世界のナベアツが好きだ。三谷幸喜氏が新聞連載で褒めていて興味をもち
R-1ぐらんぷりで一目惚れした。電池を買うとき、maxellとMITSUBISHI
の2種があり、脳内ナベアツが「三菱!」と叫ぶのでMITSUBISHIを購入。

自分もナベアツになりたくなり、考えてみた。

名前に「三」が付く歌舞伎役者のときに「アホ」になり、
「五の倍数」が付く歌舞伎役者のときに「女形」になります。

① 海老蔵

② 獅童

③ 勘三郎(アホになる)

④ 幸四郎

⑤ 染五郎じゃわいなァ(女形になる)

⑥ 三津五郎 じゃわいなァ(アホになり、女形になる)

⑦ 七之助

⑧ 勘太郎

⑨ 玉三郎(アホになる)

⑩ 團十郎じゃわいなァ(女形になる)

ヤァーっ!(両手を広げて)
6月9日に敬愛する三谷幸喜監督の「ザ・マジックアワー」を観ました。
大笑いもしたし、主人公がマジックアワーに巡り逢うシーンではジーンと
きて「明日から頑張ろう」と思いもした。しかし、冒頭からある思い込み
が芽生え、脳裏のいくらかを占めてしまった。以下はその走り書きです。

三谷幸喜さんは、松本幸四郎さんの歌舞伎「勧進帳」の弁慶役1000回
上演達成への祝福を、映画「ザ・マジックアワー」に盛り込んだと思う。

理由は次の2点です。

まず、佐藤浩市さん扮する役者が、映画撮影と騙されながら演じる役柄が
「伝説の殺し屋・デラ富樫」であること。富樫といえば、勧進帳で弁慶と
対決する役どころ。そしてデラ富樫が対峙するのは、西田敏行さん演じる
ギャング団のボス、手塩幸之助。幸四郎さんの「幸」の字を役名に入れて
おり、歌舞伎役者っぽく「~之助」となっている。物語の面でも、映画で
は「ありもしない映画撮影」で役者を騙して富樫を演じさせ、勧進帳では
「何も書いてない白紙の勧進帳を読んで」富樫を騙す趣向となっている。

もう一つは、手塩幸之助が、妻夫木聡さん扮する手下に、愛人を寝取った
罪の代償にデラ富樫を探す命令を下し、その後の時間経過を示す日めくり
カレンダーを「October 16」から始めていること。愛人との浮気
がバレて手下をリンチにする物語の開幕が「October 15」即ち、
「10月15日」であることを表しており、10月15日といえば今秋のその日は
松本幸四郎さんが「勧進帳」の弁慶1000回上演を達成する公演日だ。
http://www.kabuki-bito.jp/news/2008/06/__photo_87.html

「ザ・マジックアワー」の魔法に手塩にかけられてしまった2時間16分☆
親友と「ロックの日にロックを語る」と飲めど叱りまくられしょんぼり…

後日、他所に書き込んだコメントから反応があったので、ここでも紹介☆
http://fake.rocket3.net/mitani/
ネタバレBBSから入り「ザ・マジックアワー」ネタバレ解禁掲示板を、
ごゆるりとご覧ください。名古屋的演出を紹介しておりますでかんわ~☆

カラクリとまで言えないと思うし、ただの偶然や思い込みかもしれない。
ただ「富樫」という役名から、勧進帳が関することは想像できるのです。

以前、三谷幸喜さんは松本幸四郎さん主演のドラマ「王様のレストラン」
で、源義経伝説を元に役名を設定したことを記事などで発言しています。

僕が見た日めくりカレンダーのくだりは、確かOctober16でした。
ここがキモなので、もしこれから観られる方がいたら、ご覧ください~☆


公演会場のロビーに立つ夫人に目は行けども、話しかけるとは素敵です。
猿之助さんと藤間紫さんの恋物語を取材した週刊文春の記事も素敵です。
名古屋のホテルのバーで猿之助さんが恋心を語ったとあるので、名古屋人
としてとても嬉しく思っています。いま読んでも涙がじわっと流れます。

千穐楽の趣向として、カーテンコールで先刻までタケヒコだった右近丈が
カーテンコールでヤマトタケルの扮装で現れ、段治郎タケルと固く握手を
交わすという場面があり、とても感動しました。

猿之助さんが現れた後で、タケル二人が師にかしづき、握手を賜るという
場面もウルッときまして、「まるで月影千草先生が北島マヤと姫川亜弓に
紅天女を託すシーンだ」と思いました。

閉幕後に澤瀉屋の女性番頭さんに「右近さんがタケルの格好で出られたの
は、今日だけですよね」と尋ねたら、「はい、千穐楽ですから」との事。
そばに立たれていた右近夫人と目が合い、ニッコリと微笑んでくださり、
その事も嬉しかった。右近さんは素敵な伴侶と巡り会ったのでしょう~☆

この記事で上方のマイミク様と出逢ったのも、良き思い出です!
泣いた…とめどなく泣いた…久しぶりです、嬉し涙の水圧に浴するのは。
中日劇場スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」公演千秋楽の終焉のことです。
カーテンコールで、頭領の市川猿之助丈が元気な姿を見せてくれました。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2008062802000063.html

嬉し涙の前兆は、ありました。中日新聞夕刊で作者の梅原猛先生が連載で
「世阿弥研究の旨を市川猿之助氏に伝えたら、スーパー歌舞伎として書い
て欲しいと頼まれた。今年中に書き上げて猿之助氏に見せたいと思う」と
綴られており、僕は胸が熱くなって、涙がにじみ出てきた。嬉しかった。

「ヤマトタケル」は、市川猿之助丈と梅原猛先生の、ロマンスだと思う。
猛烈な個性と気概を持ったふたつの魂が、手を取り合って生まれた奇跡。
その燃焼に一門の弟子たちが飛び込み、今では炎を観客に手渡している。

スーパー歌舞伎は「ヤマトタケル」に始まり、近作の「新・三国志Ⅲ」が
9作目に当たります。「世阿弥(ゼアミ)」が誕生すると10作目が加わって
「スーパー歌舞伎十種」が残ることになり、猿之助丈の夢がひとつ叶う。

ひとつの夢が現実味を帯びてきて、味わう観客のひとりに、僕も居る…。
終幕後に劇場2階席から緞帳を眺めると、ふと思い当たることがある…☆
夜勤前に時間があった故、日頃の疲れを癒しに温泉に浸かりにお出かけ。
お気にの大衆演劇も一緒に楽しみに東海健康センターにハッキリ決めた!
http://www.kenko-1126.com/ ~♪ メアドは いい風呂 ♪~

桂小枝師匠とは違う意味のパラダイスが其処に在り、生まれたままの姿で
出勤までアフタヌーン・イン・ザ・ホットスプリングでございました~☆
ライオンの像が吐き出す中国漢方薬湯が、効きまくった様な気がします。
浸かるだけで鼻にツーンときて、むせる位の強烈さに、身体の自然治癒力
が高まったような気がして、忍び寄る夏に向けて身も心も沸く湧くです☆

露天風呂は、眼下に広々な荒池を望み風情たっぷりで、手拭を頭に乗せて
「ババン場」しながら、これで熱燗なぞ浮かべたら夜勤はどこへやらか…
何はともあれ、そこに集う殿方のくつろぎぶりが爽快なのです。いい感じ
にすがれた裸体を陽光にさらし、世の喧騒をよそに寝そべりおしゃべり!
凄まじい仕事人生に区切をつけての、男の休息なのかと感じ入りました。

食堂ホールに居を移すと、うって変わり姐さん方のパラダイスが其処に!
九州より来名の大衆演劇一座、東雲劇団の夢と感動の舞台におネツです。
舞踊では妖艶な女形の東雲長次郎が、芝居では口の周りを黒く塗ったアホ
の体で、人情喜劇を熱演。最後はホロリと泣けてくる単純明快な芝居に、
拍手喝采の嵐が巻き起こる場内。飲んで食べて観劇して沸きに沸く皆様。

送迎バスでパラダイスを後にして、何くわぬ顔で夜勤に突入しました~☆