ココロとカラダの健康を応援する 放射線技師の小山田薫です。
五月風のブログへようこそ!
帯状疱疹(たいじょうほうしん)になりました。
その時の経験から、帯状疱疹についてまとめてみました。
長いです。
お時間のある時にお読みください。
右の前側の太ももと右側の腰に、チクチク、ズキズキした痛みが出て、
その後、腰に発疹が現れて、確信しました。
その時の記事「チクチク、ズキズキからのポツポツ」
帯状疱疹は、痛みと発疹、水ぶくれが、身体の左右どちらか一方(片側)に帯(おび)状に現れる病気です。
原因は、水ぼうそうを起こす原因ウイルスと同じ、水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスです。
このウイルスは、水ぼうそうが治った後も、身体の神経節という、神経の細胞が集まった部分に潜んでいます。
そして、免疫力が低下した時に復活して、神経に沿って皮膚に到達し、痛みや発疹、水ぶくれを起こします。
神経に沿っているので、これらの症状は帯状に現れます。
なので、帯状疱疹と呼ばれています。
では、免疫力が低下するのはどんな時か。
加齢
季節の変わり目などで体調を崩した時
過労(睡眠不足)
ストレス(紫外線なども)
50歳から発症が増え、高齢者に多い病気と言われていましたが、
最近では、20~30歳代の若い年代にも増加しているそうです。
3人に1人がかかるとも言われています(諸説あります)。
症状は、まず、痛みが現れます。
痛みは、チクチク、ズキズキ、ヒリヒリ、
虫にかまれたようなとか、剣山でさされたようなとか、人によって様々な表現がされます。
かなり強い痛みといわれています。
私は最初、電気が走ったような強い痛みがありました。
ビリビリと痛みが走り、少し経つと治まる を繰り返していましたので、私はわりと軽い方だったと思います。
その後、赤い斑点のような、ちょっと盛り上がった発疹が現れます。
その発疹が神経に沿って増え、それが水ぶくれになっていきます。
その水ぶくれが破れて、皮膚がただれ、かさぶたになっていきます。
これらの症状は、身体の片側だけに現れ、3週間から1ヶ月ほどで治まります。
とありますが、私の場合は異なりました。
痛みが出た初日の夕方に発疹が7つほど出ました。
いつ増えるか、いつ増えるかと、ドキドキしていましたが、ひとつも増えませんでした。
若干ふくれましたが、水ぶくれになることもなく、
水ぶくれにならないのだから、それが破れることもなく、
ただれもしませんでした。
2週間たった今、若干かさぶたっぽい感じで、赤さが残っている程度です。
治療としては、
原因になるウイルスに対しては抗ヘルペスウイルス薬、
痛みに対しては消炎鎮痛薬が用いられます。
抗ヘルペスウイルス薬は、ウイルスの増殖を抑えることで、皮膚症状や痛みをやわらげ、病気の期間を短縮します。
できるだけ早期から抗ウイルス薬を使うことで、症状の悪化を防ぎ、皮膚や神経のダメージを軽くする効果が期待できます。
通常は内服ですが、症状が悪化していたり、高齢者の場合は、入院しての点滴ということもあります。
強い痛みに対しては、必要に応じて消炎鎮痛薬も使われます。
神経や皮膚への攻撃が長引くと、神経のダメージが大きく、帯状疱疹の皮膚症状が消えた後も、強い痛みが持続することがあります。
「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれ、慢性的な痛みに悩まされます。
ですので、とにかく早く治療を開始することが重要となります。
私は、痛みも、発疹も、軽くて済みました。
これは、早くに薬を飲んだおかげだと思います。
母は、帯状疱疹だと気づくのが遅く、入院しなければならなかったうえに、いまだに時々その場所に激痛が走ることがあるそうです。
左右どちらか片側に帯状に起こる、痛みや違和感を感じたら、帯状疱疹を疑って、発疹が出ないかよく観察してくださいね。
異常を感じたら、とにかく早めに皮膚科を受診しましょう。
帯状疱疹そのものが他人にうつることはありませんが、水痘・帯状疱疹ウイルスはうつる可能性はあります。
水ぼうそうにかかったことがない赤ちゃんや子供、妊婦には接触しないようにしましょう。
帯状疱疹は、一度かかると再発しないといわれていましたが、二度、三度とかかることもあるようです。
いずれにしても、免疫力の低下が引き金になりますから、疲れやストレスをためない生活を心掛けましょう。
今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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