GW前は、スティーブの減薬ログを元に、減薬最終段階(ラストフェーズ)でどうすればよかったか、を考察してましたね。
(前回はこちら)
10分の1にスケール変換して“0.4mgの壁”からさらにペースを落とせばこんなになだらかな傾斜になるよって話でした。
で、この作業を可能にするのがやはり水溶液タイトレーション。
ではその方法をお教えしますわ
絵心なくてビーカーとか描けませんでした。
ワードの挿入図で勘弁してください
1.スティーブはジアゼパム10mgから水溶液タイトレーションを導入したとします。1日0.02mgづつの減薬。つまり1日0.2mlづつ水溶液を抜いてました。
2.0.40mg(4ml)まできて壁にあたり減らせなくなった。
3.ここでスケール変換。水を36ml足して合計40mlになるようにします。
4.40mlの水溶液に0.4mgのジアゼパム。ここから1ml抜けば0.01mgの減薬。0.1ml抜けば0.001mgの減薬です。スティーブは偶数がお好きなようなのでいままでどおり1日0.2mlづつ(0.002mgづつ)減薬していくことになる。減らす水溶液の量はいままでと同じ。しかし!…
… 10分の1にスケール変換したから減薬量はいままでの10分の1にペースダウンや。
そんなんしてもトータル減薬期間はたいして変わらんことは前回説明したとおり。
わたしももう、スケール変換して減薬中です
※ みなさん、減薬手法はアシュトンマニュアルを読んで基礎知識をつけたのち、米国NPO団体BICのメディカルボード医師達監修のもとに作られたベンゾジアゼピンテーパリング戦略とソリューションを参考にしてください。
『ベンゾの減薬は年単位で』
『ベンゾ依存は依存(addiction)ではなく薬剤性神経障害(injury)』
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