札幌3-3湘南 | FOREVER NO.10

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2024年4月27日(土)第10節 VS 北海道コンサドーレ札幌  湘南ベルマーレ公式サイト

 

本気で勝ちたかった…。

 

試合後の挨拶に来る選手たちを

どのような感情で迎えるか。

本当に悩ましい試合だった。

前半は本当にダメダメ。論外だった。

まったく戦えていなかった。

 

しかしAWAYの地で3-0とリードされてから、

3ゴール奪って追いつくことができた。

純粋にすごいことだとは思う。

しかし逆転まではできなかった。

 

ネガティブな空気を創り出すことは違うと思った

と同時に、3点ビハインドを追いついたという

すごいことはできたが、結果はドロー。

ルヴァンAWAY秋田戦からの流れにも関わらず

前半の試合内容や選手から伝わってくるものが

あまりにも酷過ぎたこと、

対戦相手の現在地から考えても、絶対に勝点3を

獲らなければいけない試合でのこの結果で、

拍手喝采で迎えることも絶対に違うと思った。

 

でもこういうときこそ、前を向くべきだと思う。

終わったことを軽視するわけではないが、

次節に勝点3を獲ることにフォーカスするべき。

そしてあの瞬間で、ゴール裏ができることは、

共に戦う意思を伝え、選手の「次節こそ」という

気持ちに火をつけてあげることが、

何よりも重要なわけで。

決して選手を甘やかしているわけではない。

 

 

 

札幌だけ見ていると追いつけそうなんだけど、

「ここぞ!」というシーンでミスを連発する

湘南を観ていると、追いつける気がしない…と

仲間と話していたハーフタイム。

畑大雅のゴールで1点返した直後、

70分ころから札幌の足がピタッと止まって。

「これ、湘南さえしっかり戦えは、勝機ある。」って思っていた。

 

そして畑大雅のゴール後にVARで試合中断。

そのとき途中出場の山田直輝が

全員をピッチ中央に集めた。

久々にこういう光景を見た気がした。

VARの時間を有効に使って、スタメンから出て

疲れている選手を励ましたり、攻撃時の狙う

ポイントなどの意思統一したのだろう。

札幌の状態もあって、前への推進力が加速した。

こうしたことが本当に重要なんだと思う。

いいポジショニングを取っていながら、

ボールが来なかったり、全体の上がりが遅くて、

イライラしているLUKIANや石井久継。

選手間のコミュニケーション不足なのかな…と

思うシーンがここ最近多かった。

だからこそ、この山田直輝の行動は

とても嬉しかったし、大きな意味があったと思う。

そしていつもと違う光景を見ることができたから、

いつも通りでは終わらないはず…と思えた。

 

 

 

鈴木雄斗が決めた同点ゴールは90+3分。

少なくてもあと3分は時間が残っていた。

3-0から追いつかれてメンタル的に落ちている

札幌から、4点目を奪ってほしかった。

 

ゴールを決めてくれたことはもちろん嬉しい。

あの状況から追いつけたのだから、選手だって

嬉しいだろう。そんなことは理解できる。

しかし、2点目を決めた福田翔生しかり、

3点目を決めた鈴木雄斗しかり、

ゴール裏にいる我々へのアピールよりも、

ゴールの中にあるボールを拾って、

センターサークルまで運んで、「あと1点奪って

勝ちきるんだ!」という気迫を見せてほしかった。

最後の最後まで、本気で勝ちたかった…。

 

 

 

やれるだけの選手であることは証明された。

あとは、追い詰められてからやるのではなく、

追い詰められる前からその気持ちで戦えと。

1試合全体、シーズン全体、どちらも

追い詰められてからじゃなくて、

最初からそのくらいも気持ちでプレーしてほしい。

できる能力がある選手がやらないのであれば、

それはブーイングや怒号を浴びせられてもね…。

 

次節はAWAY鹿島戦。

体力的にも厳しい状況が続く。

疲労にも周囲の雑音に対しても、勝利が一番効く。

いろんな意味で、とにかく勝利という結果がほしい。

やれる選手たちなのだから、やってくれ。

試合の最初から最後まで強い気持ちで戦ってくれ。

おれたちも一緒に頑張るから。

 

おれたち湘南はもっとやれる。