに問題と思われる部分について紹介できればと思います。

また、上記HPから、この再編計画を策定した際に開かれた検討委員会の元委員の意見書も見ることができます。

現役の保育所保護者、そしてかつて保育所などにあずけていた保護者OBたちの間で、相当な怒りが広がっているようです。
昨日、第一報としてお知らせした袖ヶ浦こども園整備に関する意見交換会の模様ですが、なんと、参加された方のお一人が議事録を作成したそうです。
まわりめぐって、人伝に議事録を入手し、さらにこちらのブログへの掲載についてもご承諾いただいたので、取り急ぎ、公開いたします。

このなかで注目すべきは、当初の再編計画に記していた「7つのこども園への集約」という問題、第1期計画策定に当たって、市民から強く反発・批判を受けたこの部分を撤回して、あくまで第1期計画に記された3つのこども園の整備までしか決まっていない、という答弁を検討委員会、あるいは市議会の場で繰り返し述べていたのに、あっさりその「7つのこども園」構想に従って計画を進めていることを認めてしまっていることです。

つまりは、これまで反対の多い点について“撤回する”そぶりを見せて市民を欺いてきたことを、はからずも自ら明らかにしてしまったようです。

とにかく、以下のやり取りをまずはご覧ください。
本日は、第2回目の意見交換会が開かれます。平日ということもあり、参加しにくい時間のためどれだけ参加者がいるかわかりませんが、こちらも注視していきたいですね。

意見交換会第1回
【議事録】

意見交換会 第1回 平成24年7月7日(土曜)14時から15時50分 参加住民15名程度

説明:

 その場で資料が配られ、建物の設計図に関しての説明があった。
定員数に関しては、スライドで示されたのみ。(3年前の素案そのままであった)。

質問・意見交換

(元習志野市次世代育成委員)3年前、検討員会から最終答申が出、袖ヶ浦こども園に関しては、「今後この計画を進めるに当たっては、当該地域住民、保護者、市など関係者間で協議会を作り、市は最善と思われるものにしてほしい」と記載されている。協議会はいつ開いたのか?

(こども部)開いていない。タウンミーティングで計画の説明は済んでいる。

(元習志野市次世代育成委員)市として提出した文書の内容をなぜ無視するのか?

(こども部)計画に沿って通りに粛々と進めている。

(元習志野市次世代育成委員)手続きを完全に無視している。大問題だ。市長の見解を出すべき。そもそもこのミーティングすら全く積極的に告知されていない。3年間なにもなく、いきなりこの説明で決定とは市民を冒とくしている。そもそも現地での説明だけで、廃園となる幼稚園の保護者がほとんど参加されていない。そちらへの説明会は実施しないのか?

(こども部)建物の説明ということで現地での開催とした。

(元谷津保育所保護者)建物の意見ということなら設備が大規模化すぎる。最終答申にも規模の妥当性は確定的でなく、地域と相談するようになっていた。
 タウンミーティングでも大規模化への反対意見が大多数だったはず。そこでは各施設についての意見は各施設で協議するといっておきながら、ここでは、すでにタウンミーティング等で説明済みとはどういうことか?
 市長選の際、市長の得票率はわずか27%で、残りの対立候補はすべて大規模に関しては反対していた。4分の3の市民の意見は大規模化に反対である。そもそも保育所保護者のほとんどは大規模設備を望んでいない。
 園長所長は大規模と小規模とどちらがいいのか?

(袖ヶ浦保育所所長)私は先の2年間、こども部で本計画を検討してきており大規模で問題ないと考える。
(袖ヶ浦西幼稚園園長)大規模、小規模どちらにもメリットデメリットがありどちらともいえない。
(袖ヶ浦東幼稚園園長)そのとおり。

(現袖ヶ浦保育所保護者)定員等、今初めて聞いた。一番必要な0~2歳児の定員がが目減りしている。大丈夫なのか?

(こども部)施設的なキャパシティーは260名。設備の余裕はある。

(現袖ヶ浦保育所保護者)では減らないのか?

(こども部)現在のこどもはすべて受け入れることができる状況。

(津田沼保育所元会長)タウンミーティングで泣きながら、統廃合に反対したかたを覚えていないのか?
タウンミーティングでも身近な場所に公立施設がなくなることに関して多くの反対意見が出たはず。スクールバスがないことも同様。答えはないのか?
 そもそもこの地区は液状化で大きな被害にあった。上ものの説明だけで液状化についての説明がなされていない。費用をかけて地盤改善するより、場所の見直しをすべきではないのか?

(こども部)決まったことに対して変更する予定はない。

(鷺沼?在住)最近の市のやり方はひどすぎる。住民を無視した行政をしている。以前はこんなことはなかったはず。


(袖ヶ浦マンション管理組合会長)すぐ裏に高層マンションの建設を計画しているが、今回の液状化でとん挫しているが引き続き進めていく予定。3階建ての高層建築を隣に建てられると、こちらが影になり損失をこうむる。園庭が丸見えになる。

(こども部)計画を進める段階で相談していきたい。今後も7つのこども園構想に従ってご協力いただきたい。

(元習志野市次世代育成委員)市長は1期以降は何も決まっていないと発言したはず。また覆すのか?
 現在、非正規職員が6割のはず。非正規職員は時間外もさせられずモチベーションが大きく異なる。東習志野こども園では、市の正規職員を集中させ乗り切ったが、もうそうはいかない状況のはず。本当にこの大規模で非正規職員が半数いて、十分な保育ができると考えるのか?

(所長,園長)できるよう努力する。

(津田沼保育所保護者2)説明を聞いて驚いた。これは意見交換会ではなく一方的な説明会ではないか?
大規模化の弊害はすさまじい。分割に携わったが、学童でさえ大規模では大きく荒れ果てた。名前も覚えてもらえない先生から十分な保育が受けられるとは思えない。

(元谷津保育所保護者)今回大規模施設に対しての反対意見ばかりが出ているが、意見交換会というなら、今回でた意見についてどのようにすすめるのか?

(こども部)検討させていただきます。

(元谷津保育所保護者)では規模を縮小してくれるのか?

(こども部)全体計画は決定であり変更することはありません。

(現次世代委員)今回の手順は確かに不手際が多いと思う。見直す必要があるのでは?
昨日と明日、以下の袖ヶ浦こども園の基本設計についての意見交換会が開催されているとのことですが、昨日参加された方から少しお話を聞いたところ、これがまったくの、保護者や住民無視の「意見交換会」とのことでした。

(仮称)袖ケ浦こども園の基本設計に係る意見交換会・報告会の開催について

 習志野市では、「習志野市こども園整備と既存市立幼稚園・保育所の再編計画(第1期計画)」に基づき、現袖ケ浦保育所の敷地に、(仮称)袖ケ浦こども園を建設するため、現在施設の設計を進めています。
 袖ケ浦保育所、袖ケ浦東幼稚園、袖ケ浦西幼稚園に通う保護者の方々や近隣の方々との意見交換を行い、子どもたちにとってより良い施設となるよう基本設計の参考とするため、地元での意見交換会・報告会を下記のとおり開催します。
                                     記
1.日時 意見交換会 第1回 平成24年7月7日(土曜)14時から15時30分
               第2回 平成24年7月9日(月曜)18時30分から20時
      報 告 会  第1回 平成24年7月20日(金曜)18時30分から20時
               第2回 平成24年7月21日(土曜)14時から15時30分
2.場所 袖ケ浦保育所 遊戯室
3.基本設計とは
 より詳細な設計である実施設計の基となるもの。建築物全体の概要を、使い勝手や技術的・法律的観点から検討し、基本的な形として設計することです。
 基本設計を基に、市と設計業者で検討して、実施設計を行います。


そもそも、こちらのブログでもすでに指摘しました通り、袖ヶ浦こども園にせよ、またすでにこの4月に開園した杉の子こども園にせよ、保護者や地域住民との「協議の場」を設けて、そのあり方から話し合いながら計画を進める、と習志野市自らが明言しておりました(「再編計画」のなかにもそうしたことは明記されていますし、市議会での答弁でも繰り返しそう言っていたとのことです)。

しかし、それを行ってこなかったばかりか、昨日の意見交換会の場でそのことについて問題とする参加者の質問に対して、開き直りともいえる発言があったとか。
このあたりは伝聞にすぎないので、もう少し情報を収集したうえで、こちらでも詳細についてご報告できればと思います。

それにしても、です。

習志野市の告知文の引用からもわかる通り、今回の意見交換会からわずか2週間も立たないうちに、すでに報告会も予定されています。そもそも、この意見交換会で出た意見もまともに反映するつもりもあるのかどうなのか。とても疑問ですね。
自ら約束した協議の場も設けず、いまとなって基本設計がほぼ固まって(つまりは、すでにほぼ動かし難い形にしたうえで)から行い、しかも、はなから意見交換会で出た意見を反映するつもりすらうかがえないような、こうした習志野市の姿勢は、きわめて問題です。
自閉症“オーティズム”を取り上げた映画「星の国から孫ふたり」が佐倉市と習志野市で上映されます。
物語は、

孫ふたりが「自閉症」だった! 星の国から来たような孫たちと、コミュニケーション獲得のためのバアバの奮闘記。未知なる世界を知り、そこに寄り添うことで、ふれあう魂(たましい)。涙が笑いに、苦しみが喜びに変わる。今や、異星語も解せるようになったバアバは怖いものなし!

とのことですが、詳しい作品情報などは以下のページをご参照願います。

http://hoshinokuni-autism.com/

4月20日(金)10時30分
ミレニアムセンター佐倉(京成佐倉駅直結)
*上映後、監督の思いを綴ったDVD(15分)をご覧いただけます。
佐倉での上映会は、その後満席とになったとのことです。

4月21日(土)①14時  ②18時30分
習志野市民会館(京成大久保駅徒歩1分)
*①の上映後のみ、脚本家のミニ講演会を予定しています。

前売券  800円   
当日券 1,000円

★収益の一部を自閉症関係団体に寄付致します★
【チケット取扱場所】
<佐倉地域> NPO法人 もくようの家
           佐倉市栄町7-15 1F TEL&FAX 043-486-7686  
<習志野地域> NPO法人 ならしの子ども劇場
           習志野市津田沼5-3-27 TEL&FAX 047-451-3676  
           音楽工房ピアスタ  習志野市津田沼2-6-34-203 TEL&FAX 047-409-6426
            プレジーコーヒー津田沼  船橋市前原西2-13-13 TEL047-455-4750

【主催】 映画「星の国から孫ふたり」を上映する会
【共催】 特定非営利活動法人 ならしの子ども劇場
【後援】 佐倉市 佐倉市教育委員会 佐倉市社会福祉協議会
習志野市 習志野市教育委員会 習志野市社会福祉協議会
千葉県自閉症協会 習志野市自閉症協会 印旛地区自閉症協会 
千葉県発達障害者支援センター 千葉県発達児・者親の会コスモ佐倉
一般社団法人日本発達障害ネットワーク
【お問い合わせ】NPO法人ならしの子ども劇場 047-451-3676
【振り込み先】 ゆうちょ銀行  当座(郵便振替)00170-8-28605
         ならしの子ども劇場

自閉症や発達障害、その他の精神障害などなど、一見、障害がわからないけれども、障害を持った人、子どもたちへの偏見というのは、なかなか根強いものがあります。昨日の京都での大きな悲惨な事故などをきっかけに、偏見と差別・排除が進まないよう願っています。
この映画が、少しでもこうした子どもたちや人たちへの理解につながることを祈ってやみません。
昨年の市長・市議会選挙以来、すっかり更新がご無沙汰になってしまいました。
みなさん、お変わりありませんでしょうか。

習志野市では、新年度を迎え、この4月から市内第2のこども園となる杉の子こども園が開園、また、市立若松保育所、袖ヶ浦第二保育所の2園が来年度の民間への「移管」(完全民営化)を前に、準備段階として民間委託されました。
民間委託と民間移管……わかりづらいですね。要するに、現在は若松、袖ヶ浦第二の2園は習志野市立のまま、保育を法人(民間)に業務委託している、ということになり、来年度以降、運営も保育所そのものも民間に移され、法人が所有し、運営する民間の保育園に変わります。
今年度の民間委託に先だって、今年の年明けから3ヶ月間の引き継ぎ期間を設け、若松および袖ヶ浦第二の2つの保育園には、それぞれを請け負う法人から園長予定者、保育士などの職員が入り、現場で保育業務に携わりながら引き継ぎをしたとされています。

一方、第3のこども園の計画として、袖ヶ浦こども園も平成26年度の開園に向けて着々と進めているようです。以前にもこちらで指摘したように、その間、「再編計画」に記し実施を約束した、地域の住民、保護者との意見交換がまったく行われないまま。

国レベルでは、いわゆる「子ども・子育て新システム」が閣議決定を経て、法案が国会に提出されました。「幼保一体化」といいながら、従来の幼稚園が存続できること、「総合こども園」に待機児童の多い年齢層のゼロ歳~2歳児の受け入れを義務付けなかったことなど、待機児童対策を大きな目玉としたはずなのに、まったくその用に立たないのでは、といった内容で、その他、自治体の保育実施義務、保育を受ける権利などを切り崩すものといった懸念を持たれています。

本日も流れていた、厚生労働省のツイートです。

厚生労働省 ‏ @MHLWitter
【一体改革:総合こども園】保育所と幼稚園の良さをあわせもつ総合こども園を創設します。親が就業を中断しても、再開しても、子どもが同じ施設で質の高い幼児期の学校教育・保育を受けられるねらいがあります。幼稚園からの転換で、待機児童解消にも効果があります。


なんとも、なツイートです。
もともと、幼稚園の指導要領にせよ保育所保育指針にせよ、子どもの発達を支援するという点で、「養護」「教育」の両方を含むものとして「保育」を位置づけています。保育所で「教育」が行われてないなんてこともないですし、「質の高い幼児期の学校教育」などと書いて、いかにも保育所での「教育」に不足があり、こども園化でそれが補える、みたいな書き方ですが、そもそも幼稚園と保育所は預かる年齢と時間の違いで、「教育」の点でそう大きく異なるわけではありません(もちろん、私立の幼稚園のように、独自の教育内容を持つ幼稚園もあるので、一概に同じ、ともいえませんが)
厚労省自らが進めてきた政策を否定し、誤解を招く表現にしているところが、とても怪しいです。
しかも、「幼稚園からの転換」があまり望めないのですから、「待機児童解消にも効果」なんてないんじゃないですか?

いったい、この国の子ども・子育てはどうなってしまうのでしょうか?

少子化対策といいながら、少子化をいっそう進めるような施策が採られようとしているのはなぜなのでしょうか。

しばらく更新が止まり、なかば放置状態でしたが、思いを新たに、このブログを再開したいと思います。
これからも、よろしくお願いいたします。