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『ハーブ』

とは香る葉っぱと言うことでいいのでしょうか????


自家製パセリ ”もどき” を作っている。

芽が出た時に摘み取った葉を乾燥させた緑色の粉は全てパセリのようだった。

私にとって、その程度の感覚である。


有機人参を貰ったとき、葉の付け根の辺りを切って土の所に置いておくと新葉が出る。

それを摘み取って乾燥させるとパラパラと粉になる。


酵母に魅せられたパン屋-香ればパセリ


大根も間引きしたものを乾燥させて指でほぐしたり包丁で刻んで細かくすると、まるでパセリなのです。

ただ、ソレゾレの香りと味がします。

人参などは摘み取ると、また葉が出るので何度か取れるのです。


焼きあがったピザにかけたりポテトサラダに混ぜて使います。


改めて、乾燥すると言うことは水分を飛ばすだけなんだなと実感する。

乾くと枯れるのは別だってことも実感する。



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朝が遅い。

6時半頃の外の気配は曇りなのだろうかと温かい布団の中で想像する。

5時過ぎ、6時半と目が開き明るい陽光で布団から脱出する。

7時半である。

女性陣はもう起きている。

男性陣はまだ寝ている。


湯涌くの畑に小麦を播く日である。

長男に

『行くぞ!』

と言う。

『今何時?』

『7時半』

『まだぁ、そんなに早くに』

『昼までに来る予定やから』


8時半前に家を出る。

思ったより暖かかった。

車の中で息子はゲームをしている。

ポツリポツリと会話をする。

やはり男同士はこんなもんだとつくづく思う。


オレンジ色の牛丼屋で腹ごしらえをする。

息子は大盛、私は並だ。

食べ終えると息子は元気が出てきたようだ。


車を走らせる。

そこから20分程度で畑に着いた。

湯涌の鉄人Wさん宅に顔を出してから畑へ向かう。

車を止めた所から直線で100m位の所に畑がある。


思っていたより雑草が生えていたので少し抜くことにする。

鎌を持って来なかったので、手でむしり取る。

朝露で手にはめた軍手はスグにグショ濡れになる。

『冷テェ!』

と息子が言う。

クワを息子に渡して土を起こしながら雑草を取ってもらうことにする。


酵母に魅せられたパン屋-湯涌の畑3


意外にも何も文句を言わずやってくれる。

『一服しながらすればいいぞ』

と声を掛ける。

Wさんが応援に来てくれた。

私とWさんで一度土を起こした。


酵母に魅せられたパン屋-湯涌の畑1


次に息子と3人で足で交互に踏み込んで1本の線を作る。

そこにパラパラと小麦を播いて土を被せる。


Wさんが

『息子さんもこんなこと好きそうやね』

と言う。

『いやぁ、実はアルバイトで少し手間賃を払う約束で。そうでもせんと来てくれんし、ハハハハッ(笑)』

『みんなそうや、俺の知っとる人もマラソン大会に出る時、家族が応援に来てくれるって言ってくれたらしい。』

『じゃあ時給500円でいいわ、と言われたんやと』

共感と想い出には、お金が多少は要るということなのだろうか。


酵母に魅せられたパン屋-湯涌の畑2


とりあえず一区切りが付いた。

土はかなり柔らかくなっているが元気があるのかは解らない。

脇に植えた大根も全く成長していない。

冬の寒さにも小麦は負けない強い植物なのだが果たしてどうなるだろうか。


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話は変るのだが

『焼きたて』

の概念とはなんだろうか?

近頃

『価格』

と共に難しいと思っている。

『温かい、熱い』

という状態が焼きたてなのだろうか?

そうでなくても、焼けて間もない物や、その柔らかさや食感が楽しめる味わえる物もそうではないのだろうか。

お客さんにとって焼きたては重要な価値観だと思うが、それがパンの全てにされてしまうとやり切れない。

『焼きたて』

から想うイメージなどを訊かせて戴きたいと思っている。




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午後電話が鳴った。

『寺中町のNです』

エッ?

誰だっただろうか・・・・。

『お店行ったらお休みで・・・・』

私の叔母の同級生の方が近くに住んでいて、その方から私の家の電話番号を聞いたようだ。


強い気持ちが感じられた。

前回作った小麦酵母の練り込み冬イチゴカンパーニュがとても好評だったので、もう一度作って欲しいとのことだった。

出来れば店で販売している人参ブレッドのようにしてもらいたいという旨である。

息子さんの所へ送ってあげたいようだ。

心のこもった素材や気持をパンにすることで喜んでもらえれば、とても良いことだし私の店やパンが人の心の片隅にでも何らかのカタチで残ってもらえれば少しは人の役に立ったことになるのではないだろうか。


Nさんの家へ冬イチゴを取りに行く。

通常のゴミ袋に1袋あった。

チョと驚いた。

勿論、葉や茎も付いていての状態だが、かなりの量だし採るのもさぞかし大変だったのではなかろうか。


翌日パン作りの合い間にちまちまと実を取った。

半日経った。

正味500gあった。

これだけあると圧巻で赤いキャビアのようにも見える。

さて、どうしようか・・・・。


Nさんの分は150gでいいし残りは何にすればよいのか?

200gは酵母パンに練り込むことにする。

そして残りの150gはジャムにした。

砂糖の量は50%として75g入れて中火以下でコトコト煮詰めた。

ジャム作りのポイントは少し黒ずむくらいまで煮詰めることと、あまりグツグツするほど熱くしないように熱することではないかと素人ながら感じている。


酵母に魅せられたパン屋-冬イチゴジャム1


出来上がったジャムをデニッシュに付けて食べた。

相当、美味である。

着色をしていない自然の強烈な赤であり、甘味と酸味のバランスは最高でブツブツ感もいい。

今まで作ったジャムの中で№1間違いなし。


酵母に魅せられたパン屋-冬イチゴジャム2


食べながらフッと思ったのだがジャムを温めて食べるのもいい。

チーズフォンデュではなくてジャムフォンデュもかなりイイ線だと思う。


Nさん夫婦が、お揃いでパンを取りに来られた。

『無理言ってゴメンね』

と。

出来ることを精一杯やること。

新しいことに挑戦することが自分の土台を強くしてくれる。

ひとつのヒントを得ることが出来た。

冬イチゴのお蔭で・・・・。




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