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11月28  

今日紹介する記事は、元レバノン大使の天木直人氏のブログの記事で、昨日書いた政界再編の関連記事です。まずは記事をご一読ください。
   

大阪市長選挙の後に動き出す日本の政治

今夜にも大阪市長選の結果が判明する。

 その後に何を書いても後講釈になるので今のうちに書いておく。

 橋下氏が勝てば政局になる。

 どのような政局になるか。

 それを占うのがこのメルマガの趣旨だ。

 数日前に亀井静香が亀井新党を口にしたが一笑に付されて終わった。

 亀井は恥をかいてお終いだが、亀井新党とは無関係に、政界再編もはや避けられない。

 ここへ来て小沢一郎が野田政権のTPPへの対応や消費税増税に明確な反対の意思表示を繰り返している。

 野田政権は長くはないと嗅ぎ取ったのだろうか。

 あるいは野田民主党政権を揺さぶる時が来たと考えて動き始めたのか。

 その真意はどうであれ、もはや政界再編は避けられないだろう。

 野田民主党はもはやかつての反小沢で団結するという一体感もエネルギーもない。

 その一方で自民党も分裂含みである。

 自民党もまたTPPや消費税増税で割れている。

 谷垣総裁の指導力のなさに見切りをつける動きは収まらない。

 いくら政治家たちが解散・総選挙を避けようとしても、来年に入れば政局は流動的になる。

 そしてどの政党もどうしたら国民の支持を得られるかに苦労している。

 そんな中での大阪市長選挙であった。

 今度の大阪市長選挙は、自民党、公明党、民主党の相乗りに加え共産党まで支持をした平松大連立候補と孤軍奮闘する橋下候補の一騎打ちだった。

 おまけに橋下氏はその出自や暴力団との関係を暴露された上に、独裁者呼ばわりされてメディアの矢面に立たされた。

 それにもかかわらず橋下氏が勝つとすれば、それは既存政党の組織選挙が有権者から完全に否定されたということだ。

 生き残りをかけた既存の政党、政治家が橋下氏の集票力に擦り寄らないはずはない。

 左派政党が橋下に近づくことはない。

 だからといって橋下氏が自民か民主のいずれかと組む可能性は少ない。

 あるのは自民でも民主でもない保守の第三極である「みんなの党」と、起こりうる小沢新党である。

 名古屋の河村たかしも地域政党のよしみで橋下に近づきやすいし、自身もまた国政復帰の野心がある。そして河村は小沢と親和的だ。

 果たして橋下氏はこれらの勢力とどう連携する動きを見せるのか。

 果たして小沢一郎はどう動くのか。

 既存政治、政党を全否定する私にとって、日本の政治が唯一面白くなると考えるのはこの二人が手を組む時だ。

 果たしてこの二人に政策の一致点があるのか。

 一致して何をしようとするのか。

 そもそもこの二人に日本の政治を本当に変えられる力量があるのか・・・


ご存知のように大阪ダブル選挙は橋下陣営が勝ちました。

この結果、既存政党への逆風の風はとても大きく、いかに既存政党が有権者を満足させていないかが分かり、政界再編のきっかけになるかもしれないと書く、天木氏に非常に共感を覚えます。

そりゃそうだと思いませんか。

いまでこそ、菅や野田民主党政権が、あまりにもお粗末なので、民主党よりは自民党の方がマシという声も出ていますが、決して自民党ならやってくれると言う期待感があっての支持ではありません。

そもそも、自民党政権こそ、長年、対米隷属、官僚主導による国民不在の政治に終始し、決して誉められる政治をやっていたわけではありません。

だから、民主党がだめだからと言って、野党第一党の自民党なら良いと言うことにはならず、民主でもない自民でもない、新しい第三の勢力が新しい政党を支持する有権者が増えるのは当然で、今回の大阪ダブル選挙で、既存政党側が敗北したのは当然の結果だと思います。

もちろん、大阪は官僚や既存政党を嫌う傾向があることも、既存政党ではない橋下が勝った原因かもしれませんが、本質は民主党・自民党・公明党など既存政党では、自分たちの生活が良くなることはないと言う有権者の、既存政党への大きな不満が根底にあると思います。

でも、この動きを全国レベル、要は国政レベルにまで広げていくには、現在の野田民主党がTPPと増税問題で暴走に反対する、党派を超えた政治家たちの強い覚悟が不可欠です。

政治家は国と国民のためにリスクをとって、新しい政治勢力を分かりやすい形で有権者に示さなければ意味がありません。

具体的にいうと、天木氏が期待する、橋下・河村+みんなの党+小沢グループと言うことになると思いますが、できれば、これに田中康夫たちの新しい保守グループが加われば、確かに、日本の政治を変えうる勢力になると思います。

でも、一番の問題は、遠吠えはしても行動は起こさないと言う、優柔不断の塊みたいな政治家が多すぎて、結局のところは政界再編への動きが立ち消えてしまうことにはならないかという懸念を感じます。

何にしても、野田政権が続けば続くほど、日本の国益は損なわれるから、一気に政界再編への流れが起きることを祈る気持ちです。

最後に、天木氏がまったく評価していない亀井新党にも期待したいし、逆にTPPを強く明確に推進するみんなの党の正体は気になるところです。

 

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