家族手分けして手作り
和食文化を守ろう!!
2013年12月5日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)による和食の無形文化遺産登録を決定しました。
若い世代の和食離れ、伝統の食文化が親から子へ子から孫へと受け継がれているかどうかなどに不安を感じる私としては、素直に喜んでいいものかとも思っています。
地方色豊かで家庭によって特色のある「おせち料理」・・・これぞまさしく和食文化の象徴です。
親父亭では嫁いだ2人の娘の家族も含めて大人7人に子供が3人がそろって博多風の年越しをします。娘婿は関東の人間ながら、近年はこのスタイルがすっかりなじんできたようです。
博多風で欠かせないものは出世魚のブリ。
大晦日はブリの刺身とブリ大根が定番で、これでお酒を飲みながら紅白歌合戦を楽しみます。
ブリは1本を仕入れて、半身を刺身にします。食べる直前に皮をはいで刺身に引くと味が落ちません。(柵で売っているものは皮がついていないので、味が落ちやすいのです)
親父亭ではアラを使ってブリ大根を炊きます。
身をきれいに洗った後、熱湯を注いで霜降りにしてから煮ます。
大根は米の研ぎ汁もしくは糠を入れて下茹でしてブリを煮た後の煮汁でじっくりとにていきます。
当ブログでかつて紹介していますので参考にしてください。
http://ameblo.jp/bendream/entry-11075674513.html
↑ 大晦日の食卓風景です。
孫たちのために年越しそばは21時頃に作ります。
出汁はカツオと昆布と煮干しをブレンド。そこに鶏肉を入れて煮ると味がぐんと深くなります。ネギと竹輪とかまぼこ(なると)を加えてできあがりです。
さて、おせち料理を紹介しましょう。
雑煮は具だくさんの博多風です。ダシはアゴだしを中心にかつおや昆布やシイタケなどもブレンドしています。
お餅、鶏肉、ブリ、里芋、タケノコ、ニンジン、ゴボウ、レンコン、ダイコン、小松菜、シイタケ、かまぼこが入ります。
だし汁に鶏肉とブリを先に入れ、さらに下茹でした野菜類と戻した干しシイタケを加えて煮ます。
焼いたお餅をお椀に入れ、すべての具材が入るようにしてお出汁を加えてよそっていきます。
次に博多で欠かせないものは「がめ煮」です。俗にいう筑前煮です。
これも多くの食材を下茹でして、じっくりと時間をかけて煮ます。一昼夜置いた方が美味しくなるので、これは30日の夜もしくは大晦日の朝から時間をかけて煮ます。

↑ 大晦日用のがめ煮(左)と元旦のがめ煮(右)
その他は定番のものがお重に並びます。
エビ、数の子、かまぼこ、栗きんとん、黒豆、鶏ハム、高野豆腐、昆布巻き、伊達巻、カブの酢漬け、田作、松前漬などが並んでいます。今年はポテトサラダも加えました。
高野豆腐は家内、黒豆と鶏ハムは長女、伊達巻と栗きんとんは次女と手分けして作っています。三女はもっぱら味見役です。
忙しい思いはしますが、作る過程も楽しんでいます。
ユネスコの無形文化遺産になった和食・・・おせち料理を手作りすることは我が家で綿々と受け継がれていくことを願ってやみません。
↑ 親父亭の定番は田作(左)とレンコンの昆布巻き(右)です。
ブリの半身とカマの部分は塩焼きとしておせちに加わります。これが上手いのなんのって・・・脂がのっているので照り焼きよりも塩焼きがおススメです。