BETTAKO -其の32- | 熱血店主のスクラムな毎日

熱血店主のスクラムな毎日

1981年池袋東口創業のBETTAKOは、2018年JR埼京線板橋駅徒歩2分ほどで
古家を改築再び頑張らせてもらう事になりました。

この間の暑さは…何処へ?
ちぃーとばっか寒いかな?的な日曜日。
1階席の皆サァーン!ありがとう!
2階席の皆サァーン!ありがとう!

36年間営んだ池袋から、板橋に移転して
もう少しで2ヶ月ですね…。そうお客さんから
言葉を貰った ( ´∀`)

でも、まだ生後2ヶ月です。
少しだけ首が座ったほどで、まだまだ
赤ちゃんですよ。そう僕は答えた。

JR板橋駅 東口周辺は、実にコアなお店が多く、
何年も、何十年もかけ、足蹴なく通う地元の
酒客が愛する店達が多く存在する。
そんな街に、突然、新参店が引っ越してきた
訳だから、かなりの努力と時間は必要となる。

昨年末まで、日々が忙しく流れていた。
不思議なことに、緩やかな川のせせらぎの如く、
日々、ゆとりを保ちながら、自分流に
流れている。
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2ヶ月かぁ…。
もうそろそろいいか。と池袋から引き上げた、
17年の歴史を飾った、前掛け達を数点、
まだ綺麗な壁に掲げた。
焼酎=BETTAKO。そんな店内になった。

屋号を焼酎酒場とした理由。
甲と乙、日本には2つの焼酎が存在する。
各店、インスタ映えするレモンサワーや、
日本酒が飲食店ブームの真っ只中。
相反する店なのかもしれないが、焼酎から
多くのことを、今もなお学び続けている。

年々、繊細に進化をし続ける焼酎。
稀少銘柄を棚に並べるのは簡単である。
有名蔵元と仲良くなるのも簡単である。

だが、その繊細に進化し続ける焼酎を分析し、
銘柄各々、蔵元が作り上げた魂の蒸留を
100%に近いポテンシャルを引き出すスキルこそ
焼酎屋に相応しい…そう自分は思っている。

有名な蔵元と仲良くなったからといって、
焼酎が美味くなることはない。稀少な銘柄を
棚に並べたからといって、美味くなることはない。
百歩譲り、美味くなるというのなら、
それは自慰的な、満たされ感にしか過ぎない。
焼酎の外っ面と向き合うのではなく、
内っ面と、もっと向き合ってほしいそう思う。

焼酎の事で困ったらBETTAKOに聞け、
そう言われ続けさせてもらうために、
初心忘れぬことなく、日々精進、
頑張らせてもらいます。