弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
労働事件の裁判で、神戸で裁判をしているけれども、被告の弁護士さんが東京というのがあります。
裁判所の判断で弁論準備手続が「電話会議」になりました。
電話会議は、当事者の一方は裁判所に出席するけれども、もう一方は自分の事務所にいたまま電話をつかって弁論の準備をする方法です。
遠方の弁護士さんが裁判所にやってくるとなると、日程調整が難しくなるから、電話会議は便利です。
「しかし、労働事件などでは、世間に訴えたいことが多いので、公開の法廷で弁論を行ってもらいたい。」
そのように裁判所には主張したのですが、日程調整の都合を優先するということで、電話会議になりました。
電話会議は、お互い、相手の顔が見えないので、裁判のやりとりをした気にならない。消化不良です。
善し悪しです。
いま、政府・裁判所は、IT裁判構想を進めています。
電話会議よりメリットが多くなりそうです。
他方で、電話会議のデメリットは解消しないと思います。
IT裁判構想は、行方を見守っています。
電話会議よりメリットが多くなりそうです。
他方で、電話会議のデメリットは解消しないと思います。
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