第23回BGあそびばボードゲーム会の様子 | ボードゲーム宮殿

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地域活動系ボードゲーム会(板橋区・練馬区)

第23回BGあそびばボードゲーム会の様子

2016年12月18日(日)

13:00~16:30

小学生6名、中学生3名、大人7名

合計16名の参加。

 

ちょっと古いレポートとなりますが、このまましばらく続けて現在まで更新していきます。

 

この日はゲーム以外にも科学実験コーナーを行いましたので、そちらもご覧ください。

 

まずは遊んだゲームから。

 

・ウボンゴ


早解き図形パズル。
出来上がった時に「ウボンゴ」と声を出す素敵ゲーム。

 

ゲーマー、初めての人、男女、年齢問わず愛される、汎用性の高いゲーム。
嫌われるって事が全くないんですね。

 

誰でも嗜好の引っ掛かりってあるじゃないですか。
オッサンが描いてあったり、女の子が描いてあったり、絵柄やデザインが気に入らなかったり。

そういうのが無い。

 

アフリカチックなデザインだけどオシャレ過ぎずダサくもなく、上手なライン。

システムも図形パズルという普遍性によって誰もが何も引っかからずにゲームが始められる。

これって結構すごい事です。

 

超優等生。

 

優等生だけど、その事を鼻にかけない愛されるタイプって感じです。

 

まあ、そんな感じで、どこで誰に出しても好印象を残せるんですね。
便利。

 

その中でも特に受けがいいのが女子。
すこぶる良い。

 

小学生向けの当ゲーム会ですが、女子というのは男子に比べてそんなにゲーム好きじゃないです。
話したり、絵をかいたりの方が好きです。
それなのに、その子たちが率先して遊ぶのがウボンゴです。
誰もが楽しめるパズルの爽快感と
普遍的なデザインが、女子の心つかんでいます。
このゲームが無ければ早々に見切りをつけられていたんじゃないかって思います。

うちのゲーム会はウボンゴさんにずいぶん助けられてますね。

 

それともう一つ、ルールが簡単で、子ども同士の卓でも大丈夫というのがあります。
小学生3年生くらいなら、一回遊んでしまえばルール説明もゲーム進行も出来てしまいます。
ゲーム会運営としては、非常に助かる。
卓にスタッフをつけなくていいわけですから。
人数が多い日はとりあえずウボンゴってなもんですよ。

 

もうウボンゴ先輩来てくれると超助かるっすよ。

 

そんな感じでウボンゴ先生に女子から大人までお任せしておりますね。

 

それではウボンゴ様のお気に入り度は
★★★★★(5点満点)
何もかもがありがたい。

 

・犯人は踊る


小学生男子が狂喜乱舞する推理系ゲーム。
あちらこちらに移動する犯人をビシッと当てる。

 

論理的でありながらも、人の表情や癖が推理の大きなウェイトを占めるため
盛り上がらないわけがない。

 

ウボンゴが女子受けの横綱なら
男子受けの横綱はこの「犯人は踊る」ですね。
なんかちょっと怖いくらいです。

 

当ゲーム会に来る子はこのゲームやりたさに来てるって感じの子も多いです。
始まって速攻、「犯人は踊るがやりたい!」と言い続ける有様です。

 

小学生男子にだけ効く成分でも入ってるんですかね?

 

個人的には、そこまで興奮できるか?と言われれば、ちょっとと思ってしまうんです。
いや面白いですよ。
パーティーゲームとして盛り上がるし良くできている。
ただ男子たちがあそこまで繰り返し遊び続ける理由が今でも把握しきれていないというのが正直なところです。

 

 

まあ一つはテイストが大きいとは思います。
犯人、探偵、アリバイ
こういう世界がとても好き。
カード説明の段階で
犯人とか探偵とかの単語が出てくるだけでテンションがあがって興奮している。
そこだけでもう、フハフハしている。
さらにその世界の中で成りきり、しかも人間相手に解決するカタルシスは相当なもの。
用意された舞台の中でリアルタイムに主人公になるわけですね。

 

この没入感と達成感、そして一緒に遊ぶ共同感が彼らを狂わせているのかなと。
まあそれ以外にも何かありそうなのでもう少し観察して掘り進んでみたいですね。

 

個人的お気に入り度は★★★★(5点満点)
男子達と遊び過ぎてお腹いっぱい。

 

・コンセプト


写真を見てください。
これ!
このみっちり感!
これがこのゲームの魅力です。

 

この時は10人で遊んだかな?

 

ゲーム内容は連想ゲーム。
出題チームが、色や形のアイコンを使ってお題を表現。
回答チームがそれを当てる。

 

 

このゲームの良い所は2人1組のチーム戦というところ。
小学生はですね、この出題の時にチーム内で揉めるんですねえ。
ヒントで置いた駒に
え?
それ?
なんで?
と、お互い納得いかない様子がままあります。
小学生はまだ表現力、伝達力が、未発達で独自性のまま磨かれていない。
世間や、周囲とのすり合わせができていない。
なので、突飛な表現が飛び出す。
だから揉める。

 

そんな状況の中、お互い相談しながら、すり合わせていく様子は
子ども成長の「今その瞬間」に立ち会っているようで、色々感慨深いです。

 

 

連想系ゲームは色々ありますが
チーム戦というのは少なく、
このゲームにはその相談する、すり合わせる、そういった過程がとても魅力的です。

 

ゲームとしてはやや荒削りな所もありますが、大人数でみっちり遊ぶならお勧めですね。

 

個人的お気に入り度は★★★★(5点満点)
大人受けはイマイチだったりします。

 

科学実験コーナー
「けみかるlab」

当ゲーム会では、ゲームだけではなく、
集団遊びや、折り紙教室、イラスト教室、実験コーナーなど
色々な企画を盛り込んでおります。

 

地域の大人が講師となって、特技を使って子ども達と一緒に遊ぶ時間です。
ゲーム会の終わりの1時間から30分を使って遊んでおります。

 

 

今回は大学院生のY君が講師の科学実験コーナーです。

 

科学実験は今回で3回目かな。

今回はろ紙を使った結晶実験です。
まずは紙を既定の大きさに切るところから。

その後は色を塗ります。

その色を吸い上げながら結晶化するので、色とりどりの結晶が生まれるわけです。

選んだ色によって個性が出ますねえ。

予想よりも結晶が大きかったです。

 

こんな感じでした。

それではまた。