ベンゾバディのPost-withdrawal Recovery Support(断薬後回復サポート)というカテゴリのスレッドを翻訳しています。ほとんど一気断薬、急減薬してしまった人達の投稿です。
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いちばん悩ましい再服薬について
【登場人物紹介】
シークフリーダムは一気断薬後わずか1週間で再服薬が効かなくなってしまいさらに奇異反応も起こしてしまいました。
インナデイズは服薬しながら徐々に耐性がついてしまい常用離脱発生、安定化のためにいろいろ試したけど完全にベンゾが効かなくなってしまいました。
前回はこちら
「再服薬すべきでしょうか?」③
2014年1月2日投稿
インナデイズ「ぼくも家庭で「最高の稼ぎ手」の地位をやっと取り戻したけど、離脱中は選択肢はまったくなかった。かろうじて週に2、3時間しか動けなかった。現在ウチはかなり借金を抱えているよ。生き残るためにお金を借りなければならなかったからね。
これは励みになるメッセージとしては合わないかもだけど、健康はやはりいちばん優先すべきことだと思う、動けることよりもね。ベンゾバディでは、テーパリングを続けていける人々のケースについてほとんど全部読んだ。みんな生活や仕事などを続けられるんだよね。残念だがそれは僕の手持ちカードにはなかった。もはや時間薬だけが頼りだった。
自動車事故に巻き込まれたり、癌などにかかった場合は、とうぜん動けることよりまず治すことが先にくるよね。つまりそういうことだろうと思う。ベンゾ離脱の場合も同じだ。ただ僕たちが従わざるを得ない道は厳しいものしか選択肢がない。でも。それでもやがて状況は改善する!。生き続ける必要がある。なんかイマイチなメッセージですまない。なんらかの解決策が見つかることを願っている!」
シークフリーダム「ありがとうインナデイズ。私はベンゾがこんなにも人生を台無しにしたのがまだ信じられません。 信じられないほどの破壊(Unbelievable destruction)。 ベンゾは完全に違法薬であるべきだと思い始めてる。 人々が極端な不安の場合でも、古い抗うつ薬を服用する方が良いと信じています。 それらはベンゾよりもずっとマシだと思う。」
パトリック「やあシークフリーダム。僕の場合だけどね、PRISTIQUE(訳注:デスベンラファキシン。日本未発売のSNRI)が一番厳しい時期にかなり助けになったよ。確認してみるといい。GOOD LUCK!」
テーパリングをまともにできないこの人達は、自分が例外ケースだと自覚してけして他の被害者さんに自分のやり方が適切だとは言いません。「残念ながらそれは僕の手持ちカードにはなかった」。
「生活や仕事などを続けられる」ように減薬断薬していった人を参考にしましょうワイパックスさんや不安障害とわたしさんのようなね
。アシュトンマニュアルのペースは速すぎるし、最後にジアゼパム0.5mgからストンと断薬してしまうのはヤバイです。ラストフェーズは二次曲線でソフトランディング
つづく
まつもとメンタルクリニック先生(精神科医)のツイート
「本トピックで、精神科医、身体科の先生方、患者さんいずれもが、ベンゾやその他の精神薬による薬害に高い関心を持たれていることがよく分かりました。責任の押し付け合いでなく、相互理解の上で緊密な連携をとってこの問題を解決できればと思いました。」
※ 減薬手法はアシュトンマニュアルを読んで基礎知識をつけたのち、米国NPO団体BICのメディカルボード医師達監修のもとに作られたベンゾジアゼピンテーパリング戦略とソリューションを参考にしてください。
それと、専門医を探そうとしている方はベンゾ専門医の見つけ方:ベンゾ断薬10のヒントを読んでみてください。自称”専門家”や"カウンセラー”が減薬バブルに乗って乱立してきてるのですぐに飛びつかないように!!
『ベンゾの減薬は年単位で』
『ベンゾ依存は依存(addiction)ではなく薬剤性神経障害(injury)』
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