笑える乳がん闘病記
前回の記事
脳疾患77 入院中に鏡を見て愕然とした事実
入院中の後半には、自分で何とか洗顔ができるようになりました。
手に麻痺があるので、周りをびしょびしょにしつつ。
そんな時期。
鏡の中の自分を見て、びっくりした日がありました。
「え!こんなブスなのに、私、人前に立ってたの?」
そう母やメンバーに言いました。
確かに私はもともと、
可愛いとか美人とか褒められるような顔はしてませんが、
ずっとそれで普通に生きていたし、
化粧は誰より化けれる自信があったし、
バンドをやる上で、男性に容姿をディスられても、
「上等♡」と煽ったりしてたので、
周りは、今更何を…と思ったそうです。
あの時、鏡には、
私でない私が写っていたんだと思います。
もちろん、当時は薬の副作用でニキビも出来ていたし、
金髪だった髪も伸びでプリン状態で、
ぐしゃぐしゃではありましたが。
「私ってこんな顔だっけ…そりゃ売れねぇわ、ひどいブスだもん」
そう、鏡の前で呟きました。
この自分の顔の違和感は結構長く続き、
入院中、皮膚科にも行かせてもらってニキビの治療もしました。
ー脳疾患幻覚ダイアリーに続くー