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ボードゲーム宮殿

地域活動系ボードゲーム会(板橋区・練馬区)

第24回BGあそびばボードゲーム会の様子

 

2017年1月28日(日)

13:00~16:30

小学生3名、大人6名、合計9名の参加

 

それでは遊んだゲームから

 

ワニに乗る?!

何度も書いてますのでネタ切れなんですが、
まあ書きます。

動物の木駒を積んでいくバランスゲーム。

今回遊んでる子達は、もう何度も何度も遊んでいるんですが、「飽きた」とは言わないですね。
不思議なもんです。
ただ、複数回やってますんで熟練してきて色々な技を使ってきますね。

一つは「軸ずらし。」
ちょっと斜めにしたり、軸をずらしてはみ出させたり。
すごいバランス悪くなるんで難易度アップ。
えげつないです。

もう一つは、「広げない。」
ワニの目が出たときにはワニの横に駒をつけて乗せるスペースが増えるんですが、
その時に最小のペンギンを縦で配置。
全然広がりません。
これまた難易度上げてきます。
素敵です。
ワニに乗る世界選手権とかあったらぜひ参加させたいです。

あとなんですかね、
このゲーム、ゲーム以前に積み木なんですよね。
刷り込みなのか、人間の本能なのかわからないけど
目の前に積み木的なものがあれば、人は積まずに入られない生き物っぽいです。
例えば、ゲーム始める前に自分用の駒を7つ目の前に集めるんですけど
ゲーム関係なく、ほとんどの子はそれを積み始めます。
我慢できないんですね。
このゲームはこの人間の積んでしまうサガみたいなものをそのまま素直にゲームにしてる。
つまる、つまらない以前に
本能を充足してくるのです。
油断ならないですね。

今回もこんなんなってますしね。

個人的お気に入り度☆☆☆☆ 5点満点
小学生低学年までなら優秀なキラーゲーム。ただちょっと値段高い気はする。


バンパイアクィーン

大富豪、大貧民に味付けした感じのゲーム。
ああ、なんか怒られそうだけど、そんなに間違ってないかと。

かなりトランプゲーム。
テーマとか、物語性とかそういうのがあんまりない数字上書き系のゲームですね。
ですんで小学生受けはどうかな?って思ったんですけど意外と楽しんでいました。
ただ遊んでた子達は、ゲーム会常連で、かなりゲーム慣れしてるってのが大きいと思います。

多くの小学生は、イメージが膨らむ「テーマ性のあるゲーム」に入りやすい傾向があります。

セオリーとしては
「犯人は踊るとかナンジャモンジャ」とかで慣れてから「ニムトやバンパイアクィーン」などの数字ベースのゲームに移行していくと良いかと思います。

ゲームとしては大人数に対応したトランプゲームといった趣き。
大貧民系の数字大きいほうが強い、カード出し切ったら勝ちシステム。

ただ味付けとしてバンパイアハンターというのがいて
これが出されたターンは数字の強さが逆になる。
お手軽な「革命」なんですね。
この革命が1ゲーム中に何回も起きるので、エキサイティングだし計算しきれない面白さがある。
「カード配られた時点で順位がもうほぼ決まってる」的な予定調和が無いですね。
場が荒れる面白さを広げてみたって感じです。
個人的にはかなり好み。
ワーキャー盛り上がれます。

個人的お気に入り度☆☆☆☆ 5点満点
バンパイアハンターのカードを出す時に「ハンターチャンス!」って柳生博の物まねをして出してました。
小学生にはわからないだろうと思ったら、知ってるって言われて驚きましたね。
博多華丸大吉の物まねで知ってたらしい。なるほどな。


宝石のきらめき

拡大再生産のコア部分をギュッと絞り込んだゲーム

拡大再生産とか、なに言ってるかわからないかもしれないので、あれですね。
お買い物ゲームです。
どんどんカードを買います。
その買ったカードに効果がついてまして、その効果によって次の買い物が楽になるって感じのシステムを
まあ拡大再生産とか言うらしいです、たぶん。
たぶんだよ。

他のゲームだとこの効果ってのがまあ色々ややこしいのが多いわけなんですが
このゲームはただただ買い物が安くなる。
それだけに絞ってるんですね。
シンプル!
ビューティフル!
それでいて面白いので素晴らしい。

拡大再生産系ってワクワクするんですよね。
自分の手勢がどんどん強くなって、広がっていって
できることがどんどん多くなっていく。
RPGで自分が強くなるのに似てます。
ああいう快感が脳に響くんですよね。

ただ先ほども言ったように、この手のゲームはカードに文章が書いてあってとにかく面倒くさい、ややこしい、説明が長い。
というので小学生には出しにくい。
ですが、この宝石のきらめきはシンプルなので小学生でもいける。
お手軽に、このどんどん強くなっていく快感を楽しめるわけです。

まあ実際、やり込むとカードを憶えたりシビアな部分があるんですが、そこまでしなくても
見える範囲の短、中期的計画でも十分その面白さは色褪せない。

ある程度ゲームを遊んで、次のステップとして
拡大再生産を試してみたい子どもにお勧めのゲーム。

今回は小3、小5の子ども達で遊びました。
小3の子は、やはり中期的視点ではゲームを進めることはできませんでしたが、
短期的に目先目先のおいしい買い物を選ぶという事だけでも熱中して楽しんでいました。
結局、運の助けもあって小3の子が勝ちましたね。

これからも拡大再生産のスタンダードとして遊び続けていくと思います。

個人的お気に入り度☆☆☆☆ 5点満点
コインがいい感じの重さで満足度があるんだけど、あんまりにもいい感じすぎて
小学生はこのコインをいじる欲求に抗えない。
常にいじり倒しているので、質がいいのも痛し痒し。

 


この日はニムトや犯人は踊るなんかで遊びました。

 

そして恒例の集団遊びは

今回は参加者全員で「クイズいいセンいきましょう」を遊びました。

画像なし。

 

ゲーム会後は、私の家で大人だけのゲーム会を行いました。
ゲーム会主催も楽しいけど、自分があんまり遊べないんですよね。
小学生ではちょっと難しい中量、重量級ゲームも遊びたいし。
そんな感じで、大人だけでちょろっと遊んでみました。

今回はミステリウム

カードの絵をヒントに犯人や凶器を当てていく推理ゲーム。

すごい雰囲気のある道具立て。
イラストや、ゲームアイテムが懲りまくっています。
もう満足。
こういう手の込んだ手抜きの無い道具が満ちているだけでもう気持ちがいい。

ゲームはまあ、良いんじゃないでしょうか。
イラストで推理ゲーム。
名作ディクシットがすでにあるわけで、殺人事件の推理という間口が狭まったゆえに
自由度が削られた感は否めない。
でも良いんです。
雰囲気がイラストが、小物が、高いクオリティで心地よくしてくれます。
ラグジュアリー感が全て。

個人的お気に入り度☆☆☆☆ 5点満点
古い洋館でろうそくの火の明かりのなかで遊びたい。

以上でレポート終了です。
こまごま更新していきます。
 

第23回BGあそびばボードゲーム会の様子

2016年12月18日(日)

13:00~16:30

小学生6名、中学生3名、大人7名

合計16名の参加。

 

ちょっと古いレポートとなりますが、このまましばらく続けて現在まで更新していきます。

 

この日はゲーム以外にも科学実験コーナーを行いましたので、そちらもご覧ください。

 

まずは遊んだゲームから。

 

・ウボンゴ


早解き図形パズル。
出来上がった時に「ウボンゴ」と声を出す素敵ゲーム。

 

ゲーマー、初めての人、男女、年齢問わず愛される、汎用性の高いゲーム。
嫌われるって事が全くないんですね。

 

誰でも嗜好の引っ掛かりってあるじゃないですか。
オッサンが描いてあったり、女の子が描いてあったり、絵柄やデザインが気に入らなかったり。

そういうのが無い。

 

アフリカチックなデザインだけどオシャレ過ぎずダサくもなく、上手なライン。

システムも図形パズルという普遍性によって誰もが何も引っかからずにゲームが始められる。

これって結構すごい事です。

 

超優等生。

 

優等生だけど、その事を鼻にかけない愛されるタイプって感じです。

 

まあ、そんな感じで、どこで誰に出しても好印象を残せるんですね。
便利。

 

その中でも特に受けがいいのが女子。
すこぶる良い。

 

小学生向けの当ゲーム会ですが、女子というのは男子に比べてそんなにゲーム好きじゃないです。
話したり、絵をかいたりの方が好きです。
それなのに、その子たちが率先して遊ぶのがウボンゴです。
誰もが楽しめるパズルの爽快感と
普遍的なデザインが、女子の心つかんでいます。
このゲームが無ければ早々に見切りをつけられていたんじゃないかって思います。

うちのゲーム会はウボンゴさんにずいぶん助けられてますね。

 

それともう一つ、ルールが簡単で、子ども同士の卓でも大丈夫というのがあります。
小学生3年生くらいなら、一回遊んでしまえばルール説明もゲーム進行も出来てしまいます。
ゲーム会運営としては、非常に助かる。
卓にスタッフをつけなくていいわけですから。
人数が多い日はとりあえずウボンゴってなもんですよ。

 

もうウボンゴ先輩来てくれると超助かるっすよ。

 

そんな感じでウボンゴ先生に女子から大人までお任せしておりますね。

 

それではウボンゴ様のお気に入り度は
★★★★★(5点満点)
何もかもがありがたい。

 

・犯人は踊る


小学生男子が狂喜乱舞する推理系ゲーム。
あちらこちらに移動する犯人をビシッと当てる。

 

論理的でありながらも、人の表情や癖が推理の大きなウェイトを占めるため
盛り上がらないわけがない。

 

ウボンゴが女子受けの横綱なら
男子受けの横綱はこの「犯人は踊る」ですね。
なんかちょっと怖いくらいです。

 

当ゲーム会に来る子はこのゲームやりたさに来てるって感じの子も多いです。
始まって速攻、「犯人は踊るがやりたい!」と言い続ける有様です。

 

小学生男子にだけ効く成分でも入ってるんですかね?

 

個人的には、そこまで興奮できるか?と言われれば、ちょっとと思ってしまうんです。
いや面白いですよ。
パーティーゲームとして盛り上がるし良くできている。
ただ男子たちがあそこまで繰り返し遊び続ける理由が今でも把握しきれていないというのが正直なところです。

 

 

まあ一つはテイストが大きいとは思います。
犯人、探偵、アリバイ
こういう世界がとても好き。
カード説明の段階で
犯人とか探偵とかの単語が出てくるだけでテンションがあがって興奮している。
そこだけでもう、フハフハしている。
さらにその世界の中で成りきり、しかも人間相手に解決するカタルシスは相当なもの。
用意された舞台の中でリアルタイムに主人公になるわけですね。

 

この没入感と達成感、そして一緒に遊ぶ共同感が彼らを狂わせているのかなと。
まあそれ以外にも何かありそうなのでもう少し観察して掘り進んでみたいですね。

 

個人的お気に入り度は★★★★(5点満点)
男子達と遊び過ぎてお腹いっぱい。

 

・コンセプト


写真を見てください。
これ!
このみっちり感!
これがこのゲームの魅力です。

 

この時は10人で遊んだかな?

 

ゲーム内容は連想ゲーム。
出題チームが、色や形のアイコンを使ってお題を表現。
回答チームがそれを当てる。

 

 

このゲームの良い所は2人1組のチーム戦というところ。
小学生はですね、この出題の時にチーム内で揉めるんですねえ。
ヒントで置いた駒に
え?
それ?
なんで?
と、お互い納得いかない様子がままあります。
小学生はまだ表現力、伝達力が、未発達で独自性のまま磨かれていない。
世間や、周囲とのすり合わせができていない。
なので、突飛な表現が飛び出す。
だから揉める。

 

そんな状況の中、お互い相談しながら、すり合わせていく様子は
子ども成長の「今その瞬間」に立ち会っているようで、色々感慨深いです。

 

 

連想系ゲームは色々ありますが
チーム戦というのは少なく、
このゲームにはその相談する、すり合わせる、そういった過程がとても魅力的です。

 

ゲームとしてはやや荒削りな所もありますが、大人数でみっちり遊ぶならお勧めですね。

 

個人的お気に入り度は★★★★(5点満点)
大人受けはイマイチだったりします。

 

科学実験コーナー
「けみかるlab」

当ゲーム会では、ゲームだけではなく、
集団遊びや、折り紙教室、イラスト教室、実験コーナーなど
色々な企画を盛り込んでおります。

 

地域の大人が講師となって、特技を使って子ども達と一緒に遊ぶ時間です。
ゲーム会の終わりの1時間から30分を使って遊んでおります。

 

 

今回は大学院生のY君が講師の科学実験コーナーです。

 

科学実験は今回で3回目かな。

今回はろ紙を使った結晶実験です。
まずは紙を既定の大きさに切るところから。

その後は色を塗ります。

その色を吸い上げながら結晶化するので、色とりどりの結晶が生まれるわけです。

選んだ色によって個性が出ますねえ。

予想よりも結晶が大きかったです。

 

こんな感じでした。

それではまた。

第6回チャレンジボードゲームの様子

2017年 3月23日(木)
18:30~20:30
まなぽーと成増

大人2名、スタッフ3名、計5名で楽しみました。

こじんまりと遊びました。

大人ばかりで少人数では、ちょっと寂しいですね。

中高生が来られるような時間帯にも出張しましょうかね。

ちょっと色々やってみます。

 

・よくばりハムスター

写真はゲーム終わって片づける寸前あわてて撮ったもの。

ゲームのちゃんとした風景ではないです。すいません。

 

ゲーム内容ですが、結構テクニカルなゲームの印象をうけました。

手札を公開して得点化する系のゲーム。

 

貯めこんで一気に得点化すればおいしいんだけど、

あんまり貯めこんでると他の人に手札を奪われてしまう。

 

状況を見てどこまで欲張れるかを見極める。そんな感じ。

 

「カードを奪う」という結構ダイレクトな要素があるけれどもアメゲー感はない。

奪われるのは、一番手札をガメてる奴なので、

奪われて誰かを恨む感じはなく、自業自得で済ませられる。

なので公平感漂うユーロスタイル。

 

ルールもすっきりして、勝負どころもわかりやすい。

最近のカードゲームの中ではなかなか腰の入った安定感ありますね。

タイトルの「よくばりハムスター」も

貯めこみすぎると自爆するゲーム性をあらわしていてナイス。

お勧めです。

 

個人的お気に入り度は★★★★(5点満点)

箱絵のでかい顔は少しむかつく顔。

 

 

・ザ・ゲーム

何でこんなタイトルにしちゃったんでしょうね。

検索性がものすごい悪いよ、このゲーム。

画像検索するとラッパーのお兄ちゃんが並ぶよ。

 

さてゲーム内容。

協力型の小箱カードゲーム。

カードを出し切れたらプレイヤー勝利。

カードが残ってしまったらプレイヤー敗北。

そこそこ相談しながらやってくださいねってゲーム。(ざっくり)

 

難易度調整が良くできてる印象。

初プレイの人を入れても毎回

勝てるかどうかギリギリのエキサイティングなラストになる。

ハラハラ感が良いんだよね。

協力型ゲームの肝はそこだから、やっぱ売れてるゲームは上手いね。

 

ただねえ、数字のカードでシステマチックに遊ぶ感じ。

ゲームからテーマは感じられず、無味無臭。

しかし短時間の協力型ゲームって他にはあまりないので、テーマ性の淡白さが気にならなければすごく重宝します。

 

個人的お気に入り度は★★★★(5点満点)

困ったカードしか出せない時は、みんな謝罪しながらそっと出す。

日本人的だなあと、いつも思う。

アメリカ人だったら、そんな時どういう感じなんだろう。

オーマイガッ!とか毒づくんだろうか?

 

 

・バベル5

サイコロを乗せるバランスゲーム。

自分が持ってるのは2009年度版。

そこそこ古い同人ゲームですね。

 

手持ちのゲームの中でも変ゲーのオーラを放ってたんでしょうね、

目ざといKさんが、「これなんすか?」と興味津々だったので、それじゃあと。

 

箱あけて台座見せて、

この上にサイコロ積むゲームですって言って

えええええええ!っと一盛り上がり。

出落ちで終わるかなと思ったけど、結果今日一番の盛り上がりでした。

すごいぞバベル5。

 

サイコロを3つ振って、出た目に対応した台座に積んでいく。

 

台座ごとに難易度があって

1の台座は超むずかしい。

1個乗せるのも失敗するレベル。

逆に5の台座はかなり安定感があって、5個くらいは余裕。

 

崩すとマイナス点を貰うことになるんだけど、1は難しい代わりに失点も低い

5の台座は簡単だけど、崩すとものすごいマイナス点。

 

まあそんな感じ。

面白い。

やってることは、サイコロを積むという、知らない人が見たら「何やってんの?あんたたち?」

って心配されるような地味な遊びなのに、

エキサイティング。

難しいチャレンジを成功させたときは皆が賞賛の拍手。

それぐらい冷や冷やギリギリな難易度。

 

それとテクニックだけじゃないところも良いね。

無理だと思ったらやめても良いし。(サイコロの目の分だけマイナス点もらうけど)

サイコロの目で置く場所が決まっちゃうので、ガチ感は薄い。

 

ただ、サイコロが小さいので、緊張で指汗が出る人は要注意。

手の湿り気にサイコロがくっついて、難易度マックスになります。

それを差し引いても、テクニックだけではないバランスゲームは貴重なのでおすすめ。

 

個人的お気に入り度は★★★★★(5点満点)

チームきりたんぽ(仮)復活しないかなあ。

待ってます。

 

次回は4月27日(木)

18:30~20:30 まなぽーと成増  板橋区成増1-12-4

 

対象 中学生から39歳

参加費 無料


参加希望者は下記メールにてご連絡ください。
bgkyuuden@gmail.com

 

フラっと遊びに来てくれるとうれしいです。