2024/06/21 もう一人の妻 | 今年還暦、スゴい須永の今日から美婆トレ

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人生120歳の時代、どこまで豊かに美しく生きていけるか、日々感じ、学んだことをお伝えすることでシェアし、ともに幸せな道を進みたいと思います。

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2024/06/21

💠もう一人の妻💠

感謝しています❣️

今日もご訪問ありがとうございます❣️

二十代のある夏、旅行の帰り、幼なじみB子さんの家に急きょ泊めてもらうことになって訪ねて行った。

やっと首のすわったくらいの長男と二歳の長女と彼らの母親、つまり私の幼なじみと4人で夕飯を食べた。

サラリーマンの夫は帰宅が遅くなるとのことで、私たちは先に休んだ。

夏の朝は早い。

明け染める頃、彼女のダンナが帰宅したようだった。

いくらか床に休んだものの、その日もダンナは出勤。朝の支度の音がする。

私は目は覚めていたけど、幼い兄弟といっしょに隣の部屋で寝ていた。

幼なじみは、昨夜のダンナの行動の真実についてアレやコレや質問していた。

彼女は、隣室の私に気兼ねする思いもあるのか、声は低いが見苦しくない程度に、それでも、昨夜のダンナについて知りたい気持ちを隠せず、根掘り葉掘り、聞いていた。

どこに行ってたの?
誰といっしょだったの?
何ていうお店?
どーやって帰ってきたの
なんだかんだ、なんだかんだ。

面倒くさそうにモゴモゴとダンナが返事をしているが、彼女を納得させられないらしく、彼女は何度も同じような質問を繰り返していた。

結局彼女の満足するような答えは何一つ返ってこないまま、ダンナは出勤して行った、と思う。

ダンナが出て行って、しばらくして、私たちは何事もなかったように朝ごはんを食べた。

幼な子が二人もいれば、話題は二人に集中し、ダンナの話が出るはずもなく、昼になる前に私はおいとました。

彼女のことを『いつ会ってもきれいな人だよねー』という女性を2人知っている。

私もそう思って見ていた。

でもそれは、ミスコンに出れば?と言われるような美しさともちょっとちがって、目が大きいとか、鼻が高いとか、パーツの問題でもなく、生き方の美しさが顔に現れている、そんな感じを受けていた。

当の彼女は自分を美しいとぜんぜん思ってなかった。
テニスをしていたので、日に焼けて色は浅黒く、地味といえば地味とも言える。チャラチャラした感じは無い。

そんな彼女は、自分のダンナが万人向きの美人に弱いことも、かわいい女の子にはすぐに鼻の下をなが〜くしたりしてしまうことも承知している。

それは若い男ならフツーかもしれないが、やはり結婚してニ、三年の彼女には懸念材料でしかなかったのだろう。

私とあともう二人の女がどれほど彼女に『きれいだよねー、いつも』と言っても、彼女の懸念、不安を取り除くほどのものにはならなかった。

華やかな都会で暮らしていれば、麗しいお姉さんもいればかわい子ちゃんもたくさんいて、田舎者の我がダンナがいつ、その麗しきワナとも呼べそうなモノに引っかかりはしないか、戦々恐々として暮らしていた気がする。

彼女の里帰りは、いつも慌しかった。

早ければ一泊二日、二泊以上はしたことがない。

一方に、里帰りといえば三ヶ月がフツーという同僚のお嬢さんがいた。

その三ヶ月と言う時間を聞いた時、とっさに浮かんだのが自らの美貌への自信、だった。

自分の美貌への絶大な自信が三ヶ月という長逗留の里帰りをさせるのだろう。
私のように美しい妻を持ちながら浮気なんてするはずない、できっこない、そういう自信。

かたや一晩でも目を離したらうちのダンナどーなっちゃうのー?世の中きれーなおねーさんばっかりだし。そう思って夜も眠れぬような私の幼なじみもいる。

自分程度の顔ではダンナの浮気の防波堤になど到底なるはずない、なれっこない、そういう自信の無さ、それが居心地のよいはずの里帰りを二泊するかどうかでさえも彼女を真剣に悩ませた気がする。

ま、一度の結婚もせず、夫婦という人間関係もパスして暮らしている私が通信するものではないのかもしれない。

でもね、やっぱ三ヶ月の里帰りって、ちょいと異常なんではないのかな。
自信があると、なんでもやってしまえるんですね、きっと。
         
ありがとうございました❣️

今日の美婆トレ❤️自信にも種類あります

今日もワクワク絶好調❣️

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