AIが個人情報を盗み見 | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。

佐賀県の唐津くんちは、有名です。
少し前、お手入れしている写真を撮ってきました。
ケース内に飾ってあるだけでも勇壮です。
 
さて、AI(人工知能)の3回目です(不定期)。
 
AIがブームになったのは、ビッグデータの活用とあわせて、ビジネスに応用できるからでした。
 
商品の販売傾向を分析して生産管理するとかは昔から行っていました。
今では、個々人の嗜好を分析して、消費者の一人一人にマッチした商品を提案・提供することも可能になっています。
ポイントカードなどは、個人情報を収集する手っ取り早い方法です。
 
たとえば、弁護士は書籍をたくさん買います。
本屋さんで、ポイントカードを作成して会員登録すると、どうなるか?
これまで購入した書籍をもとに、その人の買いたい本・読みたい本を予想して、メールが届きます「こんな本が出版されたので、どうぞ、当社のwebサイトからご購入下さい」というかんじです。
 
今のは、ある書店での実例です。
AIが個人の趣味嗜好を分析して、自動でメールを送ってくるのです。
企業サイド(ここでは書店)からすれば、効率的な営業活動です。
 
消費者からみるとどうでしょうか?
 
便利です。本屋に行かなくても、欲しい(と思う)本を勝手に選んでお知らせしてくれるわけですから。特に本屋さんは全国的に減少しているので、便利です。
 
しかし、自分が読んでいる本がデータ化されるのは、心の中をのぞき見られているようで気持ち悪いと思う人もいるでしょう。
また、紹介されない本に接する機会(本屋へ行くなど)が失われることもあります。
 
このように、個人情報・プライバシーの保護について、AIを活用するという議論のなかでどれくらい問題となっているのか、心配です。
 
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