静岡県からCD125です。Kじゃないよ。Tでもない。

でも、何かがおかしい……。

 

 

CD125という車名のバイク、実は複数あります。Tは関係ないよ。

・CD125 1966年~

・CD125(K) 1969年?~

です。

後者はパーツリストの機種名や車体番号から俗にCD125Kと呼ばれている子で、

CD125K、K3、K4、K5とあります。これは兄弟車のCB125Kも同じです。

K2は資料等で見たことがありません。山の漫画ではよく見ます。

私が知る限りでは、K3が1971年~、K5が1975年~です。他は具体的な年度は不明です。

ちなみに後継車種のCD125Tは、1977年が初代です。

 

やはりベンリィはこのメーターですよ。

というわけで今回はCD125です。

大きな特徴はCD50等でおなじみ、T型プレスバックボーンフレームを採用している事です。

これが最高にえっち度を増しているという訳ですよ。

私もスケベなので、このTボーンが欲しくてたまらんちゅう訳です。

 

で、気づきました。

エンジン、よく見て下さい。セルがありません。

素晴らしい外観

 

これが本来のCD125です。セルがあるでしょ。

 

 

それで気づきました。これはCD125では無いのではないか。

 

CD125Aという機種があります。

これはCD125の廉価版で、当時の価格で2~3万円くらい安い原付でした。

 

CL125やCS125っぽいタンクだけど、同じではないみたい

 

CD125AのCD125から異なる箇所ですが、

先日購入した50年前くらいのバイク誌で丁度CD125Aの分解特集が有り、それによると

「セルが無い」「なので、始動方式がキックのみ(CD125はセル・キック併用)」「フォークカバーではなくフォークブーツ」「メッキ無しタンク」

の4点だそうです。それ以外はエンジンスペック含めて全く同じ。

 

ここで依頼品をもう一度見てみよう(なんでも鑑定団風)

この「CD125」、セルなしでフォークブーツですね。

もしかして、CD125AにCD125タンクをつけたものなのでは???

※ちなみに質問欄での回答によると「セルは外すなどしておらず、スターターボタンもない」「おそらく元々ついて無かった」とのこと。

※【追記】同型兄弟車だと、CS125はセルなし、CL125は'66年はセル・キック併用ですが'68年はキックのみの様です。

もしかしたらCD125もセル有り・無しがあるのかもしれません。残念。

ちなみにロータリーミッションなのはCDだけ。

※【追記】ホンダ様に問い合わせしたところ、「CD125Aの情報は全く無いが、CD125にセル無しのモノは無い」とのことです。

 今回は「セル無しでフォークブーツ履いてちゃんとロータリーミッション(多分)のCD125」なので、

 やっぱりCD125AにCD125タンクですかねえ。だといいなあ。

 

CD125A、非常に興味深いのですが、

60年前の実用車の廉価グレード、情報もモノも全くありません。

下さい。

 

・CD125にセル無しモデルがあるのか。

・CD125、CD125Aで車体番号やフレーム番号の違いがあるのか。

 

この2点がわかればいいのですが。

 

この個体、

長期屋内保管、マフラー片方腐食穴あり、キーシリンダー不具合あり(動作はする)、

プラグホールなめてる、他不明、というものでした。

1円スタートで32,400円まで上がりました。

お買い得だと思います。もっと早く気づいてたら入札するのに。

 

とか言うけど、

ポイント点火車って触ったことがない素人なので扱えるかどうかはあやしいです。。。

 

 

P.S.

最近買った古いバイク誌にCD125Aのチラシありました。