このブログからの訪問ですが、前にも書きましたように入院中のご依頼をお断りしましたママには心よりお詫び申し上げます
さて今回のベビちゃんですが、1ヶ月半あまりの男の子ちゃん、Sクン。
「一日中気張って苦しそう〜」と云うことです。「ゲップやオナラはほとんど出なくウンチは2回程度で苦しそうで〜」と云うママが大変そう
ちょうどパパもおられる日がご希望でしたので土曜日に出向きました
このブログからも訪問は土日が多いですかねぇ〜
ママたちの都合もありますが、コチラも他の予定が入ってない場合にはそうなります。
訪問すると、ちょうどベビちゃんはお休み中
ハイローチェアを、良い感じに角度をつけてゆらゆらされてお休み中なので、先ずはママとパパからこれまでの様子をお聞きします。
ベビちゃんは混合栄養で、毎回母乳の後にミルクを足している〜と云うことでしたが、訪問数日前の産後ケアで、体重の増えも良いことから毎回足していたミルクをが4〜5回になったようです。
メールでママの体調も伺っていましたが、寝不足や腱鞘炎、そして膝腰の痛みなどを言われていました
13時少し前に訪問させていただいたのですが、授乳したのは11時ぐらいで母乳のみだったと云うことから、ベビちゃんに起きていただくことになります。
”ネンネの姿勢からの抱っこ” の方法頸がすわっていないベビちゃんでも両脇の下に手前に親指、向こう側に4指を入れて第2指第3指をベビちゃんの後ろ首あたりに添えるとベビちゃんの頸はぐらつくことなく抱き抱えられま、そのまま肩まで引き上げ抱っこに持って行けます。
この場合はおそらくゲップが出ないままにネンネだったと思われるので "肩まで引き上げ抱っこ" ですゲップの出し方①
これはゲップなタイミングにも書いているようにネンネから起きた時がゲップの出し時です。
そうは云っても、これまでなかなか頑固に出なかったゲップやオナラのベビちゃんです。
ここは丁寧に丁寧にケアしていくことになります
肩まで引き上げ抱っこでは、先ずママの肩ぐらいまで引き上げることによりベビちゃんの両手がだらりと脱力します。こうすると、中途半端な高さで不安定になってベビちゃんが暴れることがありませんし、一層ベビちゃんの胃が縦になり軽い空気が上に上がろうとしてきます。ベビちゃんの背中をナデナデする方が叩くよりは効果的だと思うことを伝えながらナデナデ30回ぐらいで腹這いに進みます。
腹這いの方法もゲップに関しての記事を改めて✅のゲップの出し方に書いているように、寝返りの要領で外側のアンヨを持ってころりんと腹這いです。
そして、ベビーマッサージの背面マッサージでベビちゃんをリラックスさせてあげましょう。
Sクン、とっても反応の良いベビちゃんでした
先ず腹這いにすると、心地よい表情をします パンパンに張った胃やお腹がホールドされるので気持ちイイのでしょうねぇーー
頭、背中、お尻、アンヨの裏とマッサージをします上半身などのマッサージに詳しく書いています。
そうして、また縦抱っこをしてみますが、まだゲップもオナラも無し。これは想定内です。ただSクンの胃やお腹では動き始めているはずです
ここからガス抜きのポーズに入ります。「伸ばして曲げてーーふーーっ」とゆったり呼吸(ここ重要デス)しながらSクンのお膝をお腹に近づけましたら、、、ぶーっと出ました一発目
その後何回出たでしょう これまで訪問したなかで、ベビちゃんが出したオナラの最高は30回でしたが、Sクンも負けてはいません💪 この後、授乳の後に出したのもカウントすると20数回でしたかねぇ〜
そうしたら、やっぱりSクンの顔色が変わりました。最初はお顔が赤かったのがスッキリと楽そうな色白な顔色になりました それはそうですよねぇーー こんなに大量のガスが溜まっていたんですから。
それより何より嬉しいのは、Sクンの声出しといい表情の良さデス
ガス抜きのポーズや便秘体操、お腹のマッサージをする時に絶妙な声を出すのです。感受性豊かなベビちゃんです
ママやパパ、苦労して抱っこをしたりあやしたりしていた事ごと全てがSクンのココロに届いていたんですねぇーー
とても機嫌良くしているので、ベビーマッサージに進みます。下半身のマッサージ、上半身などのマッサージに詳しく載せているのでご参照ください。
ホントに機嫌良くマッサージも受けてくれました。むずかり出したのはそろそろお腹が空いたということですねぇーー
、、、で授乳になります。授乳ポジショニングをしっかりとってもらいます。
ママは出来れば母乳をもっと増やしたいと云う事で、体重計を持って行きました。
たしか授乳前の体重測定の時に初めて大きなゲップをしました
フットボール抱っこでの授乳もしてもらい、一往復でしたが授乳量を測ると60ml飲めています。なかなかヨロシイですねぇーー
胃やお腹もスッキリして、ポジショニングもしっかりとったので飲みやすかったんでしょうねぇーー
そこから眠たそうになるけれどまたグズグズ言い出すのは空気が溜まったからでもあれば、飲み足りないのかもしれません。
そこでいつもと同じように80mlのミルクをパパに作ってもらい、授乳です。
ミルクの時も少し上半身が高くなるようにして飲ますと、ベビちゃんが飲みやすくゲップも出やすくなります。
この後、バウンサー(初めて使うことになったらしいデス)で眠りだし、その後ノンレム睡眠とレム睡眠の間での "ぐずつき" があり、抱っこしたりしていましたが、、、
”パパの胸の上でネンネ” してみようか〜となり、初体験
もうバッチリでしたねぇーー
パパも「すごーくラクです」と。
二日後、どんな具合か聞きましたら、、、
あれから2回に1回くらいはゲップ出しに成功しています。またマッサージもご機嫌で受けてくれてます。
おならやきばりはまだ続いてますが、ゲップ出しとマッサージを続けて、息子のご機嫌な時間が増えるといいなと思います。
今まで授乳と寝かしつけだけで1日が終わっていたので、スキンシップの時間が持てるようになってよかったです。また、はじめての育児で漠然とした不安があったんですが、なんとなく気持ちも楽になりました。
良かったです
=ひとりごと=
ゲップを出すにはベビちゃんの胃を先ず縦にしてあげることが重要なので、その為に肩まで引き上げ抱っこなのですが、背中をナデナデ(ベビーマッサージの背面マッサージ)をしてベビちゃんがリラックスすると、内臓の働きが活発になります。胃も腸も蠕動しやすくなり胃や腸の空気、便も動きます。
リラックスの観点から見ても、また胸が気持ち悪い〜と云う状況を想像してみても、そんな時に背中をトントン叩かれるか、ナデナデされるか、を想像していただくとお分かりになるかと思います。
”ノンレム睡眠とレム睡眠の間でのぐずつき”
「フランスの子どもは夜泣きをしない」によると、ベビちゃんの脳はまだまだ未熟なので、”ノンレム睡眠とレム睡眠の間でのぐずつき”があるようなのです。
この時にあやしたり授乳ではなく、トントンと軽く叩いたりするとまた眠りにつくことを学ぶのだそうです。