モビリティショー、見るのも良いけれど、やはりモビリティは乗ってなんぼ、ということで、BMW Tokyo Bayへ
夜のお台場を、BMW M最高峰モデルのXMで爆走してきました。
こちらは、ショールームに飾ってあったRED。この変顔にも、ちょっと見慣れてきたかな 個人的にはもっと深い色の方が、このデザインには合うと思う。選ぶならカーボン・ブラックやIndividualセピアがお勧め。
XMは、X7ベースのPHEV(プラグインハイブリッド)。4.4ℓV8ツインパワーターボと電気モーターを搭載し、最高出力は653ps(480kW)、最大トルクは800Nm。X3 20dの2〜3倍以上のスペック 全長5,110、全幅2,005、全高1,755mm、と規格外のデカさで、車両総重量は、ほぼ3トンおデブちゃんでありながら、0-100km/h加速4.3秒。
最高のパワートレインとラグジュアリーの融合したこのモデルは、いったいどんな走りと乗り味なのか、、興味深い
カタログモデルでもあるこのカラーは、ケープ・ヨーク・グリーン。デイライト 、ヘッドライト、そして光るキドニーグリルは、こんな見え方になる。夜も派手、存在感、半端ない
サイドデザインで印象的なのは、ホイールアーチやスポイラーをピアノブラックにすることで、ボディを上下方向に薄く、ツーリングのように見せている。LEXUSのホイールアーチデザインより、こちらの方が好み。
さぁ、いよいよ試乗に。
乗り込んで、エンジンスタート。けたたましくエンジンサウンドが吠える X6Mと同じか、少し大人しいくらいか。アイドリングが落ち着けば、可変マフラーバルブが閉まった為か、それなりに静か。
ランバーサポートが膨らみ、しっかりと腰を包み込む。張りのあるX3のシートより、断然しっとりとしていて、とても心地良い。快適だ。
走り出してしまえば、整備された都心道路では、XMのデカさは、全く気にならない。
むしろ、加速最初のアクセル踏み込みに気をつけないと、ドッカンターボのような加速になり、首が後ろに持っていかれる。
丁寧に踏み込めば、ハイブリッドならではの、モータートルクによる加速とパラレルにエンジントルクによる加速が加わる。
通常加速であれば、V8のエンジンがレッドゾーンまで回るようなことはなく、2,000回転以下付近で、優雅に回っている。そう、Mだけれど、やはりラグジュアリーカーなのである。味付けとしては、8シリーズに近いのだろう。
ダッシュボード上の造形が特徴的。ヘッドアップディスプレイのユニットを隠すように、幾何学的なフレームが並んでいる。
メーターからナビゲーションまで繋がったラウンドディスプレイも、シームレスで、多機能すぎて見にくいかと思えば、そんなことはなかった。まぁ、走っている最中は、ヘッドアップディスプレイにしか目に入らないこともあるだろう。
さぁ、今度はステアリングにあるM2ボタンを押して、SPORT PLUSに。
分かりやすいほどに、キャラが変わる。足はガチガチ、加速も、エギゾーストも半端ない ただし、X6Mのような、ゴーカート感は全くない。シートやステアリングから体に伝わるレスポンスに、そこまでダイレクトさや、タイトな感じがない為だろう。
新設された臨海コースでは、一般車が少なく、ゲートブリッジや美しい夕焼けを楽しめた。
あゝ、このまま家まで帰りたい
と思える一台でした。このコンセプトで、手に届く弟分を出して欲しいと思いました。
ウィンドウに反射する、XMのライト強烈ですね。