AIと弁護士はどうやって関わるか? | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
 
学問の神様・菅原道真をまつっている太宰府天満宮です。
頭脳とは何か?
AI(人工知能)ブームです。
将棋・囲碁の対局から自動運転ロボットなど話題は満載です。
弁護士業界もこのAIをめぐって大騒ぎです。AIをめぐる法律問題を1つのビジネスモデルにして、弁護士の得意分野を切り開こうという人たちもいます。
AIに弁護士が関わることはいいことだと思います。
 
ただし、私は、AIをめぐる法律問題にはもう少し冷めた見方をしています。
 
理由の1つは、AI(人工知能)という言葉は、昔から繰り返し登場しては廃れていったからです。鉄腕アトムはともかく、トロンなどの言葉をどれくらいの人たちが知っているのでしょうか? 私自身は、30年以上前の黎明期からコンピュータ好きで人工知能の問題の盛り上がりや盛り下がりの動向をみてきたので、今回も、またか!という気がしています。
要するにAI自体が単なるブームに終わる可能性もあるということです。
 
理由の2つは、AIについて弁護士が関わる場面について整理が不十分だからです。
 
AIと弁護士との関係は、大別して、
(1)弁護士の仕事そのものにAIを使えるか?
(2)AIによって生じる法律問題をどうやって解決するか?
というように分けられると思います。
弁護士は、そこをきちっと整理して何をすべきか考える必要がある。
 
理由の3つは、AIやビッグデータの活用などビジネスチャンスの話ばかりが先行していて、個人情報・プライバシーの保護が付け足していどになっている風潮への疑問です。
 
AIにはいろいろ問題が含まれています。
だから、弁護士の立ち位置を明確にしてAIと関わることが必要です。
そうでなければ、AIという言葉に、流され踊らされてしまうだけです。
 
私がいま一番興味があるのは、AIを自分の仕事に使っていくことです(パソコン好きなので)。