「線維筋痛症の多くがベンゾ離脱症状では??」の25回目で、以下、枠内のような私見を書きました。
ベンゾと抗うつ剤(SSRI等)の違いについてコメントしたものですがー…
ミイさんがうまくまとめてくださっているのでリブログしました
たまに誤解されるんやけど、わたしは現代医療、精神医療、精神薬を全否定しない立場です。ベンゾは救急、手術前、発作時のみ、睡眠であれば非ベンゾ系を週1回のような頓服的処方のみ。つまり使い方を間違わなければ良いクスリなんです。(不眠でアルプラゾラム、デパス処方はもうアフォ医と年寄り医だけ、とツイッターでお医者同士がやり取りしてました。そういう時代になったんです。ここ1年で大きく様変わりしました)
抗うつ剤の被害も特に多いのはパキシルであり、米国訴訟の焦点は離脱よりもその希死念慮、攻撃性といった副作用であり、その他SNRIやNaaSaなどでも離脱症状がでますがそれらの薬を一気断薬する医師はいないはずです。依存形成されても抗うつ剤の場合は月単位で漸減できるのが大多数です。
イーライリリー「サインバルタ(デュロキセチン)を中止する時の注意事項と、中止方法」
(もちろんベンゾ並みに離脱に苦労している方はいるけどその割合はベンゾに比べたらかなり稀。ウソ~ん?と思ったら試しにググってみて。ベンゾは山ほどでてきても、抗うつ剤では見つけるのに苦労するはずです。)
ベンゾが問題なのは、他剤と違って推定約50%もの高確率で身体依存形成されてしまい減薬には数年かかること。そして上記のイーライリリーがサインバルタについて行ってるような公に注意告知する製薬会社が皆無であること。
…以下略…
ところで、
分子栄養学(オーソモレキュラー)派の方々、こてつ先生の治療内容を見たことありますか?
ある不眠患者について次のように対応しています。
(本文より抜粋)
「高タンパク/低糖質食。
フェルム処方。
不眠に対してはトラゾドン25~50mg(催眠作用のある抗うつ薬)。
B50、C1000、E400。」
(アム注:トラドゾン=レスリン=デジレル。セロトニン遮断再取り込み阻害薬(SARI))
トラドゾンでしっかり寝かせておいてオーソモレキュラーで徐々に寝られる体質に変えていく戦略。
とても合理的だと思います。
もちろん抗うつ剤の離脱で苦しんでいる人がいるのは確か。
そしてベンゾを簡単にやめていける人がいるのも確か。
でもね。
あーた、神様でもないんやから人間のする治療なんだから限られたリソース(医療費予算。病院の数、規模。医師の数、能力、そして現状の化学力・医学力)を最大限使って最大公約数の患者を救う医療として、現代医療は統計学で発展してきたものなんです
精神医療はまだまだ発展途上で被害者もいっぱい出ました。
でもなくせないんです。∵困る人が大勢いるから。
もっとデータを集めて、ドクターは離脱のことは教わってないだろうから、私たち患者の意見をもっと積極的にデータとして採用して、そして安全な医療に発展させていってほしいです。
ベンゾと違ってトラドゾンなら依存形成されまいというこてつ先生の診療判断に異議ある人は代替案を出してや。
コメント待ってるで~
※ みなさん、減薬手法はアシュトンマニュアルを読んで基礎知識をつけたのち、米国NPO団体BICのメディカルボード医師達監修のもとに作られたベンゾジアゼピンテーパリング戦略とソリューションを参考にしてください。
『ベンゾの減薬は年単位で』
『ベンゾ依存は依存(addiction)ではなく薬剤性神経障害(injury)』