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脳疾患76 診察室で号泣してしまった先生の言葉




さて。

音楽が認識できない、歌が歌えないという状況以外に、

手足の麻痺や、視野狭窄など、

私に今どんな障害が残ってるかを調べる必要がありました。




歌うことより、基本的な生活を送る方が一般的には大事だから。

リハビリの内容を決めるにもとても大事だったと思います。




詳しくは忘れてしまいましたが、



私の場合、

息を吐く力?肺活量が著しく落ちてるのではないか、と、

その検査に向かいました。



その時には、私の視界には一部欠けがあり、

左手の握力が7まで落ちている、というのはわかっていたと思います。




息を吐く検査をすると、検査の女性の先生はびっくり。

「え!成人男性以上?再度測って」ともう一回検査。



ボケッとしてる私に

先生はなんとも言えない顔で微笑んで、



「脳で音楽が認識できなくなっても、体はボーカリストなのね






私は声をあげて泣きました。




色んな障害が出てるのに、歌も歌えないのに、体はボーカリストだったんです。

悲しいのか嬉しいのか。






ー脳疾患幻覚ダイアリーに続くー