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びじばいげんりしゅぎ!

ホンダの小排気量二輪車「ベンリィ」に関するブログ(日記やヤフオク観測)です。

3/18に行われたヤマトオートバイミーティングに参加しました。

旧車を中心としたなんでもありの集まりです。

 

早朝に付近で行われた部品交換会で、ベンリィ仲間氏の合流。

その後現地に向かったのですが、

ベンリィ関連でSNSで絡んで頂いたり、過去のベンリィミーティングにお越し頂いた方々が沢山いらっしゃって

とても素敵な時間を過ごせました。

 

自己顕示欲を隠せないベンリイCD125S

 

ベンリィミーティングとは言っても、ベンリィを軸としつつ基本何でもありとしていますので、

皆様もYD125、K125、AC90、ST250E、R100RSと様々でした(ベンリィいないじゃん…)

(※追記:CD50でいらっしゃったフォロワーさんがいた上に、野生のCD50も来てました)

 

私は”ベンリイCD125S”で参加したのですが、

「ベンリィはおらぬか」「ベンリィ……どこ…?」と探し回った結果、

同系フレーム・同系エンジンの兄弟車である"CB90" "CL90K"と邂逅でき、

楽しくお話したり、並べて写真を撮ったりしました。

ベンリィ系だと、他にCB135やCB125K、C92、CB92、CD125T、CB125JXも見ましたね。

昨年はCS90やCL90がかなりいたのですが、今年は見なかった気がします。

 

3兄弟

 

後はまあ、「やっぱりライラックって最高だな」とか「ランペットたまんねぇ~~~」とか

旧い外車がちやほやされる中で実用車を愛でておりました。

 

イベントのついでで、

ベンリィ関連の今後の集まりも幾つか細かい調整が出来たので今後ご案内します。

 

基本的にSNS(Twitter)発の匿名イベントです。

Twitterを持っていない方もいると思いますが、そういった方でも情報を見られるように配慮はします。

私のHP(下掲)をご覧頂くか、コメントください。

 

①次回ベンリィミーティングのご案内

・2023年6月半ばの日曜日です。おそらく18日です。

・場所は12月と変わらず"あゆみ橋"で、11時~16時ごろの予定です。

・趣旨は変わらず「たくさんのベンリィやベンリィ乗り、マニアで集まってゆるく交流する会」です。

・具体的なテーマとしては「横串で幅広いベンリィを」「ゆるくまったり見て」「友達を増やす」会です。

・基本的に変わりませんが、新企画は構想中です。

・詳細はこちら(http://fubenly.html.xdomain.jp/benmi/3/)

・どんな感じなの?という方はこちらの過去回もご参照下さい。

 

※「幅広く」「ゆるくまったりする会」なので、かなりライトでカジュアルでまったりな内容を目指しています。

※納車したてのノーマルの皆さんも、限界オタクや旧車マニアの皆さんもお待ちしております。

※ただしこうじゃないだのこれはダメだのという原理主義的活動はお控え下さい(こだわりはその同志だけで)。

※ 過去の層的にはCD50・90・125Tが台数的には多く、ベンリィ系はもちろんのこと、(ベンリィが中心ではありますが)それ以外でも好事家の皆さんがお好きな車両で集まって、マニアの情報交換から今晩のおかずまでゆるく交流しちゃってください。

 

②GWイベントのお誘い

 

 

・十国峠バイカーパラダイスで5/6に「カブパラダイス」というイベントを行います。

・カブと銘打ってはいますが実際には他車種もアリ、というか是非来て欲しいとの事で、「もしベンリィたちでまとまって来られるなら、一緒に並べられるようスペース作るよ」とのことです。

・反響多ければTwiplaかGoogleフォームで出欠立てると思います。

 

 

 

埼玉県からベンリイCD50が出ていました。

 

焦げ茶色の塗装タンクが特徴的な個体は、CD50K1という型式で、

1973年にモデルチェンジされた年式の車体です。

フレーム番号はCD50-110です。

 

 

1968年からの初代CD50との違いですが、

主に外装の違いで、タンクやサイドカバーの意匠が大きく変わりました。

 

初期型のCD50(マイナーチェンジ後)

 

メッキタンクの初代CD50は大人気ですが、

CD50K1・K2・Zの6V 3モデルは不人気ですね。

 

CD90もそうですが、4miniの世界、

モンゴリ+カブの世界がいかに別次元なことを感じさせられます。

まあ、CD125Tも6V4速モデルは非常に安価なので、6Vやポイント点火自体が敬遠されているのでしょうけど…。

 

・不動(クランキングOK)

・走行15,000キロ(メーター読み)

・書あり

・鍵なし

で、お値段50,000円でした。

 

個人的には、自分がCD125Tを持っているゆえに

メッキタンクって食傷気味というか、初期タンクが10万超えてきているのを見てゲンナリ気味なので、

このK1やK2君が欲しいなと思い始めました。

 

 

このタンク、CD50(K1)・90(K1)・125(K5)で外装がオソロなんですよね。

それ以前は、

メッキタンクという点は共通ですが、形状は50・90と125で違うし、

それ以後は、

CD125Tになり、6Vはサイドカバー形状が違うし、

12V以降はメッキタンク復活で意匠が全然違うし……で、

この時代のCD系の外観オソロ感がすごくいいなと思う今日このごろです。

 

 

 

 

 

 

 

今日もカタログネタ。

eBayで海外専売車種のカタログを買った話です。

というか買ってこれ書いたの6月だったんですが、気づけば8月でした。

なぜか?おじさんの時の流れは早いんだ。

 

※画像は後で追加します。

 

オーストラリアからCT200 Auto-AGのカタログを買いました。

輸送費たけえて後悔しています。

 

私はXL230(2002)というバイクを持っているのですが、

これは「XL125の外観をモチーフに」「CB90系単気筒エンジンを」「XL系フレームに積んだ」バイクです。

パーツも原付と共通部品が多く、まあ軽くて小さくてどこでも走れる原付ですね。当時はこれに「安くて」もついたが今となっては高い。

XL230は21世紀のバイクですが、実際どう見ても旧車です。本当にありがとうございました。

というわけでまとめてみました。

 

 

農界隈のバイクを見ているととても心が高揚します。

実用車・商用車が好きという事もありますが、その中でもよりニッチなものにときめくようです。

軍用車とかもそうですね。どきどき。

 

CT200 Auto-AGはベースとしてはXL200Rの様です。

 

おそらくですが、

この手の派生種としてはCL175(CD125系2気筒175cc、1970)をベースとしたGL-175があり、

その後CT125が発売されました。これは現地サイトによると「XL125Sの車体にバイアルスTL125のエンジンを積んだ」もの

なのだそうです。

 

GL175、CT125に対し、よりパワーのある車種が求められ、

CT185 Skipperが生まれました。これはXL185Sがベースです。

日本には無いのですが、CB90系エンジンを使ったXL175・XL185Sというオフ車があるのです。

CL175はCD125系2気筒エンジンなので、同じ175ccでもGL175とCT185は大きく異なります。

 

このCT185をさらに拡大したものが、CT200です。

 

外観的には同系列ですが、

CT125も白・赤のシンプルな外観のものと、CT200同系の外観のものがあるので一度モデルチェンジしているかもしれませんね。

なお、上記のまとめにかかれているXL系のアグリバイク郡は詳細不明です。

 

XL230はCT200Auto-AGのフレームをベースに、

223ccまで拡大したCB90系エンジンを搭載したもので、この流れを汲んでいます。

FTR223、SL230、CB223S、XR230も同系エンジンですね。

 

同系フレームなので、XL230とCT200 Auto-AGの外装部品は多々流用出来るのですが、

特徴的なものとして

「右サイドスタンド」……でこぼこした農場で停められるように右側にもスタンドがある。

「クリップ付きフロントキャリア」……書類等を挟めるクリップ付きのフロントキャリア。

「クラッチ・ブレーキレバーロック」……クラッチ・ブレーキレバーを引いた状態でロックできるレバー。

「ブッシュガード」……幅広エンジンガード。動物を巻き込むのを防ぐ。

「大型リアキャリア」……シングルシート+大型リアキャリア

 

といった農地ならではの垂涎モノな装備がありますです。シートレールは別形状なのでリアキャリアは流用が難しそうです。

 

またAutoとついているだけあり、CT200は自動遠心クラッチとなっています。

この排気量で自動遠心クラッチというのは珍しいですね。

農場だと急に停めなきゃいけない状況は多いんでしょうねえ。

始動方式もCT200 Auto-AGは独特で、セル/リコイルスターターとなっています。

 

XL230が見た目だけで選んだらすごく楽しい子で、

よりニッチなCT200Auto-AGも憧れて入るのですが、全く部品が無いので維持が地獄より辛そうです。。。

 

 

 

今日はカタログネタです。

<90ccトリオ>と称してCS90、CD90、C90のカタログが出品されていました。

でもセンターのこいつCD90じゃなくね?

 

 

はい、スポカブ系のフロントフォークやタンク形状ですぐわかりますね。

C200/C201です。OHCとあるのでC201ですね(C200はOHV)。

 

90 C200(ホンダ2輪製品アーカイブより)

 

簡単にC200/C201のおさらいです。

まず、おそらくこの時代はC/CDの区分が曖昧でした。

神社仏閣でおなじみC90やC92はベンリイですし、逆にスーパーカブCD105という子も存在します。

CD105はC102(C100のセル付き)を54ccに拡大して2人乗り出来るようにした子です。

 

スーパーカブCD105

 

C200は外観的にはスポーツカブ系で、C110(50cc)やC115(55cc)の発展形にあたる存在です。

C200をOHCにしたものがC201。

では車名はどうであったかというと、C110/C115は「スポーツカブ50/55」でした(カタログ等より)。

同じくカタログやサービスマニュアルより、C200は「ホンダ 90 C200」です。ベンリイでもカブでもないんですよね。

兄弟車のCT200なんかも「90Trail CT200」です。カブでもベンリイでもないC、謎感あって良いです。

 

 

ではC201は?ということで探したのですが、サービスマニュアル等の写真は残念ながら見つからず。

2輪製品アーカイブも記事無し。

ただ、この出品以外の他のカタログでもCD90となっていました。

 

そこでふっと気づきました。

C201って「あのCD90」の前の時代じゃないか?

 

あのCD90

 

……はい、そうでした。

 

ベンリイCD90は1968年秋に発売しました。

スーパーカブC50(1966)に続く50cc実用車として生まれたベンリイCD50・65(68年春)に追随したものです。

対してC200は1964年、C201は1967年発売です(1969年まで)。

それ以外の「CD」ですと、ベンリイCD125が1966年。

 

1966年頃のカタログのようです。C201ですね。

 

つまり、

①1961年:スーパーカブCD105で、おそらく初めてCDという機種名が使われる

②1966年:C92の後継として「ベンリイCD125(ビジバイ)」が生まれる。派生車種においてもCS92→CS125(スポーツ)、CB92→CB125(スーパースポーツ)とモデルチェンジする。

③1967年:ホンダ90 C200をMCした90ccツアラー・実用車のC201を「ベンリイCD90」とする。

④1968春:50cc・65cc実用車として「ベンリイCD50・CD65」が出る

⑤1968秋:CD50・65と同系の90cc実用車に「ベンリイCD90」という車名を引き継ぎ

⑥1969年:CD90と併売されていたCD90(C201)の販売終了

という流れなのかもしれません。

 

 

ちなみにスポーツカブ系はペットネームが入り混じっており、

CS50・CS65・CS90は「スポーツカブ」として発売されましたが、1966年頃に「ベンリイ」になっています。

CSという機種が元々ベンリイ(92)でしたから、CS=ベンリイで統一したのかもしれませんね。

 

C200はC100系列の90cc版(点火方式もフラマグとバッテリで違うかも)で、C201はそれをOHCにしたものです。

CS90は新設計のエンジンで、C201やCD90にも派生したものです(初期のCD90はCD50とは別系統のエンジン)。

 

この60年代なかば頃は

C・CS・CDの3車種、「カブ」「ベンリィ」のペットネームを

整理、再定義する時代だったんだろうなと思います。

 

CD90とC201は一時的に併売されましたが、

MT原付実用車としては先行する125があり、新発売の50・65とも併せてCDで一本化、

90ccスポーツ車としては斬新なスタイルを売り物にしていたCS90に一本化される形でお役御免となった…

のかもしれませんね。

 

さわやかなCS90

 

併売している時にそれぞれどのように呼び分けていたのか、というのが気になります。

 

 

 

 

2022年3月、静岡県から赤いCD125Tです。

 

うむ、赤い

 

赤いCD125といえば郵政用CD125T-MDを思い浮かべますね。

私もそうだと思いました。MDはMail Deliveryの略ですよ。

 

MD?なんで白いの?

 

載せてませんがメーターの写真もあり、5速ODモデルでした。

CD125Tで言うと1987年 CD125TJ以降のものに相当します。

 

参考までに言うと、外観でわかりやすく

・黒タンクでサイドカバーが楕円形 … 全て6V CD125T(77年) CD125TZ(79年)

・メッキタンクな奴 … 全て12V・CDI点火

・メッキタンクでタンクキャップが鍵付き … 以降5速モデル。 CD125TF(1988)だけメッキタンクで4速。

・フォークアンダーカバーとリアサスが黒じゃなくメッキ … CD125TS(1995)、CD125T1(2001)

です。

 

これに照らし合わせると、該当するのは、

・CD125TH-MD

・CD125TN-MD

・CD125TP-MD

のどれかとなります。

ちなみにCD125THは存在しません。なぜでしょうね。

 

 

郵政CD125Tですが、フロントフェンダーがCD125Tと全く違いますね。

何でなんでしょうね。

またどの機種も「運送用」「集配用」に分かれており、運送用はキャリアがクソデカいです。

 

運送用キャリア

 

この子はキャリアの形状的には、集配用ですね。

ちなみにパーツリストの情報では、CD125TH-MDは運送用が存在せず、集配用だけ存在しています。

 

 

ここで疑問。

なんで白いの?

全くわかりません。

 

車体番号の記載がありました。

CD125T-121xxxxの様です。

 

 

CD125T-MDのパーツリストより収集したフレーム番号によると、

CD125T-121xxxxは存在しません。

郵政ではない普通のCD125Tとしては、CD125TJ(88')がCD125T-1200001~1217210となっていますので

該当します。

 

 

なんなんですかね。

・MD風にしたCD125TJ

・郵政ではない企業専用色のCD125TJ

とかですかね。謎は深まります。知ってる人いれば教えてください。

 

130,000円開始で入札10件、落札価格は161,000円でした。

郵政かどうかはわかりませんが、こういう非市販車(かどうかはわからないけど)って欲しいですよね。

滋賀県よりベンリイJA型です。

珍しいですね。はじめて見ました。

 

 

JA型は1954年発売。

前モデル、初代にしてベンリイ・オブ・ベンリイであるベンリイJ型(1953)と並行で発売されました。

これは当時の道交法事情がありました。

 

ファンタスティック…!

 

①~1949:免許が必要、150ccまでで一区切り

47年に二輪免許が誕生、~150ccまでは小型四種。

49年に自動二輪や軽二輪と名称変更、~150ccは軽二輪免許。

 

②1952:原付の登場

軽二輪免許が廃止、代わりに申請制の原付許可が登場。

90cc(4ストロークの場合)までは申請で乗れるようになる。

 

③1954:原付が1種・2種に分割

~50ccは1種、51~125ccが2種。

さらに60年には原付が許可から免許に変更。

65年まで(原付2種の廃止)この状態が続く。

 

ベンリイJ型は90ccです。申請すれば誰でも乗れました。

今では探し回っても見つかりませんけどネ。

 

欠品損傷は多々

 

おそらくですが、誰でも乗れる足として90ccのJ型を用意し、

さらにワンランク上の二輪車として140ccのJAが生まれたのだと思われます。

翌55年には125ccのJB型にモデルチェンジ(以降JC、C90、C92…と125cc)しますが、

これも54年の法改正を受けての変更だと考えられます。

 

電子の海で見た情報ですが、JA型はこの54年法改正の影響を大いに受けてしまい、

500台程度しか生産されていないそうです。

JB、JC56などは月産で2~3,000台とのことで、本当に珍しい子ですね。

 

ハンドルまわりやメーターはごっそり欠品

 

J型に対しJA型では、最高出力が上がり最高速も80km/hまで出るようになり、

それにともない足回りも強化されています。

 

こちらの個体ですが、かなりヤレていますがキックは降りる、

ただハンドルまわりを中心に欠品多々ありとのこと。

レストアするのも一筋縄ではいかないでしょうね。私には全く無理です。

専門店に相談コース待ったなしです。

 

ただ、50年代のJシリーズはやはり憧れがあります。

神社仏閣とはまた違った実用車の美しさですね。

それが希少と聞いたり、高速を走れるとか聞いてしまったらもう欲しくてたまらないすよ……

少しは後先考えられる脳みそ持ってて良かった。

 

 

車体、「ベンリー」なんですね。

5,000円スタートで入札125件、落札価格567,000円です。

だいぶ伸びましたね。

 

これをレストアするのはかなり大変そうですが、

その希少さや歴史的価値を考えると、そしてこれで高速を走る妄想をすると

お金があればそのくらい出しても欲しい一台でしょうね。

 

静岡県からCD125です。Kじゃないよ。Tでもない。

でも、何かがおかしい……。

 

 

CD125という車名のバイク、実は複数あります。Tは関係ないよ。

・CD125 1966年~

・CD125(K) 1969年?~

です。

後者はパーツリストの機種名や車体番号から俗にCD125Kと呼ばれている子で、

CD125K、K3、K4、K5とあります。これは兄弟車のCB125Kも同じです。

K2は資料等で見たことがありません。山の漫画ではよく見ます。

私が知る限りでは、K3が1971年~、K5が1975年~です。他は具体的な年度は不明です。

ちなみに後継車種のCD125Tは、1977年が初代です。

 

やはりベンリィはこのメーターですよ。

というわけで今回はCD125です。

大きな特徴はCD50等でおなじみ、T型プレスバックボーンフレームを採用している事です。

これが最高にえっち度を増しているという訳ですよ。

私もスケベなので、このTボーンが欲しくてたまらんちゅう訳です。

 

で、気づきました。

エンジン、よく見て下さい。セルがありません。

素晴らしい外観

 

これが本来のCD125です。セルがあるでしょ。

 

 

それで気づきました。これはCD125では無いのではないか。

 

CD125Aという機種があります。

これはCD125の廉価版で、当時の価格で2~3万円くらい安い原付でした。

 

CL125やCS125っぽいタンクだけど、同じではないみたい

 

CD125AのCD125から異なる箇所ですが、

先日購入した50年前くらいのバイク誌で丁度CD125Aの分解特集が有り、それによると

「セルが無い」「なので、始動方式がキックのみ(CD125はセル・キック併用)」「フォークカバーではなくフォークブーツ」「メッキ無しタンク」

の4点だそうです。それ以外はエンジンスペック含めて全く同じ。

 

ここで依頼品をもう一度見てみよう(なんでも鑑定団風)

この「CD125」、セルなしでフォークブーツですね。

もしかして、CD125AにCD125タンクをつけたものなのでは???

※ちなみに質問欄での回答によると「セルは外すなどしておらず、スターターボタンもない」「おそらく元々ついて無かった」とのこと。

※【追記】同型兄弟車だと、CS125はセルなし、CL125は'66年はセル・キック併用ですが'68年はキックのみの様です。

もしかしたらCD125もセル有り・無しがあるのかもしれません。残念。

ちなみにロータリーミッションなのはCDだけ。

※【追記】ホンダ様に問い合わせしたところ、「CD125Aの情報は全く無いが、CD125にセル無しのモノは無い」とのことです。

 今回は「セル無しでフォークブーツ履いてちゃんとロータリーミッション(多分)のCD125」なので、

 やっぱりCD125AにCD125タンクですかねえ。だといいなあ。

 

CD125A、非常に興味深いのですが、

60年前の実用車の廉価グレード、情報もモノも全くありません。

下さい。

 

・CD125にセル無しモデルがあるのか。

・CD125、CD125Aで車体番号やフレーム番号の違いがあるのか。

 

この2点がわかればいいのですが。

 

この個体、

長期屋内保管、マフラー片方腐食穴あり、キーシリンダー不具合あり(動作はする)、

プラグホールなめてる、他不明、というものでした。

1円スタートで32,400円まで上がりました。

お買い得だと思います。もっと早く気づいてたら入札するのに。

 

とか言うけど、

ポイント点火車って触ったことがない素人なので扱えるかどうかはあやしいです。。。

 

 

P.S.

最近買った古いバイク誌にCD125Aのチラシありました。

 

H海道から、CD50の初期型です。

みんな大好きメッキタンク仕様は1968~73年頃の型です。

当時はモデルイヤーという概念は無かった様ですが。

 

 

不動とありますがキックは降りる様ですし、

状態も綺麗そうです。

 

 

この初期仕様ですが、

「メッキタンク」「おにぎりメーター」「サイドカバー」「モナカマフラー」の4点が特徴的です。

相場的にこの4点だけバラ売りしても結構いいお値段になるでしょうね。

私もこのメッキタンクほしいんですよ。

 

 

35,000円開始で、入札40件で201,000円でした。

結構な人気ですね。

メッキタンクマンはCD90もあるのですが、こちらはここまで盛り上がっていません。

50の方がいじりやすいんでしょうね。

 

 

お決まりのように質問欄で「xxx円で即決できませんか……ありがとうございます……」

みたいな質問がいっぱい来てます。

なんとなくですが外国の方が書いているように見えます。

20万で落として海外に持ってっても利益出るんでしょうか。

その前に来いよ!俺のところに持ってこいよ!タンクだけでも!!

 

 

埼玉県からベンリイSL90(1969)です。

 

 

SLシリーズはCLシリーズに代わるオフロード・デュアルパーパスモデルとして生まれました。

当時のCLシリーズは「古臭い時代遅れのバイク」(50代後半男性・談)だったらしく、またオフロード性能も高いとは言えなかったため、オフでの走破性をあげたバイクでした。

外観が流麗でとても美しいですよね。

 

素晴らしい美しさ

 

後継とは言えCL90と並行して販売されましたが、CL90は1970年、SL90は1971年のモデルチェンジを最後に途絶え、原付デュアルパーパスとしては125cc系統(CL125→SL125S→XL125)に一本化されました。

その後はXLR125まで長く続くことになります。

フレームは、SLはセミダブルクレードルフレームです。

CL90は1966年の初登場時は、CS90やCD90と同等のプレスバックボーンフレーム(エンジンも横置き)でしたが、のちのモデルチェンジでセミダブルクレードルフレームに代わっています。

 

CL90(前期・後期)

 

写真を見てもわかる様に、

SL90はCLよりオフロード性能を高めた車種でありながら、ノーマルでオンロード用タイヤでした。

不思議な子です。

要するにデュアルパーパス、ダートトラッカー的な立ち位置だったのでしょうね。

 

独特な形状のレッグシールド(泥除け)が個性的、すき

 

さて、このSL90は1969年の初代モデルです。

SL90は翌1970年に早くもフルモデルチェンジし、また少し高級なSL90 DELUXEも出るなどしていました。

 

大きな違い……初代SL90は横型エンジンなんですね~!

初代CD125は125ccツインながらTボーンフレームというのが個人的なツボですが、

セミダブルクレードルフレームで横型エンジンというのもなかなかマニア心をくすぐります。

なお、こちらはモデルチェンジでCB50系縦型エンジンになりました。

 

 

1969年モデルはメーターも原付らしい埋め込み型メーターですよ。

当時はこの逆三角形型メーターが多かったですね。

モデルチェンジで独立型になります。

さらに、DELUXEはタコメーターつきの2連メーターです。

後はフレームの色が違う(Deluxeは黒)だったりしますね。

 

DELUXE

 

初代とモデルチェンジ後の外観の大きな違いですが、マフラーも違います。

上のDeluxeの写真と見比べてほしいのですが、SL90は「コブラマフラー」と呼ばれるエンジンの下を通るような独特なマフラーが愛されています。

が、初期SL90は普通のアップマフラーですね。CL90と共通だと思います。

もちろんコブラマフラーは大好きなのですが、

「じゃない方」というものはどうも私のマニア精神を揺さぶります。

 

普通のマフラー

 

SLシリーズは短命でしたが、うっとりするような美しさで私の憧れです。

いつか欲しい、必ずいつかは……と思う一台です。

これだけ美しいバイク、欲しい人は数知れず、ですよね。

入札無しでしたけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今バイク4台持っているのですが、

いくら原付と言えどもそんなにホイホイ入れ替えたり増やしたり出来ないし、

「こいつは手放せないな~」という子もいるので、なかなか手は出ませんね。

 

だからブログなんかで憂さ晴らししているんですけど。

憂さ晴らしの一貫で、雑誌を買いました。

バイクやパソコンのパーツだと、送料も1000円超えるのでしんどいのですが

レターパックやネコポスで送れるものは気楽で良いですね。

 

 

ライダーズクラブ 昭和63(1988)年10月号です。

もうね、ジャケ買いですよ。

 

特集 鉄と心と ふれあいと

ホンダ ベンリイSL125S/SL175

 

 

世の中には色んなベンリィ、色んな原付があり

どれもこれも好きなのですが、やはりSLは私の中で別格です。

美しいですね。

私のような人間には縁が無さそうですが、守りたい、この美しさ。

 

 

ベンリイSL125SもSL175も、1970年発売です。

SL175にはベンリイのペットネームは付きません。

それぞれベースは異なり、

 

SL125SはCB125S・CD125S・CL125S(海外専売)と同型の、

CB90系単気筒エンジンを積んでいます。

 

SL175はCB125系の2気筒エンジンを拡大したものです。

CB125Tではなく、CB125Kの派生です。

CB125K・CD125Kのマフラーは左右出しですが、SL175は左出しの集合管なんですね。

このクラシカルなオフロードスタイルで左右出しだったら……それはもうときめきが止まらないでしょうが

不整地走るのにそんなものでは困りますからね。

 

175ccなのでもちろん、有料道路も走れます。

このスタイルで高速道路を流す……想像しただけでもそそります。

 

 

SLシリーズは

CLとXL系の間に挟まれた、割りと短命な存在ではありましたが、

1950年代・60年代から進み、豊かで華やかな時代への流れを感じさせるような

独特で流麗なデザインがとても好きです。

 

いつか、ご縁があればいいですね。