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​2022.10.12 追記


このエッセイブログで、
この回が自分で一番好きかも知れません。

抜糸は気持ち悪い感触でしたが、
傷を見たときの自分のメンタルについて考えた時、
ああ、胸を切除したって私は私なんだなーって。

すごくいいテンションで、
退院の支度をしてメンバーを待っていたのを覚えています。


それでは、本編をどうぞ。




入院と手術78 手術後の傷口を見た驚きの感想





退院の朝。

いよいよ抜糸。


事前にずいぶん前から聞いてたのですが、

抜糸は主治医の先生ではないのです。



抜糸などの資格を持っている

看護師さんがきてくれる、


とのこと。



病室で処置ということで、

その資格のある看護師さんと、

いつもの看護師さんが来てくれました。




胸を消毒された時の、

皮膚の感想。



きもちわる!

麻酔がまだかかってるみたい!





さらに、

ドレーンの管を抜く時。

体の中を管が動いていく感じ。



っっっきもちわるぅぅ!





抜糸は痛くもなく。


でもなんか怖っ。






看護師さんは言いました。


激しくない運動なら大丈夫。

日常生活でも体を使うように。

シャワーも大丈夫。

貼ってあるテープは、

無理やり剥がさないでね。

傷が膿んだりしたら、

すぐ外来に来てね。

傷は綺麗にくっついてるから、

問題ないですよ!




それを聞き、

私は言いました。



まだ自分の体、見てないんです。

見たら痛くなりそうで。






すると、

看護師さんが、



退院前に、

見ておいた方がいいですよ、



と、





大きい鏡を、

持って来てくれました。





私の裸がうつるよう、

角度をつけてくれたので、





そこに自分の裸を映しました。





右はいつもの見慣れた胸。



切除した左の胸は、

脂肪を切除してるせいか少年の胸のようになっており、




乳首がない肌を、

大きく分断するムカデの様な傷。




ちょっと皮膚が、

ひきつれてはいるけれど、




そのときの私は、

何かの使命をもって作られた、

改造人間のようでした。





※後日撮影





「どう?」




ドレスの試着のように、

聞いた看護師さんに自然と、





気に入った。いいですね。




と答えてました。





「気に入った」か。

なんか「ミワユータ」っぽいな。



※現在の私、ミワユータ





私はミワユータ。

バンドマン。




他人事のように、

今の発想、ミワユータっぽいなぁ!って。






ちなみに傷が気に入ったので、

ニューアルバムのジャケット写真に。

ネットでも販売中。

こちら。



さあメンバーが

迎えにくる時間!




ーつづき









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