AIは弁護士を駆逐する | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
 
AI(人工知能)の2回目です(不定期)。
 
進化するAIは、棋士を負かし、自動車を運転するなど、どんどん活躍の場が広がっています。
スターウォーズのように将来はロボット兵による戦争・殺人だって考えられないわけではありません。実際アメリカなどは無人爆撃機を使っていますから、AIが戦争の主役になるのも近い将来のことかもしれません(悪夢ですが)。
 
では、AIが発達したら弁護士の仕事はなくなるのでしょうか?
 
野村総研が、AIによって職業が代替されるか推計をしています(「誰が日本の労働を支えるのか?」)。
予想どおり、事務系の仕事はAIにとってかわられる可能性が高いという結果でした。
 
専門職でも、
公認会計士   85.9%
税理士     92.5%
社会保険労務士 79.7%
というように、AIが仕事を取って代わる可能性が高い、となっていました。
 
ところが、
弁護士は、    1.4%
意外に低い。
 
では、AIが進化しても、弁護士の仕事をとられることはないのでしょうか?
私は、AIが進化すれば弁護士の仕事はもっと大幅に減少すると予測しています。
弁護士の仕事の中には、定型的な書類作成がけっこうあります。
そして、その定型的な作業が苦手な弁護士が実は多い。
パソコンやメールさえ、まだきちんと使えない(覚えようとしない)弁護士も多いのです。そういうところでは、弁護士事務所の事務員が弁護士の指示で代行しています。
 
弁護士は、実は、思った以上に仕事の効率が悪い。
だからこそ、AIによって一気に弁護士やその事務員の仕事が減る可能性が高い。