男の料理レシピ「助六」(いなり寿司&巻寿司)
運動会、遠足・・・遠い日の母の味
子供の頃、ハレの日(お祭りや誕生日など)というと、母はいつもちらし寿司を作っていました。
そして運動会や遠足などのお弁当というと、必ずいなり寿司や巻寿司を作ってくれました。
これらは私にとって今でも忘れられない、おふくろの味です。
春到来・・・花見にピクニックなど、お弁当に入れたい「いなり寿司」と「巻寿司」を作りましょう。
ちなみに、いなり寿司と巻寿司の組み合わせを「助六」といいますが、なぜだかわかりますか?
歌舞伎の「助六所縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」からきています。
助六と恋仲になる吉原・三浦屋の傾城(遊女)の名前が揚巻(あげまき)といいます。いなり寿司はお揚げを使いますので、その「揚げ」と巻寿司の「巻」から、この組み合わせを「助六」といいます。なかなか粋な名前だと思いませんか。
いなり寿司10個、巻寿司2本を作ります。
3段階(①いなり寿司の皮 ②巻き寿司の具 ③酢飯)に分けて、解説します。
①いなり寿司の皮
<材料>
油揚げ(大) 5枚、水 1カップ、砂糖・醤油 各大さじ3、みりん・酒 各大さじ1
<作り方>
油揚げは湯通しして、麺棒のようなもので簡単にローリングしておく。
正方形に切って、袋状になるようにします。
鍋に調味料を合わせたものと油揚げを入れ、落し蓋をして弱火で汁気がなくなるまでゆっくり煮る。
これは記載した倍量で調理しています。
②巻寿司の具
<材料と作り方>
卵焼き・・・玉子2個、砂糖 小さじ1、塩 一つまみ、白だし(薄口醤油でも可) 小さじ1・・・厚焼きにし、冷めてから細長く切る。
三つ葉のおひたし・・・三つ葉を適量塩茹でして、固く絞っておく。
椎茸煮・・・戻した椎茸を薄く切って、戻し汁に砂糖、醤油、酒、みりんを入れて水気がなくなるまで煮る
干ぴょう煮・・・適量の干ぴょうを5分ほど水につけておき、一度塩でもんで水で洗い流し、たっぷりの水で煮る。
柔らかくなったら砂糖、醤油、酒で味付けをする。
(左)卵は半熟にならないように、しっかり焼く。 (右)これが巻寿司の材料です。
③酢飯
<材料>
ご飯・・・米4合、昆布10cm×10cm 1枚、水700cc
合わせ酢・・・米酢 大さじ9、砂糖 大さじ6、塩 大さじ1
<作り方>
洗米をして水を入れ、上から昆布を入れ30分おき、炊飯器でご飯を炊きます。合わせ酢をかけますので、普通よりも少し固めに炊きます。
ご飯を炊いている間に、合わせ酢を作ります。材料を混ぜたら、電子レンジ「強」で1分加熱して、もう一度よく混ぜておきます。
ご飯が炊きあがったら、スピードが命です。
上にある昆布を取ったら、寿司桶(なかったらなるべく大きなボウルや容器)に移します。
それに合わせ酢を均等にかけ、しゃもじで切るようにして混ぜ込んでいきます。
この時点では、まだ団扇であおぎません。炊きあがって3分以内に合わせ酢を混ぜます。
※いなり寿司だけの時は、この段階で刻み生姜やいりゴマなどを入れることがありますが、今回は巻寿司も作りますので、入れません。
炊きあがってここまで、3分でやりましょう。
しばらく団扇で軽くあおぎ、酢飯が冷めてから、いなり寿司、巻寿司にします。

