まさに食のワンダーランド・・・卵かけご飯
日本の朝食・定番中の定番
現・落語協会会長は柳家小三治。74歳となった今も、高座での人気は当代一で、滑稽話を得意とします。「マクラの小三治」という異名を持ち、本題に入るまでたっぷりと語って、しかもそれが面白いことでも有名です。
かつて福岡の明治生命ホールで行われていた「小三治独演会」によく行っていましたが、マクラだけで30分ということもありました。
マクラの部分だけが「ま・く・ら」「もひとつ、ま・く・ら」という本になって出版されているくらいです。
いずれも面白いので一読をお薦めしますが、その「ま・く・ら」という本の中に、子供の頃、1個の卵で何人分もの卵かけご飯を作って食べたという話が出てきます。
小三治師匠は昭和14年生まれですから戦中戦後のことだと思います。
少し切ない話も、あの飄々とした語り口を聴くと、なぜか和やかになってしまうところが素晴らしい。
私も子供の頃、よく卵かけご飯をかっくらって「行ってきまーす」とランドセルを背負って駆け出していたことを思い出します。
旅先のホテルや旅館の朝食に、必ずといっていいほどよく出される生卵。多くの人が卵かけご飯にして食べているのを見かけます。日本人に愛されている証拠です。
炊きたての白いおまんまと卵とお醤油だけなのに、なぜか懐かしくて、今も食べたくなります。
その卵かけご飯が静かなブームだといわれます。
随分前から専用醤油が売り出されていたことは知っていましたが、岡山県美咲町には卵かけご飯の専門店があって、お米と卵とお醤油をセットにしたお取り寄せもできるそうです。
http://www.town.misaki.okayama.jp/kankou/tamago/index.htm
ネットで調べると、普通にお醤油をかけるだけでなく、いろんな卵かけご飯の食べ方があることに驚かされます。
日頃、梅干や納豆、お漬物、海苔、辛子明太子、ちりめんじゃこなどはよくのっけて食べますが、そんな物じゃなくてうんと奇抜な食べ方が紹介されています。
ウスターソースやマヨネーズ、味噌やコチジャン、バターやブルーチーズ、レタスにトマトにアボカド、ポテトチップス、ベビースターラーメン・・・それはそれは限りなくありました。
まさにワンダーランドの卵かけご飯です。そこで、親父亭風卵かけご飯醤油の作り方を紹介します。
<材料>
醤油 100cc、白だし 大さじ1、昆布(3cm×3cm)1枚、みりん 大さじ1.5
これが親父亭の卵かけご飯専用醤油です
<作り方>
醤油に昆布を入れて5時間程おいておく。
みりんは小皿に入れて電子レンジに10~20秒かけて煮きっておく。
昆布を取り出した醤油に、煮きったみりんと白だしを加えて混ぜて出来上がりです。
※白だしがない場合は、薄口醤油(大さじ1)かつおだし(大さじ2)で代用できます。
※醤油の産地やメーカーで味が変わりますので、お好みによって甘辛調整してください。
それを、温かいご飯に卵を割り入れて、お好きなように混ぜて食べるだけ。
<食べ方>
私の場合、ご飯の真ん中に穴を開けるようにし、そこに卵を割り入れて、箸で半分に割った黄身の真ん中にそのお醤油をたらします。
そして、大葉を刻んだものを薬味として加えていただきます。うまい!!
ところで、卵を取り扱うメーカーのホームページには「卵かけご飯を安心して召し上がっていただくために」と題して、次のようなことが書かれていました。
気温の高くなるこれからの季節は、食中毒を引き起こす細菌が繁殖しやすくなります。たまごかけご飯を美味しく安心して召し上がっていただく為に、以下のポイントに気をつけてください。
・卵の保管は10℃以下が目安です。持ち帰った卵は、すぐに冷蔵庫に入れましょう。
・生卵を食べるときは、賞味期限以内にお召し上がり下さい。
・卵かけご飯、すき焼き、納豆など、卵を生で食べる場合には、破卵(殻が割れている卵)やひび割れ卵(殻にひびがある卵)は使用せず、食べる直前に殻を割るようにしましょう。
・栄養価の高い卵は、暖かいご飯の上では細菌が増殖しやすくなりますので、すぐに食べましょう。
たしかに、そのとおりですね。